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「ふたば系ゆっくりいじめ 640 れいむ、俺の為に赤ちゃん産んでくれ 前」からの続きです ========== れいむ、5回目の妊娠 「おっ、順調に育ってるね~、みんなゆっくり早く生まれてきてね!」 仕事から帰ってくると、れいむの額から伸びた茎に、そこに生えた七つの実ゆっくりに話しかける。 まだ髪や飾りが生えてきていない状態なので、種族はわからない。 判別つくようになるのは、明日の日中だろう。 れいむは、今回から妊娠方法を数を産める植物型に切り替えていた。 意識的にか、無意識にかはわからないが、いい判断と言えよう。 ゆっくりの交配において、産まれてくる子供の種族は必ず両親いずれかと同じ種族になる。 記憶などは祖父母以前の代まで遡って継承する事もあるが、種族を決定する遺伝餡までは隔世で発現しない。 え? チェンジリング? 何それおいしいの? まあ、ポンデちゃんのお友達? 上がって待っててね。すぐ帰ってくると思うから。 スタンダードなれいむとまりさの組み合わせで交配を行った場合、それぞれの種族の子供が生まれる確率は、ほぼ五分五分。 片親が他の基本種や希少種だった場合、その確立は変わってくるが、まあその話はどうでもいいだろう。 という訳で、まり×れいで交配を行った場合であれば、7匹全部がれいむ種になる確率は(1/2)^7=1/128。 ご都合主義に支配された世界でも無い限り、そうそう起こる出来事ではない。 しかし、コトはかわいい赤ゆちゃん達の命に関わる。 微力ながら、赤まりさが生まれる確率を上げる手助けをしようではないか。 ……… 「フンフフフ~ン♪ おお、このまりさちゃんかわいいねぇ!」 「ゆ…おにいさん…なにしてるの…?」 水槽の横で雑誌を切り抜いている俺に、れいむが不思議そうに聞いてくる。 「んー? これはね~…お! この子もか~わいいなぁ~!」 チョキチョキ 切り抜いてるのは、ゆっくり愛好家向けの雑誌。 読者によるゆっくり写真投稿ページから、とびきりかわいい子ゆっくり・赤ゆっくりの写真を選り抜いているのだ。 選んだのは、全てまりさ種。 「お兄さん、れいむがまりさちゃんを産めるようにお手伝いしようと思ってね!」 写真を水槽の外側、中のゆっくりから見える向きにセロテープで貼り付けながら、れいむに答える。 フカフカクッションの上で姉妹ですりすりをしている赤まりさちゃん カメラに向けてウインクをしている見返り姿の子まりさちゃん ちょっと涙目になりながら、洗面器の中でお帽子で浮く練習をしている子まりさちゃん ああ…飼い主さん、この子達捨てないかなぁ…俺すぐ拾いに行くのにぃ… 「どーだい!? みんなかわいいまりさちゃんだよねぇ! こうやってゆっくりしたまりさちゃんの姿をたくさん見れば、れいむの赤ちゃんもまりさちゃんになるかもしれないよ?」 「ゆゆっ?! そうなの!?」 そんな話は聞いたことないけどね! でも、胎教みたいな感じで案外そんな効果もあるかもしれないし…ま、病は気からというヤツだ。 「れいむ、アレも水槽に入れてあげようか?」 俺が指差したのは、いつも水槽から少し離れたところに置いてある透明な箱。 「ゆっ? い、いやだよ! あのまりさはゆっくりできないよ!」 「ゆっくりできないとはひどいな~、いつもすっきりーしている仲じゃないか。それに頭の赤ちゃん達のおとうさんだよ?」 「おにいさんがむりやりすっきりーさせたんでしょおぉ! あんなゆっくりしてないまりさをみてたら、またあかちゃんのまりさがうまれなくなっちゃうよ!」 随分な嫌われようだ。 まあ、無理もないか。さっきからずっと透明な箱の中でこっちを睨みつけて暴れてるからな。 あんなの見てたら、かわいいまりさちゃん写真集の神通力も薄れてしまうというものだ。 ……… 「まりしゃはゆっくちできりゅね!」 「おきゃあしゃん! いもうちょのまりしゃ、たくしゃんうんでにぇ!」 「ゆっ! おちびちゃん! こんどこそだいじょうぶだよ! おかあさん、じしんあるよ!」 「ゆわーい! おうちにかえれりゅのじぇー♪」 水槽に貼られた写真を眺めながら、既に勝利を確信したか和気藹々と笑い合う母れいむと赤まりさ達。 一方、赤れいむ達はどこか複雑そうな表情を浮かべていた。 「おきゃあしゃん! れいみゅも! れいみゅもゆっくちしちぇるよ!」 「ゆふふ! そうだね! おちびちゃん! おうちかえってみんなでゆっくりしようね! ゆゆ~ん♪」 「ゆ……」 一匹の赤れいむが構ってほしげに母れいむに話しかける。 だが、浮かれている母れいむは答えはするものの、視線はすぐに写真の方に戻ってしまった。 「ゆー…おにいしゃん! れいみゅは!? れいみゅのしゃちんもはっちぇね!」 「いや、れいむちゃんの写真は貼れないよ。また赤ちゃんが全員れいむちゃんだったらどうするの? そしたられいみゅちゃん達、ゆっくりできなくなっちゃうでしょ?」 「ゆぅ……」「れいみゅはゆっくちできりゅ ゆっくちなにょに………」 疎外感を感じ、しょんぼりする赤れいむ達。 大丈夫! お兄さんはれいむちゃんもまりさちゃんもどっちも大好きだからねえぇぇ! そして、日付は変わり翌日 仕事から帰った俺は、早速れいむの茎に実った赤ゆをチェックした。 「れいむちゃん、れいむちゃん、…(中略)…れいむちゃんに~………れいむちゃん!」 結果は7匹全部、とってもかわいいれいむちゃん! 穏やかな笑顔で「ゆぅ…ゆぅ…」と寝息を立てている。 まだプチトマト大だが、出産促進剤が効いているのでもう生れ落ちる頃合だ。 「お、おかしいよぉ…! こんなのへんだよぉ…!?」 ずっと呆然と頭上の赤ゆを見つめているだけだった母れいむが、ようやく口を開いた。 そんなれいむを諫める。 「こら、れいむ。自分の赤ちゃんの事、変だなんて言っちゃだめだよ。こんなにゆっくりとした赤ちゃんじゃないか?」 「ち、ちがうよおぉ…! そうじゃなくてぇ…! どおしてあかちゃんこんなにいるのに、みんなれいむとおなじれいむなのぉ…?!」 「いや、そんな事言われても、産んだのれいむだし」 「ゆえっ…ゆええぇ…! おきゃあしゃーん! どうちてまりしゃを うんでくれにゃいのー?!」 「ゆっぐ…まりしゃたち…おにいしゃんに いたいいたいされぢゃうぅ…まりしゃやぢゃよぉぉ……!」 「れいみゅのいもうちょがちんじゃうよぉ! ゆああぁん!!」 今朝までは、今度こそお家に帰れると楽しそうにしていた一家が一転して恐怖に包まれ泣き喚く。 そんな家族達の声が聞こえたか、或いは、母れいむの恐怖が茎を通して伝わったか、 それまで穏やかな寝顔を浮かべていた新生赤ゆ達の表情も不安げになってくる。 「さーて、れいむちゃんしか生まれなかったことだし! お兄さんも心を鬼して処刑タイムにしっましょっかね~♪」 「ゆっ?! お、おにいさん、まってね! これはなにかのまちがい…な、なにするのぉぉ?!」 お楽しみ開始の宣言をした俺は、ゴトゴトと準備しておいた小道具を引っ張り出す。 水槽から取り出した母れいむを、れいむの直径と同じぐらいの板の上に乗せ、ビニール紐で縛り付ける。 これで跳ねる事も這う事もできない。 「やめてね! やめてね! れいむにひどいことしないでね!」 「「「おきゃあしゃんにひぢょいことちないでえぇ!」」」 「大丈夫、大丈夫。ちょっと大人しくしててもらうだけだから」 動けなくなったれいむを再び水槽に戻し、ここからが本番。 茎の真下を中心に、地面の上に落ちてくる赤ゆを受け止めるためのクッションを並べる。 「お、おおお、おにいざあぁん?! なにおいでるのおぉ!?」 「これは剣山って言うんだよ。とってもとかいはなクッションでしょ?」 「やめでよおぉぉ!! あがぢゃん ぢんじゃうでじょおぉぉ?! それどかしでえぇぇ!?」 「いや、殺すためにやってるんだし」 いや増した恐怖が伝わったか、茎に実った赤ゆ達の表情が更に不安の色を濃くする。 無理もない。これから何が起こるかわからない未知のゆん生。 先の見えない未来に不安を抱くのは、人間もゆっくりも同じではないだろうか? というわけで、その不安を払拭するために、ゆん生の先輩であるお姉ちゃんにこれからのゆん生を語ってもらうことにしよう。 「えーと、今日殺しちゃうお姉ちゃんは……ニ連続れいみゅちゃんだったから…れいみゅちゃんでいいか」 「ゆひ…ゆひいぃぃ……れいみゅ…ちにたくにゃい……こっちこにゃいでえぇぇ……」 角形の剣山を何枚か敷き詰め終えた後、 水槽の中で腰餡を抜かして動けなくなっている赤れいむを摘み上げ、茎と同じ高さから剣山の上に落とす。 ひゅ~ プスプスプスプスプスプスプスプス 「ぴんぎゃああぁぁぁああぁあぁぁあっっ!?!?」 何本もの針があんよに突き刺さる。 体重の軽い赤ゆであるが、ある程度落下距離があったので、饅頭皮に深く突き刺さった。 針先は中の餡子まで到達しているだろう。 「ぴぎっ! ぴぎいいぃっ! いちゃいっ! やめっ、とげとげしゃんやめちぇっ! いちゃいっ! ゆきいぃぃ!」 赤れいむはなんとか針を抜こうと身を捩るが、 足場のない針山の上、あんよに針が刺さった状態では、思うようには動けない。 お尻を持ち上げてはあごに食い込む針に泣き、あごを持ち上げてはお尻に食い込む針に叫びをあげる。 そんな堂々巡りを繰り返す内に、針はますます深く赤れいむの餡子に食い込んで行く。 「ぴいぃっ! いちゃいよぉ! とげとげしゃあんっ! ぴきっ! れいみゅにちくちくちないでえぇ!」 「「「「「「「……!? ……!?」」」」」」」 下で待つ姉赤れいむの呼び声に、まだ目の開いていない妹の赤ゆ達も素敵な未来を予感したか、ブルブルと震え出す。 その震動で茎が揺れる事で、赤ゆ達が生まれ落ちるのが早まる。 (ゆ? ゆっくちうまれりゅよ!) ひゅ~ プスプスプス 「ぴゅきいいぃぃっ?!」 (ゆゆっ?! きょわいよぉぉ!) ひゅ~ プスプスプス 「ゆぴいいぃぃっ!!」 (れいみゅまだうまれちゃくないぃぃ!) ひゅ~ プスプスプス 「いぢゃああぁいっ!!」 悲鳴で最初のご挨拶をする妹赤ゆ達。 その声に、まだ茎に残っている赤ゆ達は下で何か恐ろしい事が待ち受けている事を確信する。 「「「「……!!」」」」 茎から落ちまいと、茎に繋がった頭頂部に力を込めているのか、眉間に皺を寄せて何かを踏ん張っている。 だが、恐怖から来る震えは止まらず、次々に茎から切り離されて、悲鳴を上げる。 中にはパニックに陥りバタバタと暴れ出し余計に落下を早める者もいた。 「ぴいぃっ! ゆぴいぃっ!」「あんよいちゃいよおぉぉ!」「ゆっきちできにゃいぃ!!」 「おきゃーしゃあん!」「たちけちぇよおぉ! ぴきぃっ!!」 無事生まれ落ちた7匹の赤ゆ。 姉よりも軽いプチトマト大のため、針はあまり深くは刺さっていない。 そのため、身動きを取ることはできるのだが、動いた先もまた針のむしろ。 一歩這って悲鳴を上げて身をのけぞらせ、バランスを崩してコロンと転がってはまた悲鳴を上げる。 泣き叫び、じたじたと体を曲げて蠢き踊る7匹の赤ゆちゃん達の姿は、まるで楽しいお遊戯会。 よじよじ じたじた ころりん ぴこぴこ 「わ~赤ゆちゃん達かわいいなあ! みんなダンスがお上手だよ~!」 俺も手拍子のリズムで応援するが、みんなめいめいまちまちに動くのでリズムの取りようがない。 しかし、この自由奔放さこそが赤ゆちゃんのダンスの魅力だ。 「おにいさぁん…! もう…もう…やめてよぉぉ! あかちゃんがいたがってるよぉぉっ!?」 親御さんはこの線から出ないでくださーい。 でもヒートアップする親の気持ちもわかる。 今まさに赤ゆちゃん達がかわいいソロパートを披露してくれている真っ最中なのだから。 「いぢゃいいぢゃいいぢゃぁいっ! とっちぇええ! これとっちぇええぇ!」 転がる内に頭から針に突き刺さり、逆さまになった状態であんよを虚しくグネグネ動かす赤れいむ。 「ちくちくいちゃいよぉ! やめちぇえぇ…ゆぎゃああぁあっ! にぇいみゅのきゃわいいおべべぎゃああぁぁ!!」 前のめりに倒れて両目にサックリとサミングをくらう赤れいむ。 「おねいぢゃあぁあん!」 「やべぢぇええぇ! のっきゃらないぢえぇ! ぎゅぎゃああぁあぁっ!!」 唯一の安全地帯、動けない姉赤ゆに辿り着き、その上によじ昇ろうとする赤れいむ。 妹の分だけ重量が増した姉は、更に餡子深くに針が突き刺さり絶叫する。 半狂乱で振り回したもみあげが妹赤ゆの目に入り、のけぞった妹赤ゆは再び針山に転がり落ちる。 「いちゃいぃ…ゆーちょ…! ぴぎっ!? …ゆ、ゆーちょ…! ゆぴいぃっ!」 次々と刺さる針の痛みに泣きながらも、針山の端に向かって着実に這い進む赤れいむ。 無論、そんなにあっさり逃げられる程ゆん生甘くはない。 「ゆ…もーちょっとりゃよ……ゆーちょ… …?! ぴっ?! ゆびぎいいぃいいぃっ!?!?」 剣山クッションの外周近くの針には、ベットリとタバスコを塗りつけてある。 傷口から染み込む辛み成分に、赤れいむは狂ったように針のむしろを転げ回り、更に傷を増やしてはまた転げ回る。 そして、口からタバスコ付きの針山にダイブ、タバスコ味の針に舌を縫い付けられて動きを止めた。 「ゆぎっ…! かりゃっ…!? こりぇ…! どくっ…! ゆぴいぃ…! にゅいちぇっ…! にゅいちぇぇ……!」 数分後 「いちゃ…いよ……」「ゆひっ…ゆひっ…」「ゆ゛…ゆ゛…」 流石に踊り疲れたか、もう一歩も動けなくなった赤ゆ達が、剣山の上に横たわる。 垂れ流した涙とちーちー、傷口から零れた餡子が剣山の土台をたっぷりと汚していた。 「ふふふ! 赤ゆちゃん達ぃ! とってもかわいいダンスだったよぉ! それじゃお昼寝の時間にしようねえぇ!」 俺の声に、背中が針山に刺さって動けなくなっていた赤ゆがこちらに目を向け、その視線が俺の手の上の物に吸い寄せられる。 「ゆ…? ……!? や…やぢゃやぢゃやぢゃあぁっ!!! ゆんやああぁぁっ!!」 「ゆっくりおやすみ…れいみゅちゃああん……ふふ…うふふふ……ゆふふふふ……!」 剣山のベッドで眠る赤ゆちゃん達の上に、ゴトッ、ゴトッと、そっと剣山のお布団を被せてあげた。 [残り赤ゆ] まりさ×4 れいむ×1 ========== れいむ、6回目の妊娠 今日は仕事の都合で帰りが遅くなってしまった。 茎に実っていた赤ゆ達も、もう生まれ落ちている頃だろう。 果たして今日こそは無事赤まりさが生まれてくれただろうか… 「ゆ、ゆっ! お、おにいさん! うまれたよ! あかちゃんのまりさがうまれたよ!」 虐待部屋に入るなりれいむの方から声をかけてきた。 へー産まれたんだー、どれどれ。 水槽の中には、プチトマト大の新生赤ゆが5匹。 見ると確かに、一匹だけ黒いお帽子を被った子が交じっている。 「わー! ほんとだ! とってもかわいいれ…赤ゆちゃんだね!」 「ゆ? ゆっくちちちぇいっちぇね!」 かわいいと褒められた赤ゆちゃんが、ブカブカお帽子の下で左右のもみあげを元気よくピコピコ動かしながら、俺に挨拶をする。 「はいはい、ゆっくりしていってね!」 「ね? ね!? ちゃんとあかちゃんのまりさでしょ!? だ、だかられいむたちをおうちにかえしてね!」 「うん! 勿論だよ! 約束通りお家に帰らせてあげようね!」 「あ、ありがとう! おにいさん! で、で、いつかえらせてくれるの?」 ダラダラと全身に汗を浮かべている母れいむを水槽から出し、透明な箱に移す。 続いて赤ゆ姉妹も。 箱に移された母れいむと姉の赤ゆ達が、チラチラと水槽の方に目をやる。 「ゆっ? ゆっ?! ちょ、ちょっとまっておにいさん!? い、いまかえるの?!」 「あっれー? お姉ちゃん達どうしたの? お家に帰れるよ? 嬉しくないの?」 「「「「ゆぴゃああぁあっ?!」」」」 れいむの言葉を無視し、やたらビクビクとしている姉の赤ゆ達に声をかけると、素っ頓狂な声を上げて飛び上がった。 何をそんなに怯えてるんだろうね! ふふふ…! 「ああ…そっか…妹やお姉ちゃん達…ゆっくりできなくなっちゃったもんね…みんなゆっくりできないよね… そうだ! お土産に食べ切れないぐらいのあまあまさんをあげようね! だからみんなでゆっくりしてね!」 「ゆ…ゆわーい! あ、あかちゃんたち! よ、よかったね! ね?!」 「「「「ゆわあぁぁ! あみゃあみゃしゃん!!」」」」 れいむがどうやら笑顔のつもりらしい歪な表情で目を泳がせながら大喜びする。 妹の赤ゆ達も笑顔で大喜びをしているが、お姉ちゃんの赤ゆ達はまだ水槽にご執心のままで気もそぞろだ。 俺も水槽にチラチラと視線を送ってみると、れいむが更に全身から汗を垂れ流す。 「あ、あ、あ、あの、おにいざん! きょ、きょうは、もうよるざんだから、れいぶだぢおうぢかえるのはあじだに…」 「じゃあみんなお家に帰ろうねえ! ゆっくりできるあまあまさんも一杯あげるからねえ! みんなで仲良くゆっくりと暮らしてねえ! それじゃあね! さようならああぁぁ!」 れいむの声を遮るように、俺が大声を張り上げる。すると 「ゆやああぁあっ! まりちゃをおいちぇかないでえぇぇ!? どうちちぇおいちぇくのおぉ!? おきゃあしゃあんっ!!! やぢゃあぁ! まりちゃもおうちかえりゅううぅぅ!!」 水槽の中から、大きな泣き声が聞こえた。 改めて説明するまでもないと思うが、 今回生まれた赤"まりさ"は、赤れいむに姉である赤まりさのお帽子を被せてまりさに見せかけたもの。 で、水槽でひとりおいてけぼりにされたのが、お帽子を貸した姉赤まりさ。 水槽の中に入れてある石の影に隠れていた。お尻が見えてたけど。 ゆっくりは飾りで個体識別をしているので、 飾りを他のゆっくりにつけると、そのゆっくりを本来の飾りの持ち主のゆっくりとして誤認識する。 これは親子や姉妹であっても区別がつかないほどだ。 今回みたく、自分達自身が目の前で飾りを渡した場合には、流石に"擦り替わった"と認識できるようだが、 それでも、帽子付きの赤れいむは赤まりさそっくりに見えていたのだろう。 餡子脳ではかんっぺきっな偽装だと思っていたのかもしれないが、 人間である俺からすれば、どう見てもまりさ種の帽子を被った赤れいむにしか見えない。 まんまと俺を欺き、帰宅の確約を取り付けたら、後は帰る直前に隙を見て赤まりさを口の中に隠すつもりだったらしい。 しかし、その"隙"はなく、赤まりさ一匹おいてけぼり。あの時の泣き顔のかわいらしさと言ったら…! こんな間抜けな抵抗が見られるから、監禁ゆ虐は楽しいよなぁ… 「やめちぇ! やめちぇ! やめちぇええぇっ! まりちゃのおぼうちしゃん、もうちょきちょきちないでえぇぇっ!!」 なんて事を考えながら、赤まりさが妹れいむに貸したお帽子をハサミで細かく切り刻んで行く。 「ほーら、まりちゃちゃん? 大事な大事なお帽子を他の子に貸しちゃうから、お帽子さん切られちゃったよぉ?」 「まりちゃじゃにゃいよぉぉ!? おきゃあしゃんが おぼうちとっちゃのおぉ! まりちゃ、いやっていっちゃのにぃぃ!!」 「おにいざんごべんなざいいぃ! でいぶがわるいんでずうぅ! おちびちゃんはわるぐないんでずうぅ! もうやべであげでぐだざいぃぃ!!」 「ちょーきちょーき! お帽子さんちょーきちょーき!」 「まりちゃのしゅてきなおぼうちしゃんがあぁぁーっ?!」 ……… 「ゆぐっ…おぼうちしゃん……ゆっぐ…もどっちぇ…いじわりゅちないで…もちょにもどっちぇよおぉ…」 「さ、じゃあ赤ちゃんまりさも生まれてなかった事だし、いつものヤツ行っとく?」 べそをかく赤まりさが、細切れになったお帽子だった物を舌で並べてなんとか元の形にしようとしているのを 指先でグシャグシャにしてから、本日の処刑タイム開始を宣告する。 「今日はどの子がいいかなぁ……よし! れいみゅちゃんだ!」 「ゆんやああぁぁっ!?」 「…と、思ってたけど、大事なお帽子貸しちゃった悪い子まりちゃちゃんが死のうねっ!」 「ゆっ…ぐ…ゆっぐ…まりちゃ…わりゅいこじゃにゃいよぉ… おきゃあしゃんが…おきゃあしゃんがあぁぁぁ……ゆびええぇぇん…!」 うんうん。いい泣き顔だね。 「良い子のまりさちゃん達はちゃんと覚えておいてね! とっても大事なお帽子! 他の子に貸しちゃったらゆっくりできなくなっちゃうからねえぇ! ……わかったか?」 ブルブル震えていた他の赤まりさ達が俺の言葉に涙目でコクコクと何度も頷く。 お間抜けイベントを見るのは楽しいが、同じネタを使われても萎えるので一応釘を刺しておく。 「よーし、今日はコレでいこうかな~」 取り出したものは、一本の竹ひご。 そこに"ある物"を被せてから、妹の赤ゆを一匹摘み上げ、あにゃるにブッスリと突き刺す。 「ゆびいぃぃ! いぢゃいぃぃ! れーみゅのあにゃりゅしゃんがあぁぁ! ゆげっ?!」 最後のゆげっ、は竹ひごを貫通させて赤ゆの口から突き出させた時に鳴った音だ。 串刺し状態になった赤ゆは、目を白黒させながら自分の喉を突き破って生えてきた竹ひごを見つめている。 「ゆげぇっ…! いぢゃっ…! のぢょっ…! あにゃりゅしゃ…! たっ、たちけちぇ…!」 さて、竹ひごに被せてあった物は、ゴム風船。長い棒状に膨らむタイプの物だ。 この風船の先っぽを指で摘み、中の竹ひごだけを引き抜く。 はい、これで風船が赤ゆの体を貫いた状態になりましたー じゃあ、いってみようか。 大きく息を吸い込みー フウーーーー!!! 思いっきり風船に向けて吹き込んだ。 「ゆぎゃ ブチンッ 一気に膨らませたので、悲鳴が終わる前に赤ゆの体が千切れ、上下に分断されて水槽の中に落ちた。 「「「「ゆびゃああぁっ!?!?」」」」 ボトボトと落ちてきたモノに、姉妹達が悲鳴をあげる。 口の上と下で離れ離れになってしまった赤ゆの方は、流石に声が出せない。 何かを言おうとしているのか、下半分にくっついた舌がピクピクと蠢いてはいるが、まったく声は出てこない。 その様子を、逆さまに転がった上半分が涙を流しながら見つめている。 そして、舌の動きが止まったのを見届けてから、上半分は暫く痙攣した後、目玉をグルリと反転させ、こちらも動きを止めた。 「あがぢゃんがああぁっ!?」 「まりしゃのいもうちょがああぁぁ!!」 「こあいよおぉ! おきゃあしゃあん! おねえちゃあん!」 「は~い、じゃあ次」 「ゆにゃあぁぁ! やめちぇぇ! ゆっくいちたぁい! ゆっくいちたいよぉ!」 悲鳴をあげて怯える妹赤ゆ達から一匹を選んで摘み上げる。 今度は口からあにゃるへと逆方向に風船を貫通させてから口に咥える。 俺と赤ゆの目が合う体勢だ。 「やめちぇ…! れいみゅぶっちんしゃんやあぁ…! ゆっくちでき フー… ゆぶっ?!」 今度は少しずつ息を吹き込み、直径1センチほどまで膨らませる。 それでもプチトマトサイズの赤ゆにとっては相当の圧迫感があるだろう。 「ゆぶぶ…! いちゃ…! れ…みゅ…おかお…ちぎれちゃ…! やめ…! おにいしゃ…!」 俺の眼前で、涙目で必死に助けを請う赤ゆ。 大きく開いたお口の端の饅頭皮がビロンと伸び、中の餡子が透けて見える程に薄くなる。 その表情を楽しみながら、更に息を吹き込む。 「ゆ…ぶっ…いぢゃっ…ちぎれ…りゅ…ゆごっ…! も゛ぼっ……!」 口をあんぐり開けたままの変則ぷくーで膨らみ、こちらを威嚇してくる赤れいむ。 口の端の皮がぷちぷちと裂け始めたかと思うと、みるみる頬まで裂け目が広がり、中の餡子が露になる。 更にもう少し息を吹き込む。 「も゛…! も゛っ…!!」 喉を完全に塞がれ、まともに出せなくなった言葉の代わりに、 ボロボロ涙を流す目とピコピコ揺れるもみあげが俺に何かを語りかけているようだ。 「もうやめでえぇぇえ! れいむのあがぢゃんにひどいごどじないでええぇ!!」 ブチ切れ寸前の赤ゆが母れいむの声に気づき、助けを求めるかのように視線を水槽の方に彷徨わせたところで、とどめのもう一息。 ブチッ…ブチブチ…ブチッ! ボトッ 再び赤ゆの部品が、水槽の中に落ちる。 だが、落ちたのは下半分だけだった。 上半分は膨らんだ風船の上にバランスよく乗った状態でそこに留まっていたからだ。 ピコピコピコピコピコピコ…! 風船を咥えたままの俺の目の前で、もみあげが激しく動き続け、暫くして、止まった。 「あがぢゃあああんっ!! ゆああぁ!! どおじでごんなあぁぁ!」 「よし! 最後はみんな仲良くいこうね! お姉ちゃんも一緒だよ!」 「ゆぴゃあぁぁっ!! ゆぎっ!?」 「おきゃあぢゃああんっ!! ぎびゅっ!!」 「た、たちっ…たちけちぇぇ…たちけちぇえぇ!! ゆぴぃっ!」 「ゆやぢゃああぁっ! まりちゃをぶちぶちちないでえぇ!! ゆげえっ!」 姉の赤まりさと残った妹赤れいむ3匹を捕まえ、一つの風船にまとめて通し、少々の事前準備を施す。 なお、俺の側から見て、こちらにお尻を向けた赤れいむ3匹が連なり、その妹と対面する向き一番外側に赤まりさの順だ。 フーーー… 息を吹き込むと、ポンと風船が膨らむ。 「「「「ゆぎゅぷっ!!」」」」 体の芯から外側に向けて強い圧迫を受けた4匹が一斉に声を上げた。 こちらに向いた赤れいむ達のお尻が振られる。 プリンプリンと振られるのではなく、プルンプルンと小さく震えるような振られ方だ。 あにゃるに風船が通ってる状態なので、あまり派手な振り方ではないが、その奥ゆかしい動きがまた愛らしいではないか。 俺からは赤まりさの涙目顔しか見えないのが残念ではあるが、きっと妹達もいい表情を浮かべてくれているのだろう。 フー… 「「「ゆも゛ぉっ…!!」」」 「やめ゛っ…おにいしゃ…! まりぢゃの…いもおぢょ…! ちんじゃうっ…!」 体の小さな妹達は、既にお口が一杯一杯に広がったのか、もうまともな言葉を発音できない。 替わりにまだ余裕のあるお姉ちゃんが、苦しそうに妹達を気遣う声を上げる。 さっきまではお帽子を細切れにされて泣いていたというのに。麗しきかな姉妹愛。 フー… 「「ゆぼっ!!」」 「ゆも゛…! いも゛っ…ぢょ…があぁっ…!」 上がった悲鳴は赤れいむ2匹と赤まりさ1匹分。 赤まりさの目の前にいた赤れいむは上下バラバラになって脱落した。 その光景を目の前で見ていた赤まりさと、すぐ後ろの妹赤れいむがちーちーを漏らす。 「「ゆぶぶ…! ゆぶぶ…!」」 残った赤れいむ達は、まだ千切れていない。 予めほっぺにセロテープを張って饅頭皮を補強しておいたお陰で伸びにくくなっているのだ。 あにゃるの周りの皮が裂け、俺からは見えないがおそらくは口も裂け、苦しそうに呻いているが、まだまだ健在。 元気にもみあげをピコっている。 さあ、もう少し息を吹き込んでみようか。 フー… 「ゆぎょおっ?!」 おっといい声が聞こえたね。 声の主、真中にいた赤れいむちゃんの様子を見てみよう。 こちらからは、大幅に拡張されたあにゃるしか見えないので、風船を折り曲げて、顔をこちらに向けさせる。 小さなお口は、顔の端まで真一文字に裂けているが、セロテープのおかげで裂傷はそこで止まり、 かろうじてお口の上と下がサヨナラするのを引き止めている。 縦方向の引っ張りにかなり強くなっているのだ。 しかし、風船は縦にばかり膨らむ訳ではない。 横方向への膨らみで、顔の中心線上の饅頭皮が伸びて薄くなり始め、赤れいむの両目が離れてきている。 こうして俺が見ている最中にも、ミチミチ…と伸びきった顔の皮が破れ始め、中の餡子が見え出してきた。 更にもう一息。 フー… ブチ…ブチ…ブチブチィッ ボトッ 「ゆ゛…ぶ…!」 「ゆ…や゛あ゛…ぶっ…まり…の…いもお…ぢょ…ゆもっ…!」 メリメリと真ん中から左右にゆっくり裂けて、水槽へと落下して行った。 最後の赤れいむ、俺の口から一番近い子は、まだ耐えている。 こちらはほっぺだけじゃなく、側面を一周させてセロテープを巻いてあるから、大変丈夫である。 フーーー…! 「……!!!」 「ゆぼっ…!? ぼっ…! びぼ…うぢょぉ……!」 再び風船が膨らむ。 最後の赤れいむのいる箇所だけ風船が窄まった状態で。 セロテープの輪が内からの圧力に耐えて、その場所だけ風船の膨張を押さえ込んでいるためだ。 だが、セロテープが圧力に耐えたところで、セロテープと風船の間の物も耐えるかと言うと、そうではない。 セロテープの輪と風船に挟まれて残っているのは、薄く潰れた饅頭皮一枚のみ。 その下にあった筈の餡子は、口とあにゃるの饅頭皮を押し広げて、水槽の中へボトボトと落ちてしまっていた。 さてさて、最後に残るはお姉ちゃんのまりさちゃん。 一番の特等席から、妹達が千切れたり、饅頭の抜け殻になって行く姿をつぶさに見ていたその目が、 今はその感動のラストシーンを反芻するかのように、固く閉じられ、涙を流している。 フー… 「んも゛ぉっ…!?」 眼底からの圧力に、目玉が半分ほど飛び出し、閉じていたおめめが再び開いて、俺を見る。 その怯えきった涙目に笑いかけてから、空気が抜けないようにして一旦風船から口を放す。 「まりちゃちゃあん、これから妹達みたくブッチィンって千切れちゃうよ? 怖い? ブッチンはイヤ?」 「ゆも゛ぉっ…!! も゛ぼっ…!!」 言葉は発せなくとも、目は口ほどに物を言う。 その涙が全てを俺に伝える。 「うんうん、わかる、わかるよー。そうだよねぇ。ブッチンはヤだよねぇ。 じゃあ、お兄さんがまりちゃちゃんがブッチンにならないようにしてあげるねええぇぇ!」 別の風船−大きくて透明度が高いもの−を取り出し、ハサミで切り開き、一本のゴムの帯状にする。 これを赤まりさと、その前後を囲むようにぐるっと巻き付ける。 被せた風船の下に透けて見える赤まりさちゃんが、 イヤイヤをするように目だけを左右に動かしている姿がかわいすぎて生きてるのがつらい。 「始まるよ! 始まるよ! かわいいまりちゃちゃんのすーぱーぷくぅタイムが始まるよ!」 そう言って再び風船を口に咥える。 水槽の中の姉妹達からゆんやゆんやの大喝采が聞こえてくる。 お母さんも感激の涙を流している。 フーーー…! 「ゆ゛ぼお゛っ………!?!?」 内側の風船が伸び、あっという間に赤まりさのお口とあにゃるが横に裂ける。 だが、一緒に伸びた外側の風船に押さえつけらているお陰で、千切れるまでには至らない。 フーーー…! 「~~!? ~~!!」 口元から、赤まりさの顔に縦に亀裂が走り始める。 ミチミチと皮が破れ、餡子色の亀裂が眉間へ、おでこへ、頭へと広がって行く。 風船の下で行き場のない涙を滲ませ、俺に向かって命乞いをする両目が徐々に離れて行く。 だが、千切れるまでには至らない。 フーーー…! 「………!!!」 風船と風船の間の空間に、赤まりさの餡子がじわじわと滲み出す。裂けたお顔やあにゃるから。 喉やあにゃるを通ってから排出された分は別として、 裂けた皮から漏れ出た分は、風船で押さえつけられているお陰でまだ体内の餡子と一つに繋がった状態。 言ってみれば、皮を剥がれた状態と変わらない。 だからまだ、命を奪うには至らない。 どんどん、どんどん、餡子が広がる。皮も広がる。広く広く、薄く薄く。 それでも命を奪うには至らない。 潰れて倍ぐらいに広がった小さなおめめが、遂に破裂して円形を留めなくなった。 その下からも、餡子が溢れ出してくる。 フーーー…! フーーー…! フーーー…! ……… ……… 外側の風船をそっと剥がし、内側の風船の空気を抜く。 「はい、プレゼント」 水槽の中で固まって震えている赤ゆ達の頭上から、風船に貼り付いていたソレを落とす。 約束通り千切れることなく繋がったままの、ペラペラの餡子のリングがパサリと音を立てて落ち、赤ゆ達の周りを囲む。 落ちたリングの外側の一部が捻れて裏返り、赤ゆ達の方を向いた。 そこに貼り付いていたのは、髪の毛、そして薄く引き延ばされた丸い穴の開いた饅頭皮。 赤まりさのお顔の右上側だった。 「「「「ゆぴ…ゆぴぴ……ゆぴいいぃぃぃぃーー!!」」」」 赤ゆ達が、一声鳴いた後、口から餡子の泡を吹いて気絶する。 餡子リングは暫くブルブルと震えていたが、やがて動かなくなった。 「あがぢゃん……あがぢゃああぁん……かえれると…おもっだのにぃ……」 愕然とした表情で餡子リングを見つめながら、母れいむが涙を流す。 そんなれいむの髪をそっと撫でて、静かに声をかける。 「れいむ…元気出しなよ…れいむがしっかりしないと赤ゆちゃん達がゆっくりできないよ… ほら、死んだまりさちゃんも言ってるよ…聞こえない…? …ゆやあぁぁあぁ、まりちゃちにたくないよー おかーさんがおぼうしとらなかったら、まりちゃはちななくてすんだのにー どーちて、まりちゃのおぼうししゃんとっちゃったのー おかーさんはまりちゃのこときらいなんだーゆええええん」 「ゆっぐ…ぢ、ぢがうのぉ…れいぶのあがぢゃん……れいぶ…れいぶ…ぞんな…づもりじゃ…」 「おかーさーん、くるちいよぉぉー、いたいよー、おくちがさけちゃうよー、からだがちぎれちゃうよー、 おかーさーん、まりちゃちゅぶれちゃうよー、まりちゃをたしゅけてー、 おかーさーん、まりちゃのおぼうしかえしてよー、まりちゃゆっくりできないよぉぉ…… …どう、れいむ? 少しは元気出た?」 「ごべ…ごべんね…あがぢゃん……ごべん…ねえ…ゆる…じでねえ…おがあざんをゆるじでえぇぇぇ……」 俺はれいむの涙を餡子リングでそっと拭ってやった… [残り赤ゆ] まりさ×3 れいむ×1 ========== 今日は日曜日。 積んであった本を虐待部屋に持ち込み、読書に勤しむ。 とは言え、実は本の内容はほとんど頭に入っていない。 俺のすぐ横の水槽で楽しいイベントが発生しているせいだ。 「ゆ…こうなのじぇ…」 「ちがうよ…こうぢゃよ…」 何やらボソボソと言葉を交わしているのは、二匹の赤まりさ。 母れいむの背後で身を寄せ合って、嬉しそうにお喋りをしている。 その二匹にチラリと視線を送り目配せをすると、二匹がぽいんと跳ねて答えてくれた。 母れいむは今はお昼寝の時間。 食事に微量のゆっくり用睡眠薬を混ぜておいたので、ご飯が終わるとすぐに舟を漕ぎ始めた。 額からは茎が伸び、四つの実ゆっくりが実っている。 予定日は明日。まだ種族不明。 きっと今度こそ無事赤まりさが生まれて、みんなでおうちでゆっくりしている夢でも見ていることだろう。 「ゆ…ゆっ…にゃんだか………きちゃよ……」 赤まりさ達の様子を横目で伺う。 そこで起きている事を見て、顔のニヤけが止まらない。 「「………………ぃぃぃーーー!」」 一際大きい声を聞いた瞬間、思わず噴き出しそうになり、慌てて本で顔を隠す。 赤ゆの声に反応して、母れいむが目を開いた。 だが、まだ夢うつつのようだ。 「ゆうぅ…いまのこえなに…? おちびちゃん…? ゆっくりしていってね…ゆぴー…」 眠たげに目を開いたれいむだったが、すぐに目蓋が下りる。 母れいむが再び眠りに落ちたのを確認して、赤ゆ達がまたお喋りを開始する。 「みょういっきゃい……」 「ゆぅ…にゃんだか…しゅっごく……のじぇ…」 ……… 「「………………りいいぃぃぃーーー!」」 またもや上がった大きな声に母れいむの目が半分ほど開くが、すぐに閉じる。 「ゆっ…こんぢょは…まりしゃが……」 「ゆっ…ゆふん…ゆぅぅん……」 「まりしゃたち なにちてるにょ? れいみゅもいれちぇね!」 「し、しじゅかに…! しゅ…しゅるのじぇ!」 「れ、れいみゅは…ゆぅ…! あっち…いっちぇよぉ!」 「ゆぅぅ…どうちてなかまはじゅれにしゅるのぉ…」 再び何事か始めた赤まりさ達に気付き、赤れいむが近づいて来たが、興奮した様子の二匹に追い返される。 「ゆえぇぇ…おきゃあしゃーん! まりしゃがいじわりゅしゅるー!」 ポインポインと跳ねて行った赤れいむが、母れいむのもみあげを引っ張って泣きつく。 それでようやく母れいむも目を覚ます。 「ゆぅ~ん…? どうしたの、おちびちゃん……? ゆ…この声…何……?」 キョロキョロと周囲を見回し、やがて、背後にいる赤まりさ達に向き直った、その直後 「「ちゅっ! ちゅちゅちゅちゅちゅっ! ちゅっきりいいいいいぃぃぃぃぃーーーー!!!」」 粘液にまみれた頬をくっちょくっちょと擦り合わせていた赤まりさ達が、幼いすっきりを終えた。 「ゆああぁぁぁっ!? おぢびちゃん!? なにやっでるのおおぉぉ!? まだあかぢゃんなのにすっきりしちゃだめでしょおぉぉ!」 「ゆぴっ!?」「ゆべちっ!?」 れいむが悲痛な叫びを上げながら、もみあげで赤まりさ達を叩いて引き離す。 そのもみあげの先に、ネットリとした粘液がこびりつく。 すっきり三回分の粘液が。 「いちゃちゃ……ゆっ! おきゃあしゃん! まりしゃたち、おうちかえれりゅよ!」 「ゆぅ! しょうなのじぇ! まりしゃがいもうちょのまりしゃを……ゆ…?」 誇らしげに笑顔を浮かべていた、のじぇまりさの言葉が止まり、顔が苦悶に歪み始める。 その額が小さく盛り上がった。 「…ゆひっ…! かひゅっ…! ゆぎゅ……く、くりゅ……ち……」 母れいむが叱ったとおり、赤ゆっくり・子ゆっくりのすっきりは御法度だ。 赤ゆっくりを宿した母体は、赤ゆっくりに体内の栄養分を吸収される。 生まれる赤ゆっくりは、母体のサイズに関係なく普通の赤ゆサイズに成長するまで母体の栄養を吸収しようとする。 それが実った赤ゆの数分だ。当然、体の小さなゆっくりが賄いきれる量ではない。 栄養状態が極めて良好な子ゆっくりであれば一命を取りとめるケースもあるが、赤ゆっくりでは120%助からない。 「ゆが……が………ゆ゛………」 「あがぢゃあぁん! しっかりじでえぇ! しんじゃいやあぁぁ!」 のじぇまりさの額から茎がニョキニョキと伸び始め、更にもう一本、茎が伸び始める。 と、同時に饅頭皮が急速に黒ずみ、体のあちこちがボロボロと崩れ落ちる。 「も゛……ゆ゛……」 「ゆわああぁあぁ! れいぶのあがぢゃんがあぁぁ!?」 そして完全に黒ずんで枯れたのじぇまりさは、何も言わない黒い塊になった。 二本の茎からは、西瓜の種のような黒い物体が糸を引きながら幾つもぶら下がっていた。 「まりしゃあぁ!? どうちちぇえぇ!? にゃんでえぇえぇ?!」 一緒にすっきりをしていた赤まりさが叫ぶ。 その様子を水槽の上から覗き込みながら、俺が口を挟む。 「あー…まだ赤ちゃんなのにすっきりーしちゃったのかぁ…そりゃ、死んじゃうよねぇ…」 「ゆうぅぅ?! な、なにいっちぇるのおおぉぉ?! だっちぇ…ゆ…? ゆゆ…?」 「だって」、ね。 そうそう、そうだったよね、まりしゃちゃん。昨夜は楽しかったねぇ… ~~~~~~~~~ 「「「ゆぴー…ゆぴぴー……」」」 夜十時 ゆっくり達が眠れるように、夜は照明を絞っている暗い室内にゆっくり一家の寝息が響く。 足音を立てずに水槽に忍びより、そっと様子を窺うと寝息以外の声が聞こえてきた。 「ゆうぅ…おなきゃがすいちゃよ…」「あみゃあみゃしゃんたべちゃいのじぇ…」 空腹で寝付けないのか、ボソボソとお喋りをしているのは、二匹の赤まりさ達。 起きているのがいると都合が悪かったのだが、この二匹ならばちょうど良い。 ヒョイヒョイと二匹を摘み上げ、掌に乗せた。 「ゆっ?」「まりしゃおしょらをとんでりゅのじぇ! ふーわふーわ!」 「夜更かししてるいけない子はだーれだ?」 「「…!?」」 大好きなお兄さんこと俺の掌の上にいる事に気付いた二匹が、かわいい目ん玉を飛び出させる。 悲鳴を上げられる前に素早く赤ゆ達の頭を押さえつけ、小声で囁く。 「騒がないでね? 騒いだら、お兄さん、びっくりしてゆっくりできない事しちゃうかもしれないよ? ゆっくりりかいできる?」 お口を開けない赤ゆ達が、揃っておそろちーちーで肯定の返事をする。 やめてね! そんな目でお兄さんを見ないでね! 握り潰したくなっちゃうよおぉ! ……… 「むーちゃむーちゃ! ち、ち、ちあわちぇえぇぇ!!!」 「おいちいのじぇぇ! これめっさおいちいのじぇぇぇ!」 「ははは、麦チョコおいしいかい? さっきは驚かせてごめんね!」 俺の部屋に連れてこられた赤ゆ達は、最初はこの世の終わりを迎えたような顔をしていたが、 麦チョコを三粒食べさせてあげただけで、すっかりご機嫌になった。 「おにいしゃん! もっちょちょうだい!」「むぎしょこしゃんはゆっくちできりゅのじぇ!」 「だーめ、もう終わりだよ」 「「ゆうぅぅ…」」 途端に涙目。コロコロと変わる表情は見ていて飽きない。 もっちょよこちぇぇ! こんにょくっしょじじいいぃ! とか言わないトコもかわいくっていいよね! まあ、アレはアレで身の程を知らないおバカさ加減がまたかわいいんだけどね。ふふふ! あぁ、ホント赤ゆちゃんはかわいいなぁ…はぁ…潰したい…潰したい…潰したいなぁ…… 「ゆー? おにいしゃん、どうちたにょ?」 「ん? 何でもないよ? 麦チョコはあげられないけどね、お兄さん、かわいいまりさちゃん達だけに特別にいいこと教えてあげるね」 ……… 「ゆゆーっ! しゅごいのじぇ!」 「やっちゃあ! まりしゃたち、おうちかえれりゅにぇ!」 興奮気味にポヨンポヨンと飛び跳ねる赤ゆ達。 俺が教えてあげたのは、赤ゆでも理解できる簡単な事。 まりさとまりさですっきりーをして赤ちゃんが"生まれれば"、絶対にまりさの赤ちゃんになる ゆっくりのすっきりー行為は、赤ゆ同士でも実行可能だ。その後の事を考えなければ。 やり方もすりすり型なら至極簡単。 母れいむのすっきりーをいつも見せているし、後は本能でどうとでもなる。 俺からそれを聞いた赤まりさ達は、楽しげな計画を思いついて大喜びしていた。 「そうだ。この事はれいむお母さんには内緒にしておこうね」 「ゆ…? どうちちぇ…?」 「お母さんをビックリさせてあげるためだよ! そうだね、お母さんがお昼寝しているときにでも、こっそりすっきりーをしてごらん。 お母さんが起きたら、まりさちゃん達の赤ちゃんを見せてあげるんだ! きっとお母さん、大喜びして、すっごくゆっくりしてくれるよ~!」 「「ゆうう~ん♪ ゆっくち! ゆっくちぃ!!」」 「ふふふ! ゆっくり! ゆっくりぃ!」 ~~~~~~~~~ 「ゆ…だっちぇ…ゆぎ…?! …ゆ…おにいしゃ…ゆぎっ?! く、くりゅちぃ…!」 だって、お兄さんが教えてくれたんでしょおおぉ?! かなぁ? まりしゃちゃん。 そうだね。お兄さんが教えてあげたんだよね。 赤ちゃんがすっきりーしたら、死んじゃう事までは教えてあげなかったけどね。 ふふふ…なんでお兄さんの事、信用しちゃうのかな? 今まで、お兄さんがまりしゃちゃんの姉妹達に何をしてきたか覚えてないのかな? ばかなの? 黒ずんで死ぬの? なんでそんなにかわいいの? ふふ…うふふふ…… 3回目のすっきりーで母体となったのが、残った方の赤まりさだったようだ。 こちらは茎一本分なので、最初に死んだ姉妹よりも緩やかに死へと向かって行く。 「ゆ…ゆぐっ……くりゅちい…! …おきゃあ…しゃ……」 「お、おちびちゃん?! おちびちゃんもなのぉ?! ゆやあぁあぁ! じっかりいぃ! しんじゃいやあぁ!」 額から茎が伸び始め、体内の栄養分を急速に吸い出して行く。 それと共に赤まりさの体の各所が崩壊を始める。 「ゆぎっ……かひぃ……ゆひっ……くりゅ……し……きひっ……」 「おぢびぢゃあぁあん!!」 まずは呼吸器系…だろうか? ゆっくりに呼吸器があるのかは知らないが、息を詰まらせているような声を上げ始め、苦悶の表情を浮かべる。 「い…ちゃ…おかおが…いちゃ…かひっ…あんよしゃ…いちゃ……ぺりょ…ぺ……ちちぇ…」 「いだいの? おぢびぢゃん、いだいのぉっ?! おがあざんがぺーろぺーろじであげるがらあぁ!」 饅頭皮が黒ずみ始め、その表面がハリを失ってひび割れ、崩れ始める。 髪の毛も縮んで黒ずみ、三つ編みのお下げがボロッと崩れて地面に落ちる。 「みえ……にゃい……まっきゅ…ら……かはっ……こあい……よ……おべべ……いちゃ…けひっ…」 「おにいざあぁん! あがぢゃんだずげであげでえぇぇ! いばならまだぁぁ!」 「いや無理でしょ、これは。もうこんなだし」 片方の目がドロリと溶け、頬を伝って滑り落ちて行く。 その目玉を追うようにして、餡子と混ざった黒い涙が滴り落ちる。 残った目は、まだ眼窩に嵌ってはいるが、こちらも溶け始めている。 もはや眼球としての機能は果たしていないようだ。 「かっ……ひっ……いちゃ…い…くりゅち……ちぬ…にょ……や……ぢゃ……まり……しゃ……」 「おねがいぃ! おねばびじまずうぅぅぅ!!!」 歯が歯茎ごと次々に崩れて抜け落ち、舌は干涸らびたように縮んで行く。 体内の餡子がグズグズになったのか、体が球形を維持できなくなりベシャリと潰れてくる。 「も゛っ……ぢょ……………ゆ゛…………」 「あがぢゃあああああぁぁん!!」 目や口、あにゃる、しーしー口、その他、体に開いた穴から、ドロリと粘液状になった餡子が漏れ出す。 そのまま、黒い茎を生やした赤まりさは何も言わなくなった。 「ゆっぐ……あかちゃん……どおして……どおしてこんなこと……したのぉ……?」 黒ずんだ二匹の赤ゆの前で涙を流して呆然とする母れいむ。 「お兄さんにもわからないよー でも、ひょっとして…自分達がれいむの替わりに赤ちゃんまりさを産めば、お家に帰れると思ったのかな…」 「ゆっぐぐ……ごべんね……あかぢゃんごべんね……おかあざんが……おかあざんが…だめなばっがりにぃぃ……!」 笑いを噛み殺しながら投げかけた俺の言葉に、れいむが地面に頭を擦りつけながら、黒ずんだ赤ゆに向けて何度も謝る。 それから、ひしっと、残った二匹の赤ゆをもみあげで抱きしめた。 「おがあざん…ふたりを…しなせないからねぇ…なにがあっでも…たすげるがらねえぇ……!」 三匹の親子は抱き合いながら、ゆんゆんと泣き続けていた。 [残り赤ゆ] まりさ×1 れいむ×1 後編に続きます
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*初投稿っていうかSS処女作なのぜ *だから、至らないところだらけだと思うけど、生温かく読んでくれれば幸いなのぜ 作・もっちもちあき 「今度の日曜、ゆっくりショップ行きたいんだけどつきあってくれるか?」 日曜 友人の愛であきに誘われ、今日はゆっくりショップに来ている。 俺自身はゆっくりにはそれほど興味がないのだが、友人がお前も飼ってみたらどうだというのでついてきた。 店内は、ゆっくりしていってね!という、ゆっくりの声で少しうるさい。 最近は、野良ゆも定期的に駆除されているらしく、昔ほどは見ない。 愛であきは、すでに金バッチのまりさを飼っている。 今日は番が欲しいとまりさが言うので、買いに来たらしい。 「お、これなんかいいかも」 ショーケースの中の金バッチありす。品も良さそうだ。 しかし、たかが”ゆっくり”ごときに10万はないだろう。 そう思ったのだが、愛であきは、なんとそいつを買うらしい。 (俺には考えられん…) 赤ゆお徳用パック5匹980円が目に留まる。 (成体ゆっくりは高いし、お試しでこれでいいか) 「おいおい。バッチ無しで、しかも赤ゆは初心者には飼いづらいぜ」 会計を終えた愛であきが来てそう言う。 「しかしなあ…。万単位はちょっとなあ…」 もともと、それほど興味があったわけでは無い。 「バッチ付きは教育済みだから、余計な手間とかいらないぞ?」 「しかし、バッチ付きは高いんだよな~」 「風俗我慢すれば買えるべ」 悩んでいると店員が 「それなら、このゆっくりはどうでしょう?」 と言って、1匹の銅バッチれいむを薦めてきた。 特価品3900円、サンキュー価格と書かれている。 「お、れいむ種は初心者に飼いやすいし、いいんじゃないか?」 「なんでこいつは特価品なんですか?」 俺は店員に聞いてみる。 「あー、一度野良レイパーありすにすっきりさせられちゃったんですよね。でも、すぐ助けたんで全然問題とかは無いんですけど、気にする人はしますんで、お値段がお求め安くなっているんですよ」 (ふ~ん。ま、これでいいか) 「じゃあ、これ下さい」 「ありがとうございます」 すると、右手のお徳用の袋の赤ゆが騒ぎ出した。 「おかーしゃん!おかーしゃん!」 「すみません。そのとき生まれた赤ゆが、ちょうどその袋に入ってたみたいですね」 少し、思案した後 「じゃあ、これもいいすか」 「え?いいんですか?どうもありがとうございます」 その様子を見ていた愛であきは 「赤ゆまで買ったのか?飼い難いぞ?」 そのとき、それまでずっと下を向いていたれいむが 「おにいさん、れいむのおちびちゃん達をたすけてくれてありがとう。おにいさんはゆっくりできるにんげんさんだね」 と言った。 家にれいむと赤ゆ5匹(れいむ3匹ありす2匹)を連れ帰る。 部屋を荒されないように、部屋の一角に柵を作り、そこにゆっくり達を入れる。 (ある程度の教育は受けてるんだよな) 「うんうんとしーしーはここでしろ。あと、飯は俺が持ってきてやるから。狭くてもしばらくは我慢してろ」 「ここがれいむたちのゆっくりぷれいすなんだね。ゆっくりりかいしたよ」 「おかーしゃん!さくしゃんあってしぇまいよう!」 「とかいはな、あまあましゃんほちいわ!」 「おちびちゃんたち。おおきくなったらおにいさんもだしてくれるから、ゆっくりおかあさんのいうことをきいてね」 とりあえず、赤ゆはぎゃあぎゃあウザいが、親れいむが躾けてくれているおかげか、 それほどひどい状況では無い。柵からは出てこないし、それほど手間はかかっていない。 まあ、愛であきみたいに抱っこして服着せて、みたいなことはやりたいとは思わないし。 ちょっと、仕事の愚痴を親れいむにするくらいでちょうど良かった。 3か月くらいたつと、赤ゆも子ゆになって、柵が狭くなってきた。 赤ゆの時は餌なんて大したことないのだが、最近は餌の減りが早い。 (俺の安月給じゃ、こいつら全部が成体ゆっくりになったら、飼うのは無理ぽ) しかし、あげるといっても、いくら親ゆに躾けられたとはいえ血統書も無い、バッチ無しなので貰い手もいまい。 さてどーすんべ。 思案にくれていると、愛であきが困った様子で話しかけてきた。 「なあ、うちのまりさとありすをちょっと預かってくれないか?」 輸出部にいる愛であきは、会社の出張で1ヶ月間、家を空けるのだという。 さすがに1ヶ月はゆっくりだけでは暮らせない。しかも、最近一粒種の赤ゆまりさも生まれたらしい。 (めんどくせ~…) 「うちの子はいい子だし、手間かかんないからさ」 「仕方ねえな。餌代置いてけよ」 というわけで金バッチのつがいとそのガキを預かる羽目になった。 愛であき自慢のゆっくり一家がやって来た。 「ゆっくりよろしくおねがいします」 金バッチだからか礼儀はいいみたいだ。 ゆっくりの餌代は、愛であきが置いていった分だけで9匹分でお釣りがくるくらいだった。 まあ、愛であきは好物どうの言っていたが覚えちゃいない。 うちの連中にやってる、ゆっくりフードをくれてやれば充分だ。 柵へ3匹を放り込む。 「ゆ?せまいよ、おにいさんゆっくりできないよ?」 「そちらのそふぁーさんにすわらせるのぜ」 居候のくせに厚かましい。礼儀正しいのは愛であきがいる時だけか。 飯の時間だ。いつものようにうちの連中は 「おにいさんにかんしゃしてきょうもごはんさんたべようね」 「ゆっくりいただきまーちゅ」 「む~ちゃむ~ちゃ…ちあわちぇ~~~~!」 いつもの光景だ。しかし… 「おかーしゃん!このごはんさんまじゅいよ!めであきおにーしゃんのぱしたさんたべちゃいよ!」 「ゆ!おちびちゃんはそだちざかりなんだぜ!たりないよ!それにごはんさんおいしくないのぜ!」 「はやくあまあまをもってきてね!おともだちのおにいさんはとかいはじゃないわね!」 ビキィ!!! うぜえ… 1週間くらい経ったある日の昼、鬼意山は会社に行っていていない。 れいむ一家は、不満タラタラでストレスがたまっている金バッチ一家になるべく近寄らないようにしていた。 鬼意山からも、客人だからケンカするなと言われている。 しかし、この日事件が起こった。 遊んでいた子れいむが、赤ゆまりさと衝突してしまい、赤ゆが怪我をした。 大した怪我では無いのだが、過保護に育てられた赤ゆは痛みで大泣きする。 「ゆんや”ぁぁ!!!いちゃい!!いちゃいよー!!おきゃーしゃーん!!おとーしゃーん!!」 「どうちよう…。ごめんにぇ…。」 大泣きする赤ゆの横で、おろおろする子れいむ。 「ゆ!ごめんなさいね!おちびちゃんもあやまってね!」 慌てて親れいむが駆けよろうとするが… 「ゆあああ!!まりさのかわいいおちびちゃんになにするのぜー!!!」 「とかいはなありすのおちびちゃんをいじめるなんて、このいなかものぉー!!!」 ドカッ!! 金まりさと金ありすの体当たりで、子れいむは吹っ飛ぶ。 金バッチ一家は、子れいむに体当たりした後、赤まりさをぺーろぺーろしていた。 吹っ飛ばされた子れいむは、結構大きな怪我を負ってしまった。 「おちびちゃん!」 必死に子れいむにぺーろぺーろする親れいむ。 「ゆ… ゆ…」 苦しそうな子れいむ。 「ゆわ”ぁーん!!おねーじゃん!ゆっぐりじでいっでね!」 泣きながら、姉を励ます他の子ゆ達。 そんな様子を見ていた金バッチ一家は 「ふん。うちのかわいいおちびちゃんにひどいことをしたからとうぜんなのぜ」 帰ってくると、子ゆ達が「ゆんやぁぁ」と泣きながら、俺を呼ぶ。 子れいむが怪我をしていたが、親れいむの”ぺーろぺーろ”のおかげで重症化することを防ぎ、 オレンジジュースをかけることにより回復へ向かっているようだった。 俺は、れいむの説明と金バッチ一家の横やりで、だいたいのことを把握した。 「おちびちゃんがぶじで、ほっとしたよ。おにいさん、ゆっくりありがとう」 れいむと子ゆ達が喜ぶ横で、金バッチ一家が口を挟んできた。 「こんな、いなかものといっしょにはくらせないわ」 「まりさたちは、めであきおにいさんのだいじな、かいゆっくりなのぜ。つまり、だいじなおきゃくさまなのぜ。こんなせまいところじゃなくてじゆうに、いえさんをつかわせるのぜ」 「ぷくー!おかーしゃんとおとーしゃんのゆうとうりにちてね」 ビキィ!!! 俺が黙っていると、更に調子にのってきた。 「こんな、どうばっぢさんの、むのうないなかもののげすれいむとは、ゆっくりできないっていってるのがわからないの!」 「まりささまたちは、ゆうしゅうなきんばっちさんなのぜ。だから、めでられてとうぜんなのぜ!」 「おとーしゃんとおかーしゃんの、ゆうこときかにゃいむにょうなぢぢいは、ゆっくちちね!」 ブチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 何かが俺の中で切れる音がはっきりと聞こえた。 「ギルティ…」 俺は、ちねとかほざいた糞袋を掴み上げる。 「ゆ?おしょらをとんでるみちゃい!」 馬鹿な糞袋はのんきだが、金バッチ糞袋どもは、まがりなりにも金バッチ。 俺の発するただならぬ雰囲気に気がついたようだった。 「まりささまのおちびちゃんになにするのぜ!さっさとはなすのぜ!」 しかし、偉そうな態度に変化はない。 「ゆんやぁぁぁ!!いちゃい!はなしちぇね!はなしちぇね!」 ほんの少し、握る力をこめると、糞袋はケツをプリプリさせながら逃げようとする。 「じじい!ありすのとかいはなおちびちゃんになにするのぉー」 ありすは慌てるが、まりさは冷静だ。 「まりさたちはきんばっちさんなのぜ。じじいのげすれいむよりも、ずっとこうきゅうなのぜ。しかも、かいゆっくりなのぜ。だから、じじいはまりさたちにきがいは、くわえられないのぜ!」 なるほど、さすが糞袋とはいえ、教育を受けた金バッチ。無駄に頭がいい。だが… 「ぷっ!くっくっくっ…」 「じじい!なにがおかしいのぜ!」 「確かに、お前の言う通り、お前ら金バッチどもをどうこうするのは愛であきのこともあるし無理だ」 「ゆ?だったら、はやくおちびちゃんをおろして、おわびのあまあまももってくるのぜ!」 「だがな、生まれたばかりの”これ”には金バッチはないよな?」 「なにいってるのぉぉぉ!まりさとありすのおちびちゃんだから、だれよりもゆっくりしたとかいはなおちびちゃんなのよぉ!」 ありすも会話に入ってきた。 「そ、それにめであきおにいさんはおちびちゃんにも、きんばっちさんとらせるっていってたのぜ!」 金バッチ試験には、たいへんな労力とお金がいる。まあ、愛であきならやりかねんが。 もし、飼いゆの子供にバッチを取らせるなら、自力より、ゆっくりスクールに入れるのが現実的だ。 ただ、この話は”今は”関係ない。 「まあ、バッチが”今は”無い、このおちびちゃん(笑)とやらを俺が潰しても問題ないんだよ。弁償する必要も、罰せられることも無い」 それを聞いて、金バッチ糞袋どもが青ざめる。状況をゆっくり(笑)把握したようだ。 「ゆぁぁぁ!!!おにいさん、ごめんなさいなのぜ…、いや、ゆっくりごめんなさい!」 「おにいさん、よくみるとすごくとかいはね!すてきだわ!」 2匹は完璧に俺に媚び始めた。野良とはここら辺が違う。 だが、 「俺は、ギルティって言ったろ。ちねなんて言った糞袋は潰してやる」 「「ゆやぁぁぁぁぁ!!!やめでぐださい!!おぢびじゃんをゆっくりざぜであげでぐだざい!!!」」 金バッチ糞袋が泣き叫ぶ。糞袋を握る手に、じょじょに力を込める。 ぐにゅり… 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!いちゃいよう”う”!!!!!」 赤糞袋も泣き叫ぶ。 「ゆっくりゆるしてあげてね!おにいさん!」 ん? 俺は思いもしない制止の声に驚いて、握る手を弱める。 「なんだ、れいむ。お前のガキを潰そうとした奴を庇うのか?」 俺は、れいむがなぜ止めたのかわからない。 「おにいさん…、そのきんばっちさんいっかは、れいむたちにゆっくりできないいじわるするし、あんまりすきじゃないのはたしかだよ」 じゃあ何故と言おうとする俺よりも早く、れいむは言葉を続けた。 「れいむはおにいさんがだいすきだよ。おちびちゃんもたすけてくれて、れいむといっしょにゆっくりさせてくれたよ」 それをきいていた子ゆ達が 「「「「「れいみゅたちもおにいしゃんが、だいちゅきだよ!!!」」」」」 「れいむはそんなゆっくりしたおにいさんが、ゆっくりのおちびちゃんをゆっくりできなくするのをみたくないよ…」 俺は、このれいむの発言にただただ驚いた。ゆっくりなんてものはもっと馬鹿だと思っていたからだ。 「ふぅ~」と俺はため息をつく。 正直、限界に近いストレスの”持って行き場”を途中で奪われたことで、なんともいえないドス黒いもやもやが胸をざわざわさせる。 さっきまでなら、握りつぶすだけでスッキリできたが、今は違う。 どうやら、俺のある部分に火がついてしまったようだ。何ともいえない初めての気分だ。 俺は赤ゆを持ったまま台所へ行き、コンロの火を点ける。 そうして、あんよを焼き始める。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!あちゅい!!あちゅいいい!!!」 あんよを焼いて歩けなくすると、今度はおろし金を取り出して、赤ゆの後頭部を削り始める。 「いぎゃぁぁぁ!!!!!!!!!!!」 おにいさんが赤ゆを”おしおき”しているようだ。凄まじい泣き声が聞こえてくる。 れいむは怯えるおちびちゃんたちに、すーりすーりしながら隣りをちらりと見る。 金バッチさん一家は、「おぢびじゃんをかえしてえええ」といい、涙を流して半狂乱だ。 れいむはあのゆっくりしたおにいさんが、こんなひどいことをする理由を考えていた。 (そうだ!れいむのおちびちゃんをきんばっちさんいっかがいじめたからだよ。おにいさんは、れいむたちのためにやっているんだよ) (れいむはとめたけど、おにいさんはれいむがだいじだから、ゆるせなかったんだよ) (おにいさんは、れいむたちのことを”あいして”いるからだよ。やっぱり、やさしいゆっくりしたおにいさんだよ) れいむはシングルマザーだ。といっても、望んでなったわけではない。 レイパーありすの強制すっきりで、シングルマザーになった。 飼いゆとしてペットショップで育ったれいむ。 生まれてから、番とゆっくりしたことはない。 そう、れいむは、はじめてゆっくりを与えてくれた、鬼意山を愛してしまっていたのだ。 俺は手を洗っていた。 おろし金である程度削って悲鳴をあげさせて楽しんだ後、 赤ゆを床に置き、金バッチ番の前まで戻ると、拳を固め赤ゆに鉄槌を落とした。赤ゆの、猛烈な断末魔が家に響いた。 ぐちゃっと潰すと、何とも言えない”ヒャッハー感”にすっかり満足する。 (ふ~、ゆっくりを潰したのは初めてだが、ゆ虐を楽しむ人の気持ちわかるわー) 「「ゆぎゃああああああ!!!!!おぢびぢゃああああああん!!!!!」」 泣き叫ぶ金バッチども。 「おまえなんか、めであきおにいさんにせいっさいしてもらうのぜ!!」 突然、金バッチまりさがそう叫ぶ。 「そうよ!とかいはなおちびちゃんを、かわいいがっていためであきおにいさんが、いなかもののじじいをせいっさいするわ!!」 ありすもそう叫ぶ。 俺は、しばし考える。確かに俺が罰せられることは無い。 だが、愛であきは怒るだろう。こんな、キモウザい糞袋を本気で可愛がっているからだ。 (めんどくせえことになるのは嫌だなあ…そうだ、いいことを思いついた!) 「じじい!なにうすわらいをうかべているのぜ!ゆるさないのぜ!」 俺は金バッチどもを無視すると、れいむへ向き直る。 「おい、れいむ、話がある」 いきなり呼ばれ、れいむはびっくりする。 「ゆ?おにいさん、どうしたの?」 「実はな、れいむ。俺の経済力では子供どもが成体ゆっくりになったら、全部は飼えないんだよ」 「ゆ?!」 これは事実だ。この問題と、現在の懸案事項を一気に片付けてしまおう。 「だからさ、間引こうと思うんだ。そうだな、レイパーどもの面影のある、ありす種の2匹がいいかな」 れいむは俺の言ってることがなかなか理解出来ないようだ。その餡子脳で必死に俺の言うことを理解しようとしている。 「ゆ?このこたちもれいむのかわいいおちびちゃんだよ?おにいさん」 おーおーさすが、ぼせい(笑)あふれるれいむ種だこと。 俺は、ありす種の子ゆ2匹を両方の手で1匹づつ持つ。 「「ゆ?おしょらをとんでるみちゃい!」」 「おにいさん!ゆっくりやめてあげてね!」 れいむがすがる様な目で俺を見る。 「いいか、れいむ。このままじゃ全員飢え死にだ。分かるな、だから、これは必要なことなんだ」 なーんてね(笑) れいむは、すごく悲しそうな顔で考え込んでいる。 「で、でもおちびちゃんがだいじだよ。れいむもかりをしておにいさんをたすけるよ」 「あのな、生粋の飼いゆのお前に出来んのか?無理だろう」 「でも…」 言葉を濁すれいむに、俺は提案する。いや、提案っつうか反応見て楽しむだけだけど。結果は決めてるし。 「お前に決めさせてやるよ、れいむ。2匹間引くか、一家全員で野良になるかだ」 れいむは考え込んでいる。そりゃそうだ。 いくら、おちびちゃんが大事でも、これから冬になるのに子ゆ連れて野良になんかなったら、あっという間に全滅だ。 その時、子れいむどもが 「れいみゅは、おにぇいちゃんたちがたちゅかるなら、のらになるよ」 「れいみゅも、ごはんしゃんゆっくちがまんしゅるよ」 その様子を涙目で見ていたれいむが 「おちびちゃんたち…。おにいさん、れいむがひとりでのらになるよ!」 「あのなあ、お前は銅バッチでガキどもの面倒を見てもらわなきゃ困るんだよ。さっき言った通り、どちらかを選べ」 れいむも分かっていた。 野良になんか、到底慣れないことを。 この、ゆっくりしたれいむのかわいいおちびちゃんたちを犠牲には出来ない。 でも、レイパーの面影があるとはいえ、あの子達も助けたい。 しかし、おにいさんの言葉から両方は選べそうにない。 そもそもなんで、愛にあふれているゆっくりした、れいむのおにいさんがこんな酷いことを言うのか。 (おにいさんは、れいむをあいしているからこそなんだよ) (おにいさんは、かちょうだから、いえさんをまもるひつようがあるんだよ) (しょうがないから、こころでないて、れいぱーのおもかげがあるこをまびいて、れいむのこころのきずをいやそうとしているんだよ) (おにいさんも、れいむをだいじにおもっているんだよ) 「ごめんね…、おちびちゃんたち…、ちからのたりないおかあさんをゆるしてね…」 れいむは、結論を出したようだ。 「ということだ。お前らはおかあさんにも見捨てられましたー。おお、みじめみじめ(笑)」 「「ゆんやああああああ!!!!!おかーしゃん、どぼぢでそんなこというのおおおおお!!!!!」」 1匹のあんよを焼いて、逃げられなくすると、もう1匹は金バッチどもの前に落とす。 「ゆ?」 それまで、ことのなりゆきを見ていた金バッチ達。 この2匹にとって、”自分の飼いゆを潰そうとする鬼意山”という目の前の光景が信じられなかった。 美ゆっくりとして生を受け、金バッチになるために大切に育てられ、飼い主に愛でられている2匹は、 他人ならともかく、飼い主が飼いゆを潰すなんて発想がなかった。 そのため、怒ることを忘れ、えもしれぬ恐怖感におそわれていた。 金まりさが鬼意山に抱えられる。 「な、なんなのぜ?」 そして、手を離す。その、真下には子ありすが…。 ぶちょりと、子ありすが潰れる。 「ゆ、ゆやあ”あ”あ”ぷべ…、もっと、ゆっくちちたかった…」 カスタードをぶちまけ、子ありすは金まりさの重みで絶命した。 親れいむは、子ゆ3匹と寄り添い、目を閉じ、震え、耐えていた カシャッ! 「決定的瞬間ゲットだぜ」 俺は、にやりと笑う。 「さて、金馬鹿まりさ。おまえはゆっくり殺しだなあ」 「まりさのせいじゃないのぜ!じじいのせいなのぜ!」 「知らねーよ。それより、見ろよこの写真。良く撮れてるぜ~、お前がうちの飼いゆっくりを潰した瞬間が」 「なにをいってるのぜ!」 「自分の飼いゆを潰されて、鬼意山カナピー。こりゃ、せいっさいとして赤ゆを潰してもしょうがねーなー」 「!!」 言葉に詰まるまりさ。ありすも、ゆんゆん泣いている。さすが、腐っても金バッチ。話が早い。 「めであきおにいさんは、まりさたちのことをしんじるのぜ!」 無駄な抵抗だっつうの。こっちは、証拠さんもあるんだっつーの。 「俺はな、めであきとは昔からのマブダチなんだよ。お前らなんか信じるかよ」 ふー、いいだろ。物分かりがいいようにしてやろう。 俺は、俯いてすすり泣く金ありすの背中の皮をむしった。 「ゆぎゃあああ!!!」 いきなりの痛みに金ありすが、じたばたする。 何か言う前に、金まりさの頭を掴んで、こちらを向かせると 「いいか、これ以上くだらねえことを言うなら、毎日痛めつけてやる。帰るときに愛であきには、そうだな…”鬼意山の子ゆ潰してごめんなさい”とでも言え」 返事は無い。 俺はまた、金ありすをむしる。 「ゆぎゃあああ!!!」 「どうなんだ?」 「ゆっ…く…り…りかい…したの…ぜ…」 それから、金バッチどもを愛であきが引き取りにくるまでの間、 あんよを焼いた子ありすを、針で刺したり、おべべ(笑)をえぐったり、 適度にオレンジジュースをかけつつ虐待した。 これは、俺がゆ虐に目覚めたからというのもあるが、金バッチどもへの警告の意味もあった。 ”わかっているよな” 毎日、子ありすを見せては、金バッチどもに、俺への恐怖心を植え付けた。 愛であきが帰ってくる前日、俺は子ありすを風呂場で、掴んだまま浴槽に沈め、限界になる直前に握りつぶした。 ん~、すっきりーできたよー。 そうしていると、愛であきが帰ってくる日となり、金バッチどもを連れ帰ることになった。 めであきに、赤ゆが潰れた事情を話す。(もちろん俺設定のね) 金バッチどもも、俺が恐くて本当の事は言えないようだ。感心感心。調教成功だね。 「そうか…。すまなかったな…。大事な子ゆを…。まりさも悪気があったわけじゃないんだと思う。許してくれ…」 「いいんだ、愛であき。俺の不注意だったんだよ。柵も狭いしな」 ふひひ。 愛であきたちは帰っていった。 「俺も飯でも買いにいくか」 愛であきは帰り道で、まりさとありすに話しかける。 「今日は、お前たちのために、たくさんあまあまとカルボさん用意してるからな」 「「ゆわ”ああん!!さみしかったよぉぉ、めであきおにいさぁぁん!おちびちゃん…、うう、ゆわ”あああーん!!!」」 「よしよし。ゆっくりしような」 「「ゆっくりしていってね!」」 俺は、俺の飯とゆっくりフードを買い、帰る道すがら、野良れいむ親子を見つけた。 親れいむと、子ゆ…、いや赤ゆ2匹と、番のまりさだ。 … 「おい、飯だぞ」 俺は親れいむと子れいむ3匹の前に、ゆっくりフードを入れた皿を置く。 親れいむが俺のことを見て、祈る様な目つきで問いかけてきた。 「おにいさんはれいむのこと、おちびちゃんたちのこと、かぞくだとおもってるの?」 最近、子ゆは俺のしていたことで怯え気味だ。 子ゆも、俺を直視してはいないが、祈る様な目つきだ。 「家族だと思ってるよ」 「ゆゆ!!おにいさん!!やっぱりおにいさんはれいむたちのことあいしてくれているんだね!!」 「「「よかっちゃよ!!おにいしゃん!!」」」 れいむはおにいさんをうたがったことが、はずかしかったよ。 れいむは、おにいさんを、ゆっくりあいしているし、 おにいさんはれいむを、ゆっくりあいしてくれているんだよ。 … 鬼意山の庭では、先ほどの野良一家が、 蹴られ、踏みつぶされ、ぐちゃぐちゃになって全滅していた。 前編終わり (なんか長くなりそうなので、きりのいい所で投稿してみます。続きも書く予定です)
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ゆっくりにひたすら足焼きしてみた。 「ぷんぷん!おにいさん、はなしてね!」 腕の中でギャアギャア喚くれいむ。 喧しいな。俺だってさっさと離したいよ。 「れいむのおなかにはあかちゃんがいるんだよ!さっさとはなしてあまあまもってきてね!」 いつもおなじみの「あまあま持って来い」発言。 れいむの言うとおり、こいつの中には赤ん坊がいるらしいのだが、そんなことはどうでもいい。 いや、むしろ好都合かな? 「はーいれいむ少し黙ろうねー」 「ゆっ!?おにいさんなにをむがもがっ!!」 れいむの口を塞ぐ。 足焼き以外の虐待はしないと決めてあるがもしこいつが舐めたことを言ってきたらストレスマッハになって殺してしまいかねない。 俺の精神衛生のために黙っていてもらおう。 「さて、準備はOK・・・っと」 「むががむぐぐーっ!!」 さっそく台所まで移動し、コンロにMYフライパンを置く。 もうこれが見納めになるかと思うと、なんだか少し寂しい。 「・・・よし。スイッチ、ON!」 少しだけフライパンのために祈り、そしてつまみを限界までひねる。 火力全開。 噴き出す火焔。 昇る火柱。 相変わらずうちのコンロの火力はどこかおかしいと思う。 「むぅーっ!?むぅーっ!?」 目の前の火柱に流石にびびるれいむ。 いくら能天気な饅頭とはいえ、こんな光景は見たことが無いか。 ぶっちゃけなんで我が家が火事にならないのか少し不思議だ。 フライパンを飲み込んでる火柱の威力を抑えるため、つまみをひねってゆく。 みるみる火柱は小さくなり、常識的な一コンロの光景へと戻っていった。 「・・・・・・さて。そろそろ温まったかな」 あっという間に熱せられ、白い煙を上げているMYフライパン。 すぐにもお湯を沸かしたいときとかにさっきの全開火力は便利だったりする。 ついでにサラダ油を薄くひく。 最後の餞別だ。 「さぁれいむ、今からそのあんよ焼きまくろうな」 「むぅっ!?むががもがが!!」 なんか言いたそうなので塞いでいた手をどける。 面白い命乞いでもしてきたら助けてやろうかなぁ。 「やめてね!!れいむのかわいいあんよやかないでね!!れいむのおなかにはあかちゃんがいるんだよ!? そんなのかわいそうでしょう!?おにいさんがかってにあしでもなんでもやいててね!!」 無理。却下。NO。 やはり身の程知らずの饅頭の言うことなんてこんなものか。 もっと気の利いたこと言えば助かったのかもしれないのに。 れいむの頭頂部を掴む。 暴れだしても逃げられないように、しっかりと。 「ゆぁっ!?やべでね!!やべでねぇ!?」 じたばたともがくれいむ、 だが当然逃げられない、逃がさない。 フライパンの上にれいむを翳す。 熱気が手のほうまで伝わってくる。結構熱い。 手だけでこれなのだから全身が熱気に包まれているれいむの苦しみは如何ほどか。 「ゆ゛ああああああぁぁっ!!!あじゅいい!!!あじゅいいいよおおおおぉぉぉ!!!」 先ほどよりも強くじたんじたんと暴れるれいむ。 やはり逃げられない。 仮に逃げ出したとしてももうフライパンの上にいるのだからこのれいむの命運は決まっているようなものだ。 「れいむ、止めて欲しいか?」 「ゆ゛っ!?」 そんなれいむに声をかける。 助けてもらえるとでも思ったのだろうか、れいむは瞳を輝かせてこちらを見つめてきた。 「たっ、だずげでね!!れいむ゛あづいのはいやだよ!!」 「そうか、熱いのは嫌か」 「ぞうだよ!!おにいざんだっでごんなごどざれだらいやでじょう!?」 なんか説教めいたことを喚き始めるれいむ。 そりゃ俺だってこんなことされたら嫌だよ。嫌だけど、それでれいむの虐待を止めてやるかと言えば・・・ねぇ? 「ゆ゛っ!!ぞうだ!!れいむ゛をだずげでぐれだらおにいざんにがわいいれいむ゛のあがぢゃんみぜであげるよ!!」 「へぇ、"かわいいれいむ"の赤ちゃんねぇ?」 「がわいいれいむ゛のあがちゃんみだいでじょ!?だっだらさっさとだずげでね゛ぇ!!」 表面からぬらぬらと汗らしき粘液を分泌させながら懇願するれいむ。 おい、そんなにヌルヌルになると本当に落っことしちまうぞ。 「うーん、そうか・・・。赤ちゃんねぇ・・・・・・」 れいむをフライパンの上に翳しながら、考える・・・・・・ふり。 別にお前の小汚いクソガキなんて見たくねぇよ。 「なぁ、本当にれいむを助けたら赤ちゃんみせてもらえるのか?」 「ゆ゛っ!!ほんどだよ!!ほんどだがらはやぐたずけでねぇぇぇぇ!!!!」 「よーし解った。それじゃ、れいむ・・・・・・」 「ゆ゛ああああぁぁぁ!!はやぐ!!はやぐたずけでえええええええぇぇぇぇぇ!!!」 希望を込めた瞳で見つめてくるれいむ。 お前、一体誰のせいでこんな事になってるか忘れたのかよ。 「だが断る」 すげなくそう答え、れいむをフライパンに叩き込んだ。 「っっっっっっっっっっっっっっっぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 大絶叫。 台所を揺るがすほどの音量が、バスケットボール大の饅頭から発せられる。 ちょっと喧しい。最初に口を縫うくらいは有りにすればよかった。 れいむが逃げ出さないよう、しっかりとフライパンに押し付ける。 ぐりぐりとれいむの頭頂部を押し、その度にジュウジュウ焼ける音を立てる底部。 「っっっっっっぎええええええええええええええええ!!!!ぎゅうううあああああああああああああああああああああ!!! でいぶのぉ!!!でいぶのあんよがぁああああああああああああぁぁぁああぁぁぁ!!!!」 少し体勢を変えさせ、念入りに底部の外側も焼いていく。 その度に魂の底から搾り出したような悲鳴を上げるれいむ。 まだまだ辛いのはこれからなのに、ずいぶんと元気なことだ。 きっかり一分。れいむを押し付けていた手を離す。 だがれいむは動かない。いや、動けない。 最早れいむの底部は真っ黒に焼け焦げており、動くことすらままならないのだ。 「おーいれいむー?離してあげたのにそこから動かないってのはどういうことかなー?」 「ゆぐっ!?で、でいぶのあんよがうごがないいいいいいいいいい!!!」 必死に逃げ出そうと身体をよじったり、縦に伸ばしたりするれいむ。 そんなことをしてもれいむの足は動かない。 完全にれいむの運動能力を奪ったことを証明していた。 「あーそうか。れいむ、きっとお前はそこから動きたくないんだな。そこ"温かい"もんなぁ」 「ぢ、ぢがっ!!おにいざん、でいぶをだずげでえええええええぇぇっぇぇっぇぇぇぇ!!!!!!!」 「いやいや解ってるよれいむ。お前が、そこから、動きたくないってことは」 解っていながらとぼけた振りをする。 俺の言葉にれいむはまたしても絶叫する。 「さて、れいむ。お前がそこから動きたくないってことはよっく解った。」 「ちがぁ・・・・・・でいぶをだずげ・・・・・・」 「じゃあそこから出たくなったらいつでも出ろよ。俺は止めないからな」 そう言いつつ椅子を運んできて、座る。 これから長丁場になりそうだ。一体何分、いや何時間かかるやら。 コイツが絶命するその瞬間まで、絶対に火を止めたりはしない。 「じゃあ、頑張れよれいむ。俺はここで見てるからな」 そうして俺とれいむの長い時間が始まった。 十分後。 特に何も変わりは無い。 今だれいむは元気(?)に鉄板焼きの真っ最中だ。 「おにいいいいいざあああああああああああん!!!!だずげでえええええええええええええええ!!!」 飽きもせずにれいむはこの十分間叫びっぱなしでいる。喉痛めたりしないのだろうか。 勿論この程度で辞めるつもりは無い。もっともっと、長い時間をかけてれいむを焼いていくつもりだ。 「なぁれいむ、今お腹の中にいる赤ちゃんどんな感じ?」 「ゆ゛ぅっ!?」 今の今まで忘れていたのだろう。 指摘されてようやく叫ぶのを止めるれいむ。 「ぞっ、ぞうだよ!!いまでいぶのおながにはあがぢゃんがいるんだよ!! おにいざん、ぞんなどころでゆっぐりじでないではやぐでいぶをだずけでね゛!!!!」 「やだよ面倒くさい。さっさと自分で出ればすむ話だろ」 子供をダシに使った命乞いもあっさり断る。 まだまだ結構元気だな。ちょっと火力弱すぎたか? 少しつまみをひねり、火力を上げる。 「ゆ゛っあ゛!!あじゅい!!!あじゅいよおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 結構敏感に反応するれいむ。 足を焼かれても神経とかいろいろその辺は無事なのかな? もっともっと時間をかけなくては。 「あじゅいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!だずげでえええええええええええええええええええ!!!!」 れいむの叫びをよそに、冷静に観察を続けることにした。 三十分後。 「あじゅい・・・・・・あじゅいよぉぉぉぉ・・・・・・」 すこーしだけ元気がなくなってきた。 でもまだ大丈夫だな。 知っての通りゆっくりは自身の中身である餡子を大量に失わない限り死なない、とされている。 このれいむはただ足を焼かれているだけである。外に漏れ出る餡子があるはずが無い。 見ればれいむの足元から黒い煙が上がり始めていた。 相当足焼きをされている証だ。 「あじゅい・・・・・・あじゅいいいいいいいい・・・・・・」 さっきからうわごとのようにそれだけを繰り返している。 体温の上昇に伴って思考能力が奪われているのか。 見ればれいむの顔は茹だったタコのように真っ赤になっている。 三十分でようやく顔が赤くなるだけか。 これは本当に長くなるな。 やはりゆっくりとは生命力だけは高いナマモノなのだ。 「あじゅうううう・・・・・・あじゅい・・・・・・」 そういえばれいむの中にいる赤ゆっくりはどうなっているだろうか? 恐らくだがサウナのようになった母の胎内で、苦しみ悶えているのだろう。 母と同じくその程度では死にそうに無いが。 「あじゅ・・・・・・あがぢゃん・・・・・・」 まるで俺の考えを読んだかのように赤ん坊のことを口にするれいむ。 他饅のことを気にかけられるなら、まだまだ元気ってことだ。 最早視線すら確かでないれいむを観察し続けながら俺は思う。 まだまだ、これから。先は長い。 一時間後。 もうれいむに言葉は無い。 その意識はとうに消え去り、目を白目を・・・・・・いや、両目は既に白濁している。 ぽかんと口を開けたきり、れいむは何も喋らない。さっさと餡子でも吐けば楽だったろうに。 底部の炭化は更に進み、徐々に焼かれていないはずの部分まで昇り始めている。 まるでそれは、れいむの命を脅かす病か何かのように。 「・・・・・・・・・」 そろそろ終わりかな。 そう思った矢先、その変化は訪れた。 ごぼり。 まるで身体の中に泡でもぶち込まれたかのように、れいむは水音らしき音を立てて膨らむ。 否、これは・・・・・・膨張ではない。沸騰している。 とうとうその身体に蓄えた餡子の、その沸点を超えたのだ。 ごぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ。 それが皮切りだったのか、れいむの身体は泡立つように膨らみ始める。 もはや饅頭の皮で作られた薬缶となったれいむ。 極限まで高められた体温のお陰で餡子は常に沸騰を続ける。 そして餡子と別れを告げて体中を巡りまわった水分の行き先はどこか。 決まっている。出口へと流れ、そこから漏れ出すのだ。 まさしく出『口』であるれいむの大きく開かれた口蓋から、それこそまるで魂か何かのように溢れる水蒸気。 口だけではない。白く濁ったその両目、その隙間からもまるで涙のように白い煙が吹き上がる。 おそらくこの水蒸気が抜け切ったとき、れいむもまた死ぬだろう。 いくらゆっくりとは言えど、体中の水分が無くなって生きているはずが無い。 ただれいむの水分が無くなるのはいつか。 もしかして今すぐか。 いや、十分程度では。 あるいは一時間後。 それよりも更に後かもしれない。 とにかく待とう。 考えても始まらない。どうせすぐに時間は過ぎ去り、答えは見つかるのだ。 れいむがいつ死ぬかなどどうでもいい。大切なのは、どのように死ぬかだ。 今沸騰する饅頭鍋と化しているれいむの中では、赤ゆっくりが地獄の苦しみに茹で上げれらていることだろう。 もしかしたら面白い、いや美味しいものが見れるかもしれない。 更に少しだけれいむの最期が楽しみになった。 さぁれいむ。 さっさと死んでくれ。 いや、もっと長く苦しんで死んでくれ。 どちらにせよ死んでくれ。 お前が死んだとき、お前を切り裂いて中身を調べ尽くしてやる。 お前の苦しみ、苦痛、恐怖を全て知ってやる。 お前が「赤ちゃん」と呼んでいた者がどうなっているか確認してやる。 楽しみだなぁ。 やはり虐待は楽しい。心が躍る。 沸騰し続けるれいむを前に、俺はそんな期待を抱いていた。 三時間後。 そこには炭の塊があった。 最早これがゆっくりだなどと思う者はいるのだろうか。 あれから一時間ほどで、れいむの水分はすべて出尽くした。 口から溢れていた水蒸気が止まった頃には、れいむの身体はまるでミイラのようにかさかさに乾燥していた。 それと同時に炭化も完全に進行した。 完全に水気の飛んだ饅頭皮は、あっという間に炭になっていき、れいむは目出度く炭饅頭へと変身したわけだ。 フライパンをひっくり返してみる。 落ちない。完全に焦げ付いている。 最期の大仕事をやり遂げてくれたフライパンに感謝する。 炭れいむを解体するべく、ナイフを差し込む。 かちりと硬いものに触れた音が響き、そこからバリバリと炭を砕いて内部へと埋没してゆくナイフ。 どうやら中の餡子は水分こそ出尽くしたものの、炭化はしなかったらしい。 それでもまるで干物のように硬くなった餡子を切り分けていき、炭れいむを切り開いてゆく。 今探すべきは炭れいむが言っていた「かわいいれいむのあかちゃん」。 どれほどかわいい姿になったのか楽しみにしながら炭れいむの中を探索してゆく。 やがてゆっくりの子宮とも言うべき場所まで到達し、そこを慎重に切り開いてゆく。 かろうじて面影を残す母の胎内で、それは転がっていた。 赤ゆっくり。赤いリボンが特徴的な、赤れいむだ。 母親が被った壊滅的な被害も、その子に及ぶことはなかったらしい。 炭化しているところなど一つも見受けられない。 だが、やはり結末は一緒ということか。 赤れいむは死んでいた。それも、とびきりの苦痛を顔に浮かべて。 真っ赤となったその肌からは、ここで何があったかを正確に物語ってくれた。 子を慈しみ、守るはずの母の子宮。 それがそのまま地獄の釜の底となったのだ。 塩釜ならぬ饅頭釜の中で、この赤れいむは丸茹でとも蒸し焼きともつかない地獄の業火を味わった。 母と同じく白く濁った両目と大きく開いた口からは、絶望と恐怖、そして苦しみがありありと伝わってくる。 生まれることも無く正に言葉どおり生涯一度きりもゆっくりせずにこの赤れいむは死んだ。 さぞや甘くなっているに違いない。 まだ熱を持っている炭れいむの子宮からひょいと赤れいむを摘み上げ、そのまま口の中へと運ぶ。 そして一噛み、口の中に溢れる味。 美味い。 胎児のゆっくりの甘酸っぱさに、極上の甘みと温かさが融合している。 餡子はまるでクリームのようにとろけ、水分をそのまま保ちながら死んだであろうことを示している。 皮はプリプリ。饅頭というよりまるでタピオカのよう。 これは良い発見をした。 胎児ゆっくりの親ゆ釜蒸し。 意外といいメニューかもしれない。 今回はこの通りフライパンを駄目にしてしまったが、わかっていればもっと向いた物を使っていた。 例えば、オーブンなどを使ってもっと早く仕上げるとか。 そうと解ればもっと実験しなければ。 最適の焼き時間は何か。温度はどれくらいか。道具は何にするか。 やはり足焼きをやってみて正解だった。 これをやらなければ、俺はこのメニューを見逃していただろう。 やはり虐待の道は一つに通じるのだ。 散々に使い古されてきた方法でも一つアプローチを変えればこのような結果を出す。 今だゆっくり虐待は修めつくせぬ未知のフロンティア。 満足感と充実感に支配されて俺はそんなことを思うのだった。 「おにいさーん、きょうはいいキャベツがはいったからロールキャベツにしようと・・・・・・ってなによこれ!!」 「げぇっ、ゆうか!」 「おにいさんまただいどころでいたずらして!あぶないからやめてってこのまえいったじゃない!」 「いや、違うんだよゆうか。俺は今日とても大切なゆっくり調理法を編み出したのであって決して遊び半分で ゆっくりをひたすら焼いてみたとかそのようなことは決して・・・・・・」 「いいわけむよう!おにいさん、ちょっとそこにすわりなさい!!」 結局また俺はゆうかに一時間説教を受ける羽目になった。正座で。 おわり ――――― 足焼きやってないなぁと思いこんな駄文を書いた書き溜めです。 最初は本当にただひたすら足焼きをし続けてれいむを炭にしようと思ったのですが 途中で赤ゆっくりの蒸し焼きが食べたくなったのでこんなオチになりました。 別にゆうかを登場させるつもりは無いのに結局最期には書いてしまう。 ゆうかが好きすぎて幻想郷に行きたくなった。 あとロールキャベツ食べたい。 このSSに感想をつける
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「ふたば系ゆっくりいじめ 640 れいむ、俺の為に赤ちゃん産んでくれ 前」からの続きです ========== れいむ、5回目の妊娠 「おっ、順調に育ってるね~、みんなゆっくり早く生まれてきてね!」 仕事から帰ってくると、れいむの額から伸びた茎に、そこに生えた七つの実ゆっくりに話しかける。 まだ髪や飾りが生えてきていない状態なので、種族はわからない。 判別つくようになるのは、明日の日中だろう。 れいむは、今回から妊娠方法を数を産める植物型に切り替えていた。 意識的にか、無意識にかはわからないが、いい判断と言えよう。 ゆっくりの交配において、産まれてくる子供の種族は必ず両親いずれかと同じ種族になる。 記憶などは祖父母以前の代まで遡って継承する事もあるが、種族を決定する遺伝餡までは隔世で発現しない。 え? チェンジリング? 何それおいしいの? まあ、ポンデちゃんのお友達? 上がって待っててね。すぐ帰ってくると思うから。 スタンダードなれいむとまりさの組み合わせで交配を行った場合、それぞれの種族の子供が生まれる確率は、ほぼ五分五分。 片親が他の基本種や希少種だった場合、その確立は変わってくるが、まあその話はどうでもいいだろう。 という訳で、まり×れいで交配を行った場合であれば、7匹全部がれいむ種になる確率は(1/2)^7=1/128。 ご都合主義に支配された世界でも無い限り、そうそう起こる出来事ではない。 しかし、コトはかわいい赤ゆちゃん達の命に関わる。 微力ながら、赤まりさが生まれる確率を上げる手助けをしようではないか。 ……… 「フンフフフ~ン♪ おお、このまりさちゃんかわいいねぇ!」 「ゆ…おにいさん…なにしてるの…?」 水槽の横で雑誌を切り抜いている俺に、れいむが不思議そうに聞いてくる。 「んー? これはね~…お! この子もか~わいいなぁ~!」 チョキチョキ 切り抜いてるのは、ゆっくり愛好家向けの雑誌。 読者によるゆっくり写真投稿ページから、とびきりかわいい子ゆっくり・赤ゆっくりの写真を選り抜いているのだ。 選んだのは、全てまりさ種。 「お兄さん、れいむがまりさちゃんを産めるようにお手伝いしようと思ってね!」 写真を水槽の外側、中のゆっくりから見える向きにセロテープで貼り付けながら、れいむに答える。 フカフカクッションの上で姉妹ですりすりをしている赤まりさちゃん カメラに向けてウインクをしている見返り姿の子まりさちゃん ちょっと涙目になりながら、洗面器の中でお帽子で浮く練習をしている子まりさちゃん ああ…飼い主さん、この子達捨てないかなぁ…俺すぐ拾いに行くのにぃ… 「どーだい!? みんなかわいいまりさちゃんだよねぇ! こうやってゆっくりしたまりさちゃんの姿をたくさん見れば、れいむの赤ちゃんもまりさちゃんになるかもしれないよ?」 「ゆゆっ?! そうなの!?」 そんな話は聞いたことないけどね! でも、胎教みたいな感じで案外そんな効果もあるかもしれないし…ま、病は気からというヤツだ。 「れいむ、アレも水槽に入れてあげようか?」 俺が指差したのは、いつも水槽から少し離れたところに置いてある透明な箱。 「ゆっ? い、いやだよ! あのまりさはゆっくりできないよ!」 「ゆっくりできないとはひどいな~、いつもすっきりーしている仲じゃないか。それに頭の赤ちゃん達のおとうさんだよ?」 「おにいさんがむりやりすっきりーさせたんでしょおぉ! あんなゆっくりしてないまりさをみてたら、またあかちゃんのまりさがうまれなくなっちゃうよ!」 随分な嫌われようだ。 まあ、無理もないか。さっきからずっと透明な箱の中でこっちを睨みつけて暴れてるからな。 あんなの見てたら、かわいいまりさちゃん写真集の神通力も薄れてしまうというものだ。 ……… 「まりしゃはゆっくちできりゅね!」 「おきゃあしゃん! いもうちょのまりしゃ、たくしゃんうんでにぇ!」 「ゆっ! おちびちゃん! こんどこそだいじょうぶだよ! おかあさん、じしんあるよ!」 「ゆわーい! おうちにかえれりゅのじぇー♪」 水槽に貼られた写真を眺めながら、既に勝利を確信したか和気藹々と笑い合う母れいむと赤まりさ達。 一方、赤れいむ達はどこか複雑そうな表情を浮かべていた。 「おきゃあしゃん! れいみゅも! れいみゅもゆっくちしちぇるよ!」 「ゆふふ! そうだね! おちびちゃん! おうちかえってみんなでゆっくりしようね! ゆゆ~ん♪」 「ゆ……」 一匹の赤れいむが構ってほしげに母れいむに話しかける。 だが、浮かれている母れいむは答えはするものの、視線はすぐに写真の方に戻ってしまった。 「ゆー…おにいしゃん! れいみゅは!? れいみゅのしゃちんもはっちぇね!」 「いや、れいむちゃんの写真は貼れないよ。また赤ちゃんが全員れいむちゃんだったらどうするの? そしたられいみゅちゃん達、ゆっくりできなくなっちゃうでしょ?」 「ゆぅ……」「れいみゅはゆっくちできりゅ ゆっくちなにょに………」 疎外感を感じ、しょんぼりする赤れいむ達。 大丈夫! お兄さんはれいむちゃんもまりさちゃんもどっちも大好きだからねえぇぇ! そして、日付は変わり翌日 仕事から帰った俺は、早速れいむの茎に実った赤ゆをチェックした。 「れいむちゃん、れいむちゃん、…(中略)…れいむちゃんに~………れいむちゃん!」 結果は7匹全部、とってもかわいいれいむちゃん! 穏やかな笑顔で「ゆぅ…ゆぅ…」と寝息を立てている。 まだプチトマト大だが、出産促進剤が効いているのでもう生れ落ちる頃合だ。 「お、おかしいよぉ…! こんなのへんだよぉ…!?」 ずっと呆然と頭上の赤ゆを見つめているだけだった母れいむが、ようやく口を開いた。 そんなれいむを諫める。 「こら、れいむ。自分の赤ちゃんの事、変だなんて言っちゃだめだよ。こんなにゆっくりとした赤ちゃんじゃないか?」 「ち、ちがうよおぉ…! そうじゃなくてぇ…! どおしてあかちゃんこんなにいるのに、みんなれいむとおなじれいむなのぉ…?!」 「いや、そんな事言われても、産んだのれいむだし」 「ゆえっ…ゆええぇ…! おきゃあしゃーん! どうちてまりしゃを うんでくれにゃいのー?!」 「ゆっぐ…まりしゃたち…おにいしゃんに いたいいたいされぢゃうぅ…まりしゃやぢゃよぉぉ……!」 「れいみゅのいもうちょがちんじゃうよぉ! ゆああぁん!!」 今朝までは、今度こそお家に帰れると楽しそうにしていた一家が一転して恐怖に包まれ泣き喚く。 そんな家族達の声が聞こえたか、或いは、母れいむの恐怖が茎を通して伝わったか、 それまで穏やかな寝顔を浮かべていた新生赤ゆ達の表情も不安げになってくる。 「さーて、れいむちゃんしか生まれなかったことだし! お兄さんも心を鬼して処刑タイムにしっましょっかね~♪」 「ゆっ?! お、おにいさん、まってね! これはなにかのまちがい…な、なにするのぉぉ?!」 お楽しみ開始の宣言をした俺は、ゴトゴトと準備しておいた小道具を引っ張り出す。 水槽から取り出した母れいむを、れいむの直径と同じぐらいの板の上に乗せ、ビニール紐で縛り付ける。 これで跳ねる事も這う事もできない。 「やめてね! やめてね! れいむにひどいことしないでね!」 「「「おきゃあしゃんにひぢょいことちないでえぇ!」」」 「大丈夫、大丈夫。ちょっと大人しくしててもらうだけだから」 動けなくなったれいむを再び水槽に戻し、ここからが本番。 茎の真下を中心に、地面の上に落ちてくる赤ゆを受け止めるためのクッションを並べる。 「お、おおお、おにいざあぁん?! なにおいでるのおぉ!?」 「これは剣山って言うんだよ。とってもとかいはなクッションでしょ?」 「やめでよおぉぉ!! あがぢゃん ぢんじゃうでじょおぉぉ?! それどかしでえぇぇ!?」 「いや、殺すためにやってるんだし」 いや増した恐怖が伝わったか、茎に実った赤ゆ達の表情が更に不安の色を濃くする。 無理もない。これから何が起こるかわからない未知のゆん生。 先の見えない未来に不安を抱くのは、人間もゆっくりも同じではないだろうか? というわけで、その不安を払拭するために、ゆん生の先輩であるお姉ちゃんにこれからのゆん生を語ってもらうことにしよう。 「えーと、今日殺しちゃうお姉ちゃんは……ニ連続れいみゅちゃんだったから…れいみゅちゃんでいいか」 「ゆひ…ゆひいぃぃ……れいみゅ…ちにたくにゃい……こっちこにゃいでえぇぇ……」 角形の剣山を何枚か敷き詰め終えた後、 水槽の中で腰餡を抜かして動けなくなっている赤れいむを摘み上げ、茎と同じ高さから剣山の上に落とす。 ひゅ~ プスプスプスプスプスプスプスプス 「ぴんぎゃああぁぁぁああぁあぁぁあっっ!?!?」 何本もの針があんよに突き刺さる。 体重の軽い赤ゆであるが、ある程度落下距離があったので、饅頭皮に深く突き刺さった。 針先は中の餡子まで到達しているだろう。 「ぴぎっ! ぴぎいいぃっ! いちゃいっ! やめっ、とげとげしゃんやめちぇっ! いちゃいっ! ゆきいぃぃ!」 赤れいむはなんとか針を抜こうと身を捩るが、 足場のない針山の上、あんよに針が刺さった状態では、思うようには動けない。 お尻を持ち上げてはあごに食い込む針に泣き、あごを持ち上げてはお尻に食い込む針に叫びをあげる。 そんな堂々巡りを繰り返す内に、針はますます深く赤れいむの餡子に食い込んで行く。 「ぴいぃっ! いちゃいよぉ! とげとげしゃあんっ! ぴきっ! れいみゅにちくちくちないでえぇ!」 「「「「「「「……!? ……!?」」」」」」」 下で待つ姉赤れいむの呼び声に、まだ目の開いていない妹の赤ゆ達も素敵な未来を予感したか、ブルブルと震え出す。 その震動で茎が揺れる事で、赤ゆ達が生まれ落ちるのが早まる。 (ゆ? ゆっくちうまれりゅよ!) ひゅ~ プスプスプス 「ぴゅきいいぃぃっ?!」 (ゆゆっ?! きょわいよぉぉ!) ひゅ~ プスプスプス 「ゆぴいいぃぃっ!!」 (れいみゅまだうまれちゃくないぃぃ!) ひゅ~ プスプスプス 「いぢゃああぁいっ!!」 悲鳴で最初のご挨拶をする妹赤ゆ達。 その声に、まだ茎に残っている赤ゆ達は下で何か恐ろしい事が待ち受けている事を確信する。 「「「「……!!」」」」 茎から落ちまいと、茎に繋がった頭頂部に力を込めているのか、眉間に皺を寄せて何かを踏ん張っている。 だが、恐怖から来る震えは止まらず、次々に茎から切り離されて、悲鳴を上げる。 中にはパニックに陥りバタバタと暴れ出し余計に落下を早める者もいた。 「ぴいぃっ! ゆぴいぃっ!」「あんよいちゃいよおぉぉ!」「ゆっきちできにゃいぃ!!」 「おきゃーしゃあん!」「たちけちぇよおぉ! ぴきぃっ!!」 無事生まれ落ちた7匹の赤ゆ。 姉よりも軽いプチトマト大のため、針はあまり深くは刺さっていない。 そのため、身動きを取ることはできるのだが、動いた先もまた針のむしろ。 一歩這って悲鳴を上げて身をのけぞらせ、バランスを崩してコロンと転がってはまた悲鳴を上げる。 泣き叫び、じたじたと体を曲げて蠢き踊る7匹の赤ゆちゃん達の姿は、まるで楽しいお遊戯会。 よじよじ じたじた ころりん ぴこぴこ 「わ~赤ゆちゃん達かわいいなあ! みんなダンスがお上手だよ~!」 俺も手拍子のリズムで応援するが、みんなめいめいまちまちに動くのでリズムの取りようがない。 しかし、この自由奔放さこそが赤ゆちゃんのダンスの魅力だ。 「おにいさぁん…! もう…もう…やめてよぉぉ! あかちゃんがいたがってるよぉぉっ!?」 親御さんはこの線から出ないでくださーい。 でもヒートアップする親の気持ちもわかる。 今まさに赤ゆちゃん達がかわいいソロパートを披露してくれている真っ最中なのだから。 「いぢゃいいぢゃいいぢゃぁいっ! とっちぇええ! これとっちぇええぇ!」 転がる内に頭から針に突き刺さり、逆さまになった状態であんよを虚しくグネグネ動かす赤れいむ。 「ちくちくいちゃいよぉ! やめちぇえぇ…ゆぎゃああぁあっ! にぇいみゅのきゃわいいおべべぎゃああぁぁ!!」 前のめりに倒れて両目にサックリとサミングをくらう赤れいむ。 「おねいぢゃあぁあん!」 「やべぢぇええぇ! のっきゃらないぢえぇ! ぎゅぎゃああぁあぁっ!!」 唯一の安全地帯、動けない姉赤ゆに辿り着き、その上によじ昇ろうとする赤れいむ。 妹の分だけ重量が増した姉は、更に餡子深くに針が突き刺さり絶叫する。 半狂乱で振り回したもみあげが妹赤ゆの目に入り、のけぞった妹赤ゆは再び針山に転がり落ちる。 「いちゃいぃ…ゆーちょ…! ぴぎっ!? …ゆ、ゆーちょ…! ゆぴいぃっ!」 次々と刺さる針の痛みに泣きながらも、針山の端に向かって着実に這い進む赤れいむ。 無論、そんなにあっさり逃げられる程ゆん生甘くはない。 「ゆ…もーちょっとりゃよ……ゆーちょ… …?! ぴっ?! ゆびぎいいぃいいぃっ!?!?」 剣山クッションの外周近くの針には、ベットリとタバスコを塗りつけてある。 傷口から染み込む辛み成分に、赤れいむは狂ったように針のむしろを転げ回り、更に傷を増やしてはまた転げ回る。 そして、口からタバスコ付きの針山にダイブ、タバスコ味の針に舌を縫い付けられて動きを止めた。 「ゆぎっ…! かりゃっ…!? こりぇ…! どくっ…! ゆぴいぃ…! にゅいちぇっ…! にゅいちぇぇ……!」 数分後 「いちゃ…いよ……」「ゆひっ…ゆひっ…」「ゆ゛…ゆ゛…」 流石に踊り疲れたか、もう一歩も動けなくなった赤ゆ達が、剣山の上に横たわる。 垂れ流した涙とちーちー、傷口から零れた餡子が剣山の土台をたっぷりと汚していた。 「ふふふ! 赤ゆちゃん達ぃ! とってもかわいいダンスだったよぉ! それじゃお昼寝の時間にしようねえぇ!」 俺の声に、背中が針山に刺さって動けなくなっていた赤ゆがこちらに目を向け、その視線が俺の手の上の物に吸い寄せられる。 「ゆ…? ……!? や…やぢゃやぢゃやぢゃあぁっ!!! ゆんやああぁぁっ!!」 「ゆっくりおやすみ…れいみゅちゃああん……ふふ…うふふふ……ゆふふふふ……!」 剣山のベッドで眠る赤ゆちゃん達の上に、ゴトッ、ゴトッと、そっと剣山のお布団を被せてあげた。 [残り赤ゆ] まりさ×4 れいむ×1 ========== れいむ、6回目の妊娠 今日は仕事の都合で帰りが遅くなってしまった。 茎に実っていた赤ゆ達も、もう生まれ落ちている頃だろう。 果たして今日こそは無事赤まりさが生まれてくれただろうか… 「ゆ、ゆっ! お、おにいさん! うまれたよ! あかちゃんのまりさがうまれたよ!」 虐待部屋に入るなりれいむの方から声をかけてきた。 へー産まれたんだー、どれどれ。 水槽の中には、プチトマト大の新生赤ゆが5匹。 見ると確かに、一匹だけ黒いお帽子を被った子が交じっている。 「わー! ほんとだ! とってもかわいいれ…赤ゆちゃんだね!」 「ゆ? ゆっくちちちぇいっちぇね!」 かわいいと褒められた赤ゆちゃんが、ブカブカお帽子の下で左右のもみあげを元気よくピコピコ動かしながら、俺に挨拶をする。 「はいはい、ゆっくりしていってね!」 「ね? ね!? ちゃんとあかちゃんのまりさでしょ!? だ、だかられいむたちをおうちにかえしてね!」 「うん! 勿論だよ! 約束通りお家に帰らせてあげようね!」 「あ、ありがとう! おにいさん! で、で、いつかえらせてくれるの?」 ダラダラと全身に汗を浮かべている母れいむを水槽から出し、透明な箱に移す。 続いて赤ゆ姉妹も。 箱に移された母れいむと姉の赤ゆ達が、チラチラと水槽の方に目をやる。 「ゆっ? ゆっ?! ちょ、ちょっとまっておにいさん!? い、いまかえるの?!」 「あっれー? お姉ちゃん達どうしたの? お家に帰れるよ? 嬉しくないの?」 「「「「ゆぴゃああぁあっ?!」」」」 れいむの言葉を無視し、やたらビクビクとしている姉の赤ゆ達に声をかけると、素っ頓狂な声を上げて飛び上がった。 何をそんなに怯えてるんだろうね! ふふふ…! 「ああ…そっか…妹やお姉ちゃん達…ゆっくりできなくなっちゃったもんね…みんなゆっくりできないよね… そうだ! お土産に食べ切れないぐらいのあまあまさんをあげようね! だからみんなでゆっくりしてね!」 「ゆ…ゆわーい! あ、あかちゃんたち! よ、よかったね! ね?!」 「「「「ゆわあぁぁ! あみゃあみゃしゃん!!」」」」 れいむがどうやら笑顔のつもりらしい歪な表情で目を泳がせながら大喜びする。 妹の赤ゆ達も笑顔で大喜びをしているが、お姉ちゃんの赤ゆ達はまだ水槽にご執心のままで気もそぞろだ。 俺も水槽にチラチラと視線を送ってみると、れいむが更に全身から汗を垂れ流す。 「あ、あ、あ、あの、おにいざん! きょ、きょうは、もうよるざんだから、れいぶだぢおうぢかえるのはあじだに…」 「じゃあみんなお家に帰ろうねえ! ゆっくりできるあまあまさんも一杯あげるからねえ! みんなで仲良くゆっくりと暮らしてねえ! それじゃあね! さようならああぁぁ!」 れいむの声を遮るように、俺が大声を張り上げる。すると 「ゆやああぁあっ! まりちゃをおいちぇかないでえぇぇ!? どうちちぇおいちぇくのおぉ!? おきゃあしゃあんっ!!! やぢゃあぁ! まりちゃもおうちかえりゅううぅぅ!!」 水槽の中から、大きな泣き声が聞こえた。 改めて説明するまでもないと思うが、 今回生まれた赤"まりさ"は、赤れいむに姉である赤まりさのお帽子を被せてまりさに見せかけたもの。 で、水槽でひとりおいてけぼりにされたのが、お帽子を貸した姉赤まりさ。 水槽の中に入れてある石の影に隠れていた。お尻が見えてたけど。 ゆっくりは飾りで個体識別をしているので、 飾りを他のゆっくりにつけると、そのゆっくりを本来の飾りの持ち主のゆっくりとして誤認識する。 これは親子や姉妹であっても区別がつかないほどだ。 今回みたく、自分達自身が目の前で飾りを渡した場合には、流石に"擦り替わった"と認識できるようだが、 それでも、帽子付きの赤れいむは赤まりさそっくりに見えていたのだろう。 餡子脳ではかんっぺきっな偽装だと思っていたのかもしれないが、 人間である俺からすれば、どう見てもまりさ種の帽子を被った赤れいむにしか見えない。 まんまと俺を欺き、帰宅の確約を取り付けたら、後は帰る直前に隙を見て赤まりさを口の中に隠すつもりだったらしい。 しかし、その"隙"はなく、赤まりさ一匹おいてけぼり。あの時の泣き顔のかわいらしさと言ったら…! こんな間抜けな抵抗が見られるから、監禁ゆ虐は楽しいよなぁ… 「やめちぇ! やめちぇ! やめちぇええぇっ! まりちゃのおぼうちしゃん、もうちょきちょきちないでえぇぇっ!!」 なんて事を考えながら、赤まりさが妹れいむに貸したお帽子をハサミで細かく切り刻んで行く。 「ほーら、まりちゃちゃん? 大事な大事なお帽子を他の子に貸しちゃうから、お帽子さん切られちゃったよぉ?」 「まりちゃじゃにゃいよぉぉ!? おきゃあしゃんが おぼうちとっちゃのおぉ! まりちゃ、いやっていっちゃのにぃぃ!!」 「おにいざんごべんなざいいぃ! でいぶがわるいんでずうぅ! おちびちゃんはわるぐないんでずうぅ! もうやべであげでぐだざいぃぃ!!」 「ちょーきちょーき! お帽子さんちょーきちょーき!」 「まりちゃのしゅてきなおぼうちしゃんがあぁぁーっ?!」 ……… 「ゆぐっ…おぼうちしゃん……ゆっぐ…もどっちぇ…いじわりゅちないで…もちょにもどっちぇよおぉ…」 「さ、じゃあ赤ちゃんまりさも生まれてなかった事だし、いつものヤツ行っとく?」 べそをかく赤まりさが、細切れになったお帽子だった物を舌で並べてなんとか元の形にしようとしているのを 指先でグシャグシャにしてから、本日の処刑タイム開始を宣告する。 「今日はどの子がいいかなぁ……よし! れいみゅちゃんだ!」 「ゆんやああぁぁっ!?」 「…と、思ってたけど、大事なお帽子貸しちゃった悪い子まりちゃちゃんが死のうねっ!」 「ゆっ…ぐ…ゆっぐ…まりちゃ…わりゅいこじゃにゃいよぉ… おきゃあしゃんが…おきゃあしゃんがあぁぁぁ……ゆびええぇぇん…!」 うんうん。いい泣き顔だね。 「良い子のまりさちゃん達はちゃんと覚えておいてね! とっても大事なお帽子! 他の子に貸しちゃったらゆっくりできなくなっちゃうからねえぇ! ……わかったか?」 ブルブル震えていた他の赤まりさ達が俺の言葉に涙目でコクコクと何度も頷く。 お間抜けイベントを見るのは楽しいが、同じネタを使われても萎えるので一応釘を刺しておく。 「よーし、今日はコレでいこうかな~」 取り出したものは、一本の竹ひご。 そこに"ある物"を被せてから、妹の赤ゆを一匹摘み上げ、あにゃるにブッスリと突き刺す。 「ゆびいぃぃ! いぢゃいぃぃ! れーみゅのあにゃりゅしゃんがあぁぁ! ゆげっ?!」 最後のゆげっ、は竹ひごを貫通させて赤ゆの口から突き出させた時に鳴った音だ。 串刺し状態になった赤ゆは、目を白黒させながら自分の喉を突き破って生えてきた竹ひごを見つめている。 「ゆげぇっ…! いぢゃっ…! のぢょっ…! あにゃりゅしゃ…! たっ、たちけちぇ…!」 さて、竹ひごに被せてあった物は、ゴム風船。長い棒状に膨らむタイプの物だ。 この風船の先っぽを指で摘み、中の竹ひごだけを引き抜く。 はい、これで風船が赤ゆの体を貫いた状態になりましたー じゃあ、いってみようか。 大きく息を吸い込みー フウーーーー!!! 思いっきり風船に向けて吹き込んだ。 「ゆぎゃ ブチンッ 一気に膨らませたので、悲鳴が終わる前に赤ゆの体が千切れ、上下に分断されて水槽の中に落ちた。 「「「「ゆびゃああぁっ!?!?」」」」 ボトボトと落ちてきたモノに、姉妹達が悲鳴をあげる。 口の上と下で離れ離れになってしまった赤ゆの方は、流石に声が出せない。 何かを言おうとしているのか、下半分にくっついた舌がピクピクと蠢いてはいるが、まったく声は出てこない。 その様子を、逆さまに転がった上半分が涙を流しながら見つめている。 そして、舌の動きが止まったのを見届けてから、上半分は暫く痙攣した後、目玉をグルリと反転させ、こちらも動きを止めた。 「あがぢゃんがああぁっ!?」 「まりしゃのいもうちょがああぁぁ!!」 「こあいよおぉ! おきゃあしゃあん! おねえちゃあん!」 「は~い、じゃあ次」 「ゆにゃあぁぁ! やめちぇぇ! ゆっくいちたぁい! ゆっくいちたいよぉ!」 悲鳴をあげて怯える妹赤ゆ達から一匹を選んで摘み上げる。 今度は口からあにゃるへと逆方向に風船を貫通させてから口に咥える。 俺と赤ゆの目が合う体勢だ。 「やめちぇ…! れいみゅぶっちんしゃんやあぁ…! ゆっくちでき フー… ゆぶっ?!」 今度は少しずつ息を吹き込み、直径1センチほどまで膨らませる。 それでもプチトマトサイズの赤ゆにとっては相当の圧迫感があるだろう。 「ゆぶぶ…! いちゃ…! れ…みゅ…おかお…ちぎれちゃ…! やめ…! おにいしゃ…!」 俺の眼前で、涙目で必死に助けを請う赤ゆ。 大きく開いたお口の端の饅頭皮がビロンと伸び、中の餡子が透けて見える程に薄くなる。 その表情を楽しみながら、更に息を吹き込む。 「ゆ…ぶっ…いぢゃっ…ちぎれ…りゅ…ゆごっ…! も゛ぼっ……!」 口をあんぐり開けたままの変則ぷくーで膨らみ、こちらを威嚇してくる赤れいむ。 口の端の皮がぷちぷちと裂け始めたかと思うと、みるみる頬まで裂け目が広がり、中の餡子が露になる。 更にもう少し息を吹き込む。 「も゛…! も゛っ…!!」 喉を完全に塞がれ、まともに出せなくなった言葉の代わりに、 ボロボロ涙を流す目とピコピコ揺れるもみあげが俺に何かを語りかけているようだ。 「もうやめでえぇぇえ! れいむのあがぢゃんにひどいごどじないでええぇ!!」 ブチ切れ寸前の赤ゆが母れいむの声に気づき、助けを求めるかのように視線を水槽の方に彷徨わせたところで、とどめのもう一息。 ブチッ…ブチブチ…ブチッ! ボトッ 再び赤ゆの部品が、水槽の中に落ちる。 だが、落ちたのは下半分だけだった。 上半分は膨らんだ風船の上にバランスよく乗った状態でそこに留まっていたからだ。 ピコピコピコピコピコピコ…! 風船を咥えたままの俺の目の前で、もみあげが激しく動き続け、暫くして、止まった。 「あがぢゃあああんっ!! ゆああぁ!! どおじでごんなあぁぁ!」 「よし! 最後はみんな仲良くいこうね! お姉ちゃんも一緒だよ!」 「ゆぴゃあぁぁっ!! ゆぎっ!?」 「おきゃあぢゃああんっ!! ぎびゅっ!!」 「た、たちっ…たちけちぇぇ…たちけちぇえぇ!! ゆぴぃっ!」 「ゆやぢゃああぁっ! まりちゃをぶちぶちちないでえぇ!! ゆげえっ!」 姉の赤まりさと残った妹赤れいむ3匹を捕まえ、一つの風船にまとめて通し、少々の事前準備を施す。 なお、俺の側から見て、こちらにお尻を向けた赤れいむ3匹が連なり、その妹と対面する向き一番外側に赤まりさの順だ。 フーーー… 息を吹き込むと、ポンと風船が膨らむ。 「「「「ゆぎゅぷっ!!」」」」 体の芯から外側に向けて強い圧迫を受けた4匹が一斉に声を上げた。 こちらに向いた赤れいむ達のお尻が振られる。 プリンプリンと振られるのではなく、プルンプルンと小さく震えるような振られ方だ。 あにゃるに風船が通ってる状態なので、あまり派手な振り方ではないが、その奥ゆかしい動きがまた愛らしいではないか。 俺からは赤まりさの涙目顔しか見えないのが残念ではあるが、きっと妹達もいい表情を浮かべてくれているのだろう。 フー… 「「「ゆも゛ぉっ…!!」」」 「やめ゛っ…おにいしゃ…! まりぢゃの…いもおぢょ…! ちんじゃうっ…!」 体の小さな妹達は、既にお口が一杯一杯に広がったのか、もうまともな言葉を発音できない。 替わりにまだ余裕のあるお姉ちゃんが、苦しそうに妹達を気遣う声を上げる。 さっきまではお帽子を細切れにされて泣いていたというのに。麗しきかな姉妹愛。 フー… 「「ゆぼっ!!」」 「ゆも゛…! いも゛っ…ぢょ…があぁっ…!」 上がった悲鳴は赤れいむ2匹と赤まりさ1匹分。 赤まりさの目の前にいた赤れいむは上下バラバラになって脱落した。 その光景を目の前で見ていた赤まりさと、すぐ後ろの妹赤れいむがちーちーを漏らす。 「「ゆぶぶ…! ゆぶぶ…!」」 残った赤れいむ達は、まだ千切れていない。 予めほっぺにセロテープを張って饅頭皮を補強しておいたお陰で伸びにくくなっているのだ。 あにゃるの周りの皮が裂け、俺からは見えないがおそらくは口も裂け、苦しそうに呻いているが、まだまだ健在。 元気にもみあげをピコっている。 さあ、もう少し息を吹き込んでみようか。 フー… 「ゆぎょおっ?!」 おっといい声が聞こえたね。 声の主、真中にいた赤れいむちゃんの様子を見てみよう。 こちらからは、大幅に拡張されたあにゃるしか見えないので、風船を折り曲げて、顔をこちらに向けさせる。 小さなお口は、顔の端まで真一文字に裂けているが、セロテープのおかげで裂傷はそこで止まり、 かろうじてお口の上と下がサヨナラするのを引き止めている。 縦方向の引っ張りにかなり強くなっているのだ。 しかし、風船は縦にばかり膨らむ訳ではない。 横方向への膨らみで、顔の中心線上の饅頭皮が伸びて薄くなり始め、赤れいむの両目が離れてきている。 こうして俺が見ている最中にも、ミチミチ…と伸びきった顔の皮が破れ始め、中の餡子が見え出してきた。 更にもう一息。 フー… ブチ…ブチ…ブチブチィッ ボトッ 「ゆ゛…ぶ…!」 「ゆ…や゛あ゛…ぶっ…まり…の…いもお…ぢょ…ゆもっ…!」 メリメリと真ん中から左右にゆっくり裂けて、水槽へと落下して行った。 最後の赤れいむ、俺の口から一番近い子は、まだ耐えている。 こちらはほっぺだけじゃなく、側面を一周させてセロテープを巻いてあるから、大変丈夫である。 フーーー…! 「……!!!」 「ゆぼっ…!? ぼっ…! びぼ…うぢょぉ……!」 再び風船が膨らむ。 最後の赤れいむのいる箇所だけ風船が窄まった状態で。 セロテープの輪が内からの圧力に耐えて、その場所だけ風船の膨張を押さえ込んでいるためだ。 だが、セロテープが圧力に耐えたところで、セロテープと風船の間の物も耐えるかと言うと、そうではない。 セロテープの輪と風船に挟まれて残っているのは、薄く潰れた饅頭皮一枚のみ。 その下にあった筈の餡子は、口とあにゃるの饅頭皮を押し広げて、水槽の中へボトボトと落ちてしまっていた。 さてさて、最後に残るはお姉ちゃんのまりさちゃん。 一番の特等席から、妹達が千切れたり、饅頭の抜け殻になって行く姿をつぶさに見ていたその目が、 今はその感動のラストシーンを反芻するかのように、固く閉じられ、涙を流している。 フー… 「んも゛ぉっ…!?」 眼底からの圧力に、目玉が半分ほど飛び出し、閉じていたおめめが再び開いて、俺を見る。 その怯えきった涙目に笑いかけてから、空気が抜けないようにして一旦風船から口を放す。 「まりちゃちゃあん、これから妹達みたくブッチィンって千切れちゃうよ? 怖い? ブッチンはイヤ?」 「ゆも゛ぉっ…!! も゛ぼっ…!!」 言葉は発せなくとも、目は口ほどに物を言う。 その涙が全てを俺に伝える。 「うんうん、わかる、わかるよー。そうだよねぇ。ブッチンはヤだよねぇ。 じゃあ、お兄さんがまりちゃちゃんがブッチンにならないようにしてあげるねええぇぇ!」 別の風船−大きくて透明度が高いもの−を取り出し、ハサミで切り開き、一本のゴムの帯状にする。 これを赤まりさと、その前後を囲むようにぐるっと巻き付ける。 被せた風船の下に透けて見える赤まりさちゃんが、 イヤイヤをするように目だけを左右に動かしている姿がかわいすぎて生きてるのがつらい。 「始まるよ! 始まるよ! かわいいまりちゃちゃんのすーぱーぷくぅタイムが始まるよ!」 そう言って再び風船を口に咥える。 水槽の中の姉妹達からゆんやゆんやの大喝采が聞こえてくる。 お母さんも感激の涙を流している。 フーーー…! 「ゆ゛ぼお゛っ………!?!?」 内側の風船が伸び、あっという間に赤まりさのお口とあにゃるが横に裂ける。 だが、一緒に伸びた外側の風船に押さえつけらているお陰で、千切れるまでには至らない。 フーーー…! 「~~!? ~~!!」 口元から、赤まりさの顔に縦に亀裂が走り始める。 ミチミチと皮が破れ、餡子色の亀裂が眉間へ、おでこへ、頭へと広がって行く。 風船の下で行き場のない涙を滲ませ、俺に向かって命乞いをする両目が徐々に離れて行く。 だが、千切れるまでには至らない。 フーーー…! 「………!!!」 風船と風船の間の空間に、赤まりさの餡子がじわじわと滲み出す。裂けたお顔やあにゃるから。 喉やあにゃるを通ってから排出された分は別として、 裂けた皮から漏れ出た分は、風船で押さえつけられているお陰でまだ体内の餡子と一つに繋がった状態。 言ってみれば、皮を剥がれた状態と変わらない。 だからまだ、命を奪うには至らない。 どんどん、どんどん、餡子が広がる。皮も広がる。広く広く、薄く薄く。 それでも命を奪うには至らない。 潰れて倍ぐらいに広がった小さなおめめが、遂に破裂して円形を留めなくなった。 その下からも、餡子が溢れ出してくる。 フーーー…! フーーー…! フーーー…! ……… ……… 外側の風船をそっと剥がし、内側の風船の空気を抜く。 「はい、プレゼント」 水槽の中で固まって震えている赤ゆ達の頭上から、風船に貼り付いていたソレを落とす。 約束通り千切れることなく繋がったままの、ペラペラの餡子のリングがパサリと音を立てて落ち、赤ゆ達の周りを囲む。 落ちたリングの外側の一部が捻れて裏返り、赤ゆ達の方を向いた。 そこに貼り付いていたのは、髪の毛、そして薄く引き延ばされた丸い穴の開いた饅頭皮。 赤まりさのお顔の右上側だった。 「「「「ゆぴ…ゆぴぴ……ゆぴいいぃぃぃぃーー!!」」」」 赤ゆ達が、一声鳴いた後、口から餡子の泡を吹いて気絶する。 餡子リングは暫くブルブルと震えていたが、やがて動かなくなった。 「あがぢゃん……あがぢゃああぁん……かえれると…おもっだのにぃ……」 愕然とした表情で餡子リングを見つめながら、母れいむが涙を流す。 そんなれいむの髪をそっと撫でて、静かに声をかける。 「れいむ…元気出しなよ…れいむがしっかりしないと赤ゆちゃん達がゆっくりできないよ… ほら、死んだまりさちゃんも言ってるよ…聞こえない…? …ゆやあぁぁあぁ、まりちゃちにたくないよー おかーさんがおぼうしとらなかったら、まりちゃはちななくてすんだのにー どーちて、まりちゃのおぼうししゃんとっちゃったのー おかーさんはまりちゃのこときらいなんだーゆええええん」 「ゆっぐ…ぢ、ぢがうのぉ…れいぶのあがぢゃん……れいぶ…れいぶ…ぞんな…づもりじゃ…」 「おかーさーん、くるちいよぉぉー、いたいよー、おくちがさけちゃうよー、からだがちぎれちゃうよー、 おかーさーん、まりちゃちゅぶれちゃうよー、まりちゃをたしゅけてー、 おかーさーん、まりちゃのおぼうしかえしてよー、まりちゃゆっくりできないよぉぉ…… …どう、れいむ? 少しは元気出た?」 「ごべ…ごべんね…あがぢゃん……ごべん…ねえ…ゆる…じでねえ…おがあざんをゆるじでえぇぇぇ……」 俺はれいむの涙を餡子リングでそっと拭ってやった… [残り赤ゆ] まりさ×3 れいむ×1 ========== 今日は日曜日。 積んであった本を虐待部屋に持ち込み、読書に勤しむ。 とは言え、実は本の内容はほとんど頭に入っていない。 俺のすぐ横の水槽で楽しいイベントが発生しているせいだ。 「ゆ…こうなのじぇ…」 「ちがうよ…こうぢゃよ…」 何やらボソボソと言葉を交わしているのは、二匹の赤まりさ。 母れいむの背後で身を寄せ合って、嬉しそうにお喋りをしている。 その二匹にチラリと視線を送り目配せをすると、二匹がぽいんと跳ねて答えてくれた。 母れいむは今はお昼寝の時間。 食事に微量のゆっくり用睡眠薬を混ぜておいたので、ご飯が終わるとすぐに舟を漕ぎ始めた。 額からは茎が伸び、四つの実ゆっくりが実っている。 予定日は明日。まだ種族不明。 きっと今度こそ無事赤まりさが生まれて、みんなでおうちでゆっくりしている夢でも見ていることだろう。 「ゆ…ゆっ…にゃんだか………きちゃよ……」 赤まりさ達の様子を横目で伺う。 そこで起きている事を見て、顔のニヤけが止まらない。 「「………………ぃぃぃーーー!」」 一際大きい声を聞いた瞬間、思わず噴き出しそうになり、慌てて本で顔を隠す。 赤ゆの声に反応して、母れいむが目を開いた。 だが、まだ夢うつつのようだ。 「ゆうぅ…いまのこえなに…? おちびちゃん…? ゆっくりしていってね…ゆぴー…」 眠たげに目を開いたれいむだったが、すぐに目蓋が下りる。 母れいむが再び眠りに落ちたのを確認して、赤ゆ達がまたお喋りを開始する。 「みょういっきゃい……」 「ゆぅ…にゃんだか…しゅっごく……のじぇ…」 ……… 「「………………りいいぃぃぃーーー!」」 またもや上がった大きな声に母れいむの目が半分ほど開くが、すぐに閉じる。 「ゆっ…こんぢょは…まりしゃが……」 「ゆっ…ゆふん…ゆぅぅん……」 「まりしゃたち なにちてるにょ? れいみゅもいれちぇね!」 「し、しじゅかに…! しゅ…しゅるのじぇ!」 「れ、れいみゅは…ゆぅ…! あっち…いっちぇよぉ!」 「ゆぅぅ…どうちてなかまはじゅれにしゅるのぉ…」 再び何事か始めた赤まりさ達に気付き、赤れいむが近づいて来たが、興奮した様子の二匹に追い返される。 「ゆえぇぇ…おきゃあしゃーん! まりしゃがいじわりゅしゅるー!」 ポインポインと跳ねて行った赤れいむが、母れいむのもみあげを引っ張って泣きつく。 それでようやく母れいむも目を覚ます。 「ゆぅ~ん…? どうしたの、おちびちゃん……? ゆ…この声…何……?」 キョロキョロと周囲を見回し、やがて、背後にいる赤まりさ達に向き直った、その直後 「「ちゅっ! ちゅちゅちゅちゅちゅっ! ちゅっきりいいいいいぃぃぃぃぃーーーー!!!」」 粘液にまみれた頬をくっちょくっちょと擦り合わせていた赤まりさ達が、幼いすっきりを終えた。 「ゆああぁぁぁっ!? おぢびちゃん!? なにやっでるのおおぉぉ!? まだあかぢゃんなのにすっきりしちゃだめでしょおぉぉ!」 「ゆぴっ!?」「ゆべちっ!?」 れいむが悲痛な叫びを上げながら、もみあげで赤まりさ達を叩いて引き離す。 そのもみあげの先に、ネットリとした粘液がこびりつく。 すっきり三回分の粘液が。 「いちゃちゃ……ゆっ! おきゃあしゃん! まりしゃたち、おうちかえれりゅよ!」 「ゆぅ! しょうなのじぇ! まりしゃがいもうちょのまりしゃを……ゆ…?」 誇らしげに笑顔を浮かべていた、のじぇまりさの言葉が止まり、顔が苦悶に歪み始める。 その額が小さく盛り上がった。 「…ゆひっ…! かひゅっ…! ゆぎゅ……く、くりゅ……ち……」 母れいむが叱ったとおり、赤ゆっくり・子ゆっくりのすっきりは御法度だ。 赤ゆっくりを宿した母体は、赤ゆっくりに体内の栄養分を吸収される。 生まれる赤ゆっくりは、母体のサイズに関係なく普通の赤ゆサイズに成長するまで母体の栄養を吸収しようとする。 それが実った赤ゆの数分だ。当然、体の小さなゆっくりが賄いきれる量ではない。 栄養状態が極めて良好な子ゆっくりであれば一命を取りとめるケースもあるが、赤ゆっくりでは120%助からない。 「ゆが……が………ゆ゛………」 「あがぢゃあぁん! しっかりじでえぇ! しんじゃいやあぁぁ!」 のじぇまりさの額から茎がニョキニョキと伸び始め、更にもう一本、茎が伸び始める。 と、同時に饅頭皮が急速に黒ずみ、体のあちこちがボロボロと崩れ落ちる。 「も゛……ゆ゛……」 「ゆわああぁあぁ! れいぶのあがぢゃんがあぁぁ!?」 そして完全に黒ずんで枯れたのじぇまりさは、何も言わない黒い塊になった。 二本の茎からは、西瓜の種のような黒い物体が糸を引きながら幾つもぶら下がっていた。 「まりしゃあぁ!? どうちちぇえぇ!? にゃんでえぇえぇ?!」 一緒にすっきりをしていた赤まりさが叫ぶ。 その様子を水槽の上から覗き込みながら、俺が口を挟む。 「あー…まだ赤ちゃんなのにすっきりーしちゃったのかぁ…そりゃ、死んじゃうよねぇ…」 「ゆうぅぅ?! な、なにいっちぇるのおおぉぉ?! だっちぇ…ゆ…? ゆゆ…?」 「だって」、ね。 そうそう、そうだったよね、まりしゃちゃん。昨夜は楽しかったねぇ… ~~~~~~~~~ 「「「ゆぴー…ゆぴぴー……」」」 夜十時 ゆっくり達が眠れるように、夜は照明を絞っている暗い室内にゆっくり一家の寝息が響く。 足音を立てずに水槽に忍びより、そっと様子を窺うと寝息以外の声が聞こえてきた。 「ゆうぅ…おなきゃがすいちゃよ…」「あみゃあみゃしゃんたべちゃいのじぇ…」 空腹で寝付けないのか、ボソボソとお喋りをしているのは、二匹の赤まりさ達。 起きているのがいると都合が悪かったのだが、この二匹ならばちょうど良い。 ヒョイヒョイと二匹を摘み上げ、掌に乗せた。 「ゆっ?」「まりしゃおしょらをとんでりゅのじぇ! ふーわふーわ!」 「夜更かししてるいけない子はだーれだ?」 「「…!?」」 大好きなお兄さんこと俺の掌の上にいる事に気付いた二匹が、かわいい目ん玉を飛び出させる。 悲鳴を上げられる前に素早く赤ゆ達の頭を押さえつけ、小声で囁く。 「騒がないでね? 騒いだら、お兄さん、びっくりしてゆっくりできない事しちゃうかもしれないよ? ゆっくりりかいできる?」 お口を開けない赤ゆ達が、揃っておそろちーちーで肯定の返事をする。 やめてね! そんな目でお兄さんを見ないでね! 握り潰したくなっちゃうよおぉ! ……… 「むーちゃむーちゃ! ち、ち、ちあわちぇえぇぇ!!!」 「おいちいのじぇぇ! これめっさおいちいのじぇぇぇ!」 「ははは、麦チョコおいしいかい? さっきは驚かせてごめんね!」 俺の部屋に連れてこられた赤ゆ達は、最初はこの世の終わりを迎えたような顔をしていたが、 麦チョコを三粒食べさせてあげただけで、すっかりご機嫌になった。 「おにいしゃん! もっちょちょうだい!」「むぎしょこしゃんはゆっくちできりゅのじぇ!」 「だーめ、もう終わりだよ」 「「ゆうぅぅ…」」 途端に涙目。コロコロと変わる表情は見ていて飽きない。 もっちょよこちぇぇ! こんにょくっしょじじいいぃ! とか言わないトコもかわいくっていいよね! まあ、アレはアレで身の程を知らないおバカさ加減がまたかわいいんだけどね。ふふふ! あぁ、ホント赤ゆちゃんはかわいいなぁ…はぁ…潰したい…潰したい…潰したいなぁ…… 「ゆー? おにいしゃん、どうちたにょ?」 「ん? 何でもないよ? 麦チョコはあげられないけどね、お兄さん、かわいいまりさちゃん達だけに特別にいいこと教えてあげるね」 ……… 「ゆゆーっ! しゅごいのじぇ!」 「やっちゃあ! まりしゃたち、おうちかえれりゅにぇ!」 興奮気味にポヨンポヨンと飛び跳ねる赤ゆ達。 俺が教えてあげたのは、赤ゆでも理解できる簡単な事。 まりさとまりさですっきりーをして赤ちゃんが"生まれれば"、絶対にまりさの赤ちゃんになる ゆっくりのすっきりー行為は、赤ゆ同士でも実行可能だ。その後の事を考えなければ。 やり方もすりすり型なら至極簡単。 母れいむのすっきりーをいつも見せているし、後は本能でどうとでもなる。 俺からそれを聞いた赤まりさ達は、楽しげな計画を思いついて大喜びしていた。 「そうだ。この事はれいむお母さんには内緒にしておこうね」 「ゆ…? どうちちぇ…?」 「お母さんをビックリさせてあげるためだよ! そうだね、お母さんがお昼寝しているときにでも、こっそりすっきりーをしてごらん。 お母さんが起きたら、まりさちゃん達の赤ちゃんを見せてあげるんだ! きっとお母さん、大喜びして、すっごくゆっくりしてくれるよ~!」 「「ゆうう~ん♪ ゆっくち! ゆっくちぃ!!」」 「ふふふ! ゆっくり! ゆっくりぃ!」 ~~~~~~~~~ 「ゆ…だっちぇ…ゆぎ…?! …ゆ…おにいしゃ…ゆぎっ?! く、くりゅちぃ…!」 だって、お兄さんが教えてくれたんでしょおおぉ?! かなぁ? まりしゃちゃん。 そうだね。お兄さんが教えてあげたんだよね。 赤ちゃんがすっきりーしたら、死んじゃう事までは教えてあげなかったけどね。 ふふふ…なんでお兄さんの事、信用しちゃうのかな? 今まで、お兄さんがまりしゃちゃんの姉妹達に何をしてきたか覚えてないのかな? ばかなの? 黒ずんで死ぬの? なんでそんなにかわいいの? ふふ…うふふふ…… 3回目のすっきりーで母体となったのが、残った方の赤まりさだったようだ。 こちらは茎一本分なので、最初に死んだ姉妹よりも緩やかに死へと向かって行く。 「ゆ…ゆぐっ……くりゅちい…! …おきゃあ…しゃ……」 「お、おちびちゃん?! おちびちゃんもなのぉ?! ゆやあぁあぁ! じっかりいぃ! しんじゃいやあぁ!」 額から茎が伸び始め、体内の栄養分を急速に吸い出して行く。 それと共に赤まりさの体の各所が崩壊を始める。 「ゆぎっ……かひぃ……ゆひっ……くりゅ……し……きひっ……」 「おぢびぢゃあぁあん!!」 まずは呼吸器系…だろうか? ゆっくりに呼吸器があるのかは知らないが、息を詰まらせているような声を上げ始め、苦悶の表情を浮かべる。 「い…ちゃ…おかおが…いちゃ…かひっ…あんよしゃ…いちゃ……ぺりょ…ぺ……ちちぇ…」 「いだいの? おぢびぢゃん、いだいのぉっ?! おがあざんがぺーろぺーろじであげるがらあぁ!」 饅頭皮が黒ずみ始め、その表面がハリを失ってひび割れ、崩れ始める。 髪の毛も縮んで黒ずみ、三つ編みのお下げがボロッと崩れて地面に落ちる。 「みえ……にゃい……まっきゅ…ら……かはっ……こあい……よ……おべべ……いちゃ…けひっ…」 「おにいざあぁん! あがぢゃんだずげであげでえぇぇ! いばならまだぁぁ!」 「いや無理でしょ、これは。もうこんなだし」 片方の目がドロリと溶け、頬を伝って滑り落ちて行く。 その目玉を追うようにして、餡子と混ざった黒い涙が滴り落ちる。 残った目は、まだ眼窩に嵌ってはいるが、こちらも溶け始めている。 もはや眼球としての機能は果たしていないようだ。 「かっ……ひっ……いちゃ…い…くりゅち……ちぬ…にょ……や……ぢゃ……まり……しゃ……」 「おねがいぃ! おねばびじまずうぅぅぅ!!!」 歯が歯茎ごと次々に崩れて抜け落ち、舌は干涸らびたように縮んで行く。 体内の餡子がグズグズになったのか、体が球形を維持できなくなりベシャリと潰れてくる。 「も゛っ……ぢょ……………ゆ゛…………」 「あがぢゃあああああぁぁん!!」 目や口、あにゃる、しーしー口、その他、体に開いた穴から、ドロリと粘液状になった餡子が漏れ出す。 そのまま、黒い茎を生やした赤まりさは何も言わなくなった。 「ゆっぐ……あかちゃん……どおして……どおしてこんなこと……したのぉ……?」 黒ずんだ二匹の赤ゆの前で涙を流して呆然とする母れいむ。 「お兄さんにもわからないよー でも、ひょっとして…自分達がれいむの替わりに赤ちゃんまりさを産めば、お家に帰れると思ったのかな…」 「ゆっぐぐ……ごべんね……あかぢゃんごべんね……おかあざんが……おかあざんが…だめなばっがりにぃぃ……!」 笑いを噛み殺しながら投げかけた俺の言葉に、れいむが地面に頭を擦りつけながら、黒ずんだ赤ゆに向けて何度も謝る。 それから、ひしっと、残った二匹の赤ゆをもみあげで抱きしめた。 「おがあざん…ふたりを…しなせないからねぇ…なにがあっでも…たすげるがらねえぇ……!」 三匹の親子は抱き合いながら、ゆんゆんと泣き続けていた。 [残り赤ゆ] まりさ×1 れいむ×1 後編に続きます
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このSSはフィクションなのぜ。実在の人物及び団体とは一切関係ないのぜ。 鬼田製菓が製造販売する洋風煎餅『ハッピー○ーン』。 この煎餅にまぶされたハッピーパウダーをゆっくりが摂取すると、 酩酊・多幸感・幻覚などがもたらされるという。 またその一方で強力な依存性と毒性も確認されており、飼いゆっくりに与えるのは禁忌となっている。 「ゆはぁっ…ゆはぁっ……しあわせさん…しあわせさんを…」 まりさの餌をハッピー○ーンに変えてからこれで一週間。 頬はこけ、歯は欠け、顔は青白く、目の焦点は合っていない。 銀バッジの付いた自慢のお帽子までなぜかボロボロだ。 「ゆっくりしてないでしあわせさんをよこすのぜ…このどれゆ゛っ」 「…奴隷じゃない。お兄さんだ。」 銀バッジ取得の教育を受けたといっても所詮は餡子脳。禁断症状を起こせばこんなものか。 中枢餡をブスリとやられて死にかけのまりさを鞄に入れ、新たな実験に取りかかることにした。 ハッピー○ーンをそのまま餌にしたのでは芸が無い。 ハッピーなエキスを凝縮し、ゆっくりの餡子に直接注入したらどうなるだろう。 早速、コンビニへ行って『パウダー200%ハッピー○ーン』を買い込んだ。 片っ端から開封してパウダーだけをかき集め、限界までお湯に溶かしてみる。 …「ハッピーパウダー飽和水溶液」の完成だ。 これを注射器に入れて、いざ出陣。 ─とある公園 「ゆっくりしていってねー!」 ゆっくりが隠れてそうな茂みに向かって声をかけてみる。 しばらくするとベンチの奥の植込みから4匹のゆっくりがガサゴソと姿を現した。 バレーボール大のれいむとまりさが1匹ずつ。 さらに2匹の影に隠れるように、ピンポン玉大の赤れいむと赤まりさが1匹ずつ。 今やこの国のどこででも見られる、最も典型的なゆっくり4匹家族だ。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「はいはいゆっくりゆっくり。」 毎度のやり取りだ。 「ゆっ!おにいさんはゆっくりできるひと?」 「…さあてどうだろうね。子供用の玩具なら持ってるけど見てみるかい?」 俺はゆっくり達に「喋る置き物」を見せてやった。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 置き物といっても、中枢餡を傷付けた瀕死のハッピー中毒まりさだが。 「ゆっ………ゆんやあぁぁぁああ!」 ちょっと刺激が強過ぎたか。親ゆっくり2匹は縦に伸びて叫び声を上げた。 赤れいむはおそろちーちーを漏らし、赤まりさは帽子深く被ってプルプル震えている。 「れいむ!このにんげんさんはゆっくりできないよ!」 「ゆゆっ!おちびちゃんたちはおくちのなかにゆっくりかくれてね!」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ!」 赤ゆ2匹はゆっきゅゆっきゅと跳ねながら、母れいむの舌を伝って口の中へ入っていく。 「…これでもうにんげんさんはてだしできないよ!てっぺきでごめんね!」 「おきゃーしゃんのおくちのなきゃはしゅごくゆっくちしちぇるにぇ!」 「おうちみちゃいだじぇ!ここをまりちゃのゆっくちぷれいちゅにしゅるのじぇ!」 赤ゆ達はご満悦のようだ。 「ゆっくりできないにんげんさんははんっせいっしてね!ぷくー」 「ぷくぅー」 「…ゆゆっ?なんだきゃおうちがひりょくなっちゃのじぇ!」 「れいみゅたちもぷきゅ~しゅりゅよ! ゆっぐぅ~ ぷきゅきゅ~」 「「ぷきゅぅ~」」 4匹揃って一斉ぷくー攻撃…。沸き上がるビキビキをぐっと堪える。 「うわー、かんっぺきっな守りだね。これじゃ虐められないや。」 「ゆっへん!おくちがーどとぷくーはむてきなんだよ!ゆっくりあやまってね!」 「…悪かった。子供には手を出さないと約束する。お詫びにお菓子をあげるから許してくれ。」 「ゆゆっ!なかなかいいこころがけだね!たくさんでいいよ!」 目の前に安物のチョコレートをばら撒くと、2匹の視線がチョコレートに集中した。 注意が逸れた瞬間、母れいむの後頭部に注射針を刺し込み、素早く「エキス」を注入する。 「ゆ゛っ」 「…じゃあな。ゆっくりしあわせーにな。」 俺は足早にその場を立ち去ると、物陰から改めてゆっくり達の様子を窺ってみた。 「ゆっゆおー!にんげんさんにかったよ!れいむ、おちびちゃんをだしてあげ……れいむ?」 「…ゆっぴぃ?ゆひゆひひっ ゆっぽぉ~」 早くも母れいむの様子がおかしい。素晴らしい即効性だ。 「ど、どうしたのぜ!れいむしっかりするのぜ!」 「ゆぺぇ~ あみゃあみゃいっぴゃい~ あみゃあみゃ~」 母れいむは父まりさの問いかけに応じる様子も無く、 ギラギラした異様な目つきでチョコレートを凝視している。 「…おきゃーしゃんどうしちゃの?」 「ゆゆっ?なんだきゃあんよさんがねーちゃねーちゃしてきちゃのじぇ?」 「ゆわぁ~い!ゆっちゃり!ゆっちゃり!」 口内に多量の砂糖水が分泌され始めた。 赤ゆ達は呑気なもので、母れいむが喋っている隙に外へ出れば良いものを、 突如発生した泥遊びに夢中のようだ。 「ゆっぴょぴょお~?あみゃあみゃ?」 赤ゆのふやけたあんよから仄かな甘味が染み出してくる。 母れいむは眼前にあるそれとは別の「あまあま」に気付いたのか、 薄ら笑いを浮かべて口をもごもご動かし始めた。 「ゆきゃっ!すべりだいしゃんみちゃい!」 「こーりょこーりょ!」 母れいむはまず「あまあま」を舌の上で飴玉のように転がしてみた。 すると徐々に甘味が強まっていく。こうなるともう止まらない。 ふやけた「あまあま」を舌と上顎の間に挟み込む。 「ゆゆっ?まりちゃのおうちがせまくなったのじぇ!」 「ゆぎゅっ!ぎゅるじいぃぃいいい」 「あまあま」から漏れ出した何かを舐め取ると、口中に至福の甘味が広がった。 気を良くした母れいむはさらに圧力を加えていく。 「おぎゃーじゃぁぁあん!おぞどにだぢでぇぇぇ」 「ゆ゛んや゛あぁぁあ!ちゅぶれりゅぅぅ」 赤ゆの声はもう母れいむには届かない。 いや、届いていてもハッピー中毒と禁断の甘味の前では無力なのか。 「おきゃ……しゃ…どぼっ……ゆ゛っ……」 「…もっぢょ……ゆ゛っ……ぐ…………」 赤ゆ達は薄れゆく意識の中で何を思ったのだろう。 体中の穴という穴から漏れ出した餡子を母親に舐め取られ、やがて失餡死した。 「むーぴゃ♪むーぴゃ♪あみゃあみゃ~」 「どぼじでおちびちゃんたべちゃうのおおおおお!」 おわり 【あとがき】 まりさの「どぼじで」オチはギャグっぽくて好きです。 ちなみに元ネタはディオと母子のエピソード。ズギュンズギュン。 過去の作品 anko1997 植物ゆっくりオブジェ anko2006 植物ゆっくりオブジェと愉快な子供達
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ゆっくりにひたすら足焼きしてみた。 「ぷんぷん!おにいさん、はなしてね!」 腕の中でギャアギャア喚くれいむ。 喧しいな。俺だってさっさと離したいよ。 「れいむのおなかにはあかちゃんがいるんだよ!さっさとはなしてあまあまもってきてね!」 いつもおなじみの「あまあま持って来い」発言。 れいむの言うとおり、こいつの中には赤ん坊がいるらしいのだが、そんなことはどうでもいい。 いや、むしろ好都合かな? 「はーいれいむ少し黙ろうねー」 「ゆっ!?おにいさんなにをむがもがっ!!」 れいむの口を塞ぐ。 足焼き以外の虐待はしないと決めてあるがもしこいつが舐めたことを言ってきたらストレスマッハになって殺してしまいかねない。 俺の精神衛生のために黙っていてもらおう。 「さて、準備はOK・・・っと」 「むががむぐぐーっ!!」 さっそく台所まで移動し、コンロにMYフライパンを置く。 もうこれが見納めになるかと思うと、なんだか少し寂しい。 「・・・よし。スイッチ、ON!」 少しだけフライパンのために祈り、そしてつまみを限界までひねる。 火力全開。 噴き出す火焔。 昇る火柱。 相変わらずうちのコンロの火力はどこかおかしいと思う。 「むぅーっ!?むぅーっ!?」 目の前の火柱に流石にびびるれいむ。 いくら能天気な饅頭とはいえ、こんな光景は見たことが無いか。 ぶっちゃけなんで我が家が火事にならないのか少し不思議だ。 フライパンを飲み込んでる火柱の威力を抑えるため、つまみをひねってゆく。 みるみる火柱は小さくなり、常識的な一コンロの光景へと戻っていった。 「・・・・・・さて。そろそろ温まったかな」 あっという間に熱せられ、白い煙を上げているMYフライパン。 すぐにもお湯を沸かしたいときとかにさっきの全開火力は便利だったりする。 ついでにサラダ油を薄くひく。 最後の餞別だ。 「さぁれいむ、今からそのあんよ焼きまくろうな」 「むぅっ!?むががもがが!!」 なんか言いたそうなので塞いでいた手をどける。 面白い命乞いでもしてきたら助けてやろうかなぁ。 「やめてね!!れいむのかわいいあんよやかないでね!!れいむのおなかにはあかちゃんがいるんだよ!? そんなのかわいそうでしょう!?おにいさんがかってにあしでもなんでもやいててね!!」 無理。却下。NO。 やはり身の程知らずの饅頭の言うことなんてこんなものか。 もっと気の利いたこと言えば助かったのかもしれないのに。 れいむの頭頂部を掴む。 暴れだしても逃げられないように、しっかりと。 「ゆぁっ!?やべでね!!やべでねぇ!?」 じたばたともがくれいむ、 だが当然逃げられない、逃がさない。 フライパンの上にれいむを翳す。 熱気が手のほうまで伝わってくる。結構熱い。 手だけでこれなのだから全身が熱気に包まれているれいむの苦しみは如何ほどか。 「ゆ゛ああああああぁぁっ!!!あじゅいい!!!あじゅいいいよおおおおぉぉぉ!!!」 先ほどよりも強くじたんじたんと暴れるれいむ。 やはり逃げられない。 仮に逃げ出したとしてももうフライパンの上にいるのだからこのれいむの命運は決まっているようなものだ。 「れいむ、止めて欲しいか?」 「ゆ゛っ!?」 そんなれいむに声をかける。 助けてもらえるとでも思ったのだろうか、れいむは瞳を輝かせてこちらを見つめてきた。 「たっ、だずげでね!!れいむ゛あづいのはいやだよ!!」 「そうか、熱いのは嫌か」 「ぞうだよ!!おにいざんだっでごんなごどざれだらいやでじょう!?」 なんか説教めいたことを喚き始めるれいむ。 そりゃ俺だってこんなことされたら嫌だよ。嫌だけど、それでれいむの虐待を止めてやるかと言えば・・・ねぇ? 「ゆ゛っ!!ぞうだ!!れいむ゛をだずげでぐれだらおにいざんにがわいいれいむ゛のあがぢゃんみぜであげるよ!!」 「へぇ、"かわいいれいむ"の赤ちゃんねぇ?」 「がわいいれいむ゛のあがちゃんみだいでじょ!?だっだらさっさとだずげでね゛ぇ!!」 表面からぬらぬらと汗らしき粘液を分泌させながら懇願するれいむ。 おい、そんなにヌルヌルになると本当に落っことしちまうぞ。 「うーん、そうか・・・。赤ちゃんねぇ・・・・・・」 れいむをフライパンの上に翳しながら、考える・・・・・・ふり。 別にお前の小汚いクソガキなんて見たくねぇよ。 「なぁ、本当にれいむを助けたら赤ちゃんみせてもらえるのか?」 「ゆ゛っ!!ほんどだよ!!ほんどだがらはやぐたずけでねぇぇぇぇ!!!!」 「よーし解った。それじゃ、れいむ・・・・・・」 「ゆ゛ああああぁぁぁ!!はやぐ!!はやぐたずけでえええええええぇぇぇぇぇ!!!」 希望を込めた瞳で見つめてくるれいむ。 お前、一体誰のせいでこんな事になってるか忘れたのかよ。 「だが断る」 すげなくそう答え、れいむをフライパンに叩き込んだ。 「っっっっっっっっっっっっっっっぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 大絶叫。 台所を揺るがすほどの音量が、バスケットボール大の饅頭から発せられる。 ちょっと喧しい。最初に口を縫うくらいは有りにすればよかった。 れいむが逃げ出さないよう、しっかりとフライパンに押し付ける。 ぐりぐりとれいむの頭頂部を押し、その度にジュウジュウ焼ける音を立てる底部。 「っっっっっっぎええええええええええええええええ!!!!ぎゅうううあああああああああああああああああああああ!!! でいぶのぉ!!!でいぶのあんよがぁああああああああああああぁぁぁああぁぁぁ!!!!」 少し体勢を変えさせ、念入りに底部の外側も焼いていく。 その度に魂の底から搾り出したような悲鳴を上げるれいむ。 まだまだ辛いのはこれからなのに、ずいぶんと元気なことだ。 きっかり一分。れいむを押し付けていた手を離す。 だがれいむは動かない。いや、動けない。 最早れいむの底部は真っ黒に焼け焦げており、動くことすらままならないのだ。 「おーいれいむー?離してあげたのにそこから動かないってのはどういうことかなー?」 「ゆぐっ!?で、でいぶのあんよがうごがないいいいいいいいいい!!!」 必死に逃げ出そうと身体をよじったり、縦に伸ばしたりするれいむ。 そんなことをしてもれいむの足は動かない。 完全にれいむの運動能力を奪ったことを証明していた。 「あーそうか。れいむ、きっとお前はそこから動きたくないんだな。そこ"温かい"もんなぁ」 「ぢ、ぢがっ!!おにいざん、でいぶをだずげでえええええええぇぇっぇぇっぇぇぇぇ!!!!!!!」 「いやいや解ってるよれいむ。お前が、そこから、動きたくないってことは」 解っていながらとぼけた振りをする。 俺の言葉にれいむはまたしても絶叫する。 「さて、れいむ。お前がそこから動きたくないってことはよっく解った。」 「ちがぁ・・・・・・でいぶをだずげ・・・・・・」 「じゃあそこから出たくなったらいつでも出ろよ。俺は止めないからな」 そう言いつつ椅子を運んできて、座る。 これから長丁場になりそうだ。一体何分、いや何時間かかるやら。 コイツが絶命するその瞬間まで、絶対に火を止めたりはしない。 「じゃあ、頑張れよれいむ。俺はここで見てるからな」 そうして俺とれいむの長い時間が始まった。 十分後。 特に何も変わりは無い。 今だれいむは元気(?)に鉄板焼きの真っ最中だ。 「おにいいいいいざあああああああああああん!!!!だずげでえええええええええええええええ!!!」 飽きもせずにれいむはこの十分間叫びっぱなしでいる。喉痛めたりしないのだろうか。 勿論この程度で辞めるつもりは無い。もっともっと、長い時間をかけてれいむを焼いていくつもりだ。 「なぁれいむ、今お腹の中にいる赤ちゃんどんな感じ?」 「ゆ゛ぅっ!?」 今の今まで忘れていたのだろう。 指摘されてようやく叫ぶのを止めるれいむ。 「ぞっ、ぞうだよ!!いまでいぶのおながにはあがぢゃんがいるんだよ!! おにいざん、ぞんなどころでゆっぐりじでないではやぐでいぶをだずけでね゛!!!!」 「やだよ面倒くさい。さっさと自分で出ればすむ話だろ」 子供をダシに使った命乞いもあっさり断る。 まだまだ結構元気だな。ちょっと火力弱すぎたか? 少しつまみをひねり、火力を上げる。 「ゆ゛っあ゛!!あじゅい!!!あじゅいよおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 結構敏感に反応するれいむ。 足を焼かれても神経とかいろいろその辺は無事なのかな? もっともっと時間をかけなくては。 「あじゅいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!だずげでえええええええええええええええええええ!!!!」 れいむの叫びをよそに、冷静に観察を続けることにした。 三十分後。 「あじゅい・・・・・・あじゅいよぉぉぉぉ・・・・・・」 すこーしだけ元気がなくなってきた。 でもまだ大丈夫だな。 知っての通りゆっくりは自身の中身である餡子を大量に失わない限り死なない、とされている。 このれいむはただ足を焼かれているだけである。外に漏れ出る餡子があるはずが無い。 見ればれいむの足元から黒い煙が上がり始めていた。 相当足焼きをされている証だ。 「あじゅい・・・・・・あじゅいいいいいいいい・・・・・・」 さっきからうわごとのようにそれだけを繰り返している。 体温の上昇に伴って思考能力が奪われているのか。 見ればれいむの顔は茹だったタコのように真っ赤になっている。 三十分でようやく顔が赤くなるだけか。 これは本当に長くなるな。 やはりゆっくりとは生命力だけは高いナマモノなのだ。 「あじゅうううう・・・・・・あじゅい・・・・・・」 そういえばれいむの中にいる赤ゆっくりはどうなっているだろうか? 恐らくだがサウナのようになった母の胎内で、苦しみ悶えているのだろう。 母と同じくその程度では死にそうに無いが。 「あじゅ・・・・・・あがぢゃん・・・・・・」 まるで俺の考えを読んだかのように赤ん坊のことを口にするれいむ。 他饅のことを気にかけられるなら、まだまだ元気ってことだ。 最早視線すら確かでないれいむを観察し続けながら俺は思う。 まだまだ、これから。先は長い。 一時間後。 もうれいむに言葉は無い。 その意識はとうに消え去り、目を白目を・・・・・・いや、両目は既に白濁している。 ぽかんと口を開けたきり、れいむは何も喋らない。さっさと餡子でも吐けば楽だったろうに。 底部の炭化は更に進み、徐々に焼かれていないはずの部分まで昇り始めている。 まるでそれは、れいむの命を脅かす病か何かのように。 「・・・・・・・・・」 そろそろ終わりかな。 そう思った矢先、その変化は訪れた。 ごぼり。 まるで身体の中に泡でもぶち込まれたかのように、れいむは水音らしき音を立てて膨らむ。 否、これは・・・・・・膨張ではない。沸騰している。 とうとうその身体に蓄えた餡子の、その沸点を超えたのだ。 ごぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ。 それが皮切りだったのか、れいむの身体は泡立つように膨らみ始める。 もはや饅頭の皮で作られた薬缶となったれいむ。 極限まで高められた体温のお陰で餡子は常に沸騰を続ける。 そして餡子と別れを告げて体中を巡りまわった水分の行き先はどこか。 決まっている。出口へと流れ、そこから漏れ出すのだ。 まさしく出『口』であるれいむの大きく開かれた口蓋から、それこそまるで魂か何かのように溢れる水蒸気。 口だけではない。白く濁ったその両目、その隙間からもまるで涙のように白い煙が吹き上がる。 おそらくこの水蒸気が抜け切ったとき、れいむもまた死ぬだろう。 いくらゆっくりとは言えど、体中の水分が無くなって生きているはずが無い。 ただれいむの水分が無くなるのはいつか。 もしかして今すぐか。 いや、十分程度では。 あるいは一時間後。 それよりも更に後かもしれない。 とにかく待とう。 考えても始まらない。どうせすぐに時間は過ぎ去り、答えは見つかるのだ。 れいむがいつ死ぬかなどどうでもいい。大切なのは、どのように死ぬかだ。 今沸騰する饅頭鍋と化しているれいむの中では、赤ゆっくりが地獄の苦しみに茹で上げれらていることだろう。 もしかしたら面白い、いや美味しいものが見れるかもしれない。 更に少しだけれいむの最期が楽しみになった。 さぁれいむ。 さっさと死んでくれ。 いや、もっと長く苦しんで死んでくれ。 どちらにせよ死んでくれ。 お前が死んだとき、お前を切り裂いて中身を調べ尽くしてやる。 お前の苦しみ、苦痛、恐怖を全て知ってやる。 お前が「赤ちゃん」と呼んでいた者がどうなっているか確認してやる。 楽しみだなぁ。 やはり虐待は楽しい。心が躍る。 沸騰し続けるれいむを前に、俺はそんな期待を抱いていた。 三時間後。 そこには炭の塊があった。 最早これがゆっくりだなどと思う者はいるのだろうか。 あれから一時間ほどで、れいむの水分はすべて出尽くした。 口から溢れていた水蒸気が止まった頃には、れいむの身体はまるでミイラのようにかさかさに乾燥していた。 それと同時に炭化も完全に進行した。 完全に水気の飛んだ饅頭皮は、あっという間に炭になっていき、れいむは目出度く炭饅頭へと変身したわけだ。 フライパンをひっくり返してみる。 落ちない。完全に焦げ付いている。 最期の大仕事をやり遂げてくれたフライパンに感謝する。 炭れいむを解体するべく、ナイフを差し込む。 かちりと硬いものに触れた音が響き、そこからバリバリと炭を砕いて内部へと埋没してゆくナイフ。 どうやら中の餡子は水分こそ出尽くしたものの、炭化はしなかったらしい。 それでもまるで干物のように硬くなった餡子を切り分けていき、炭れいむを切り開いてゆく。 今探すべきは炭れいむが言っていた「かわいいれいむのあかちゃん」。 どれほどかわいい姿になったのか楽しみにしながら炭れいむの中を探索してゆく。 やがてゆっくりの子宮とも言うべき場所まで到達し、そこを慎重に切り開いてゆく。 かろうじて面影を残す母の胎内で、それは転がっていた。 赤ゆっくり。赤いリボンが特徴的な、赤れいむだ。 母親が被った壊滅的な被害も、その子に及ぶことはなかったらしい。 炭化しているところなど一つも見受けられない。 だが、やはり結末は一緒ということか。 赤れいむは死んでいた。それも、とびきりの苦痛を顔に浮かべて。 真っ赤となったその肌からは、ここで何があったかを正確に物語ってくれた。 子を慈しみ、守るはずの母の子宮。 それがそのまま地獄の釜の底となったのだ。 塩釜ならぬ饅頭釜の中で、この赤れいむは丸茹でとも蒸し焼きともつかない地獄の業火を味わった。 母と同じく白く濁った両目と大きく開いた口からは、絶望と恐怖、そして苦しみがありありと伝わってくる。 生まれることも無く正に言葉どおり生涯一度きりもゆっくりせずにこの赤れいむは死んだ。 さぞや甘くなっているに違いない。 まだ熱を持っている炭れいむの子宮からひょいと赤れいむを摘み上げ、そのまま口の中へと運ぶ。 そして一噛み、口の中に溢れる味。 美味い。 胎児のゆっくりの甘酸っぱさに、極上の甘みと温かさが融合している。 餡子はまるでクリームのようにとろけ、水分をそのまま保ちながら死んだであろうことを示している。 皮はプリプリ。饅頭というよりまるでタピオカのよう。 これは良い発見をした。 胎児ゆっくりの親ゆ釜蒸し。 意外といいメニューかもしれない。 今回はこの通りフライパンを駄目にしてしまったが、わかっていればもっと向いた物を使っていた。 例えば、オーブンなどを使ってもっと早く仕上げるとか。 そうと解ればもっと実験しなければ。 最適の焼き時間は何か。温度はどれくらいか。道具は何にするか。 やはり足焼きをやってみて正解だった。 これをやらなければ、俺はこのメニューを見逃していただろう。 やはり虐待の道は一つに通じるのだ。 散々に使い古されてきた方法でも一つアプローチを変えればこのような結果を出す。 今だゆっくり虐待は修めつくせぬ未知のフロンティア。 満足感と充実感に支配されて俺はそんなことを思うのだった。 「おにいさーん、きょうはいいキャベツがはいったからロールキャベツにしようと・・・・・・ってなによこれ!!」 「げぇっ、ゆうか!」 「おにいさんまただいどころでいたずらして!あぶないからやめてってこのまえいったじゃない!」 「いや、違うんだよゆうか。俺は今日とても大切なゆっくり調理法を編み出したのであって決して遊び半分で ゆっくりをひたすら焼いてみたとかそのようなことは決して・・・・・・」 「いいわけむよう!おにいさん、ちょっとそこにすわりなさい!!」 結局また俺はゆうかに一時間説教を受ける羽目になった。正座で。 おわり ――――― 足焼きやってないなぁと思いこんな駄文を書いた書き溜めです。 最初は本当にただひたすら足焼きをし続けてれいむを炭にしようと思ったのですが 途中で赤ゆっくりの蒸し焼きが食べたくなったのでこんなオチになりました。 別にゆうかを登場させるつもりは無いのに結局最期には書いてしまう。 ゆうかが好きすぎて幻想郷に行きたくなった。 あとロールキャベツ食べたい。 このSSに感想をつける
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本日はゆ虐マナーについて勉強していきたいと思います。 高級ゆ虐店に入って困らないために正しいマナーを身に付けましょう。 まずは基本知識から行ってみましょう。 自分から見てお皿の左側に3本のホーク、右側に3本のナイフとスプーンがあります。 これはお皿から見て外側の物から使っていきましょう。 ナイフの上の方にグラスがあります、これはオレンジジュース用グラスです。 まずお店に入るとテーブルに案内されます。 しばらくすると店員がメニューを用意してくれます、ここで本日のお勧めゆっくりを聞くのが良いでしょう。 お任せのコースメニューを頼むのも良いですが、慣れた方なら自分でいろいろ選ぶのも楽しいです。 ジュース選びは自分の選んだコース、メニューにあわせて選びます。 どのお店も基本的な物は用意してあるはずです。 まずはオレンジジュースの種類からご紹介します。 特濃オレンジジュース これは通常の100%の物より濃度が濃くなっています。お店によりますが200~500%までがあります。 このほかにも甘味を多く含んだも等もあります。 当然濃度が濃い方がゆっくりの怪我も治り易いのですが、あまり濃い物を頼むと加減の出来ないゆ虐素人と思われます。 あえて500%を頼んで過激なゆ虐をする人も居ますが、駆け出し初心者は200%を頼んで見ましょう。 オレンジジュース果汁100% スタンダードなタイプの物です。産地や原料によりゆっくりの怪我の治りが若干変わることもあります。 一番無難な物でしょう。初心者~中級車向けです。 オレンジジュース果汁50% これは少し上級者向けです。薄められている分怪我の治りは遅いです。 砂糖水で薄められている物もありますが、これも痛みは誤魔化せても怪我の治りは悪いです。 オレンジジュース果汁10% これは素人はお勧めできません。オレンジジュースに頼らない方はこれで良いでしょう。 また、オレンジジュースを使用しない意思表示にも用いられる事があります。 スパークリングオレンジジュース オレンジジュースに炭酸を混ぜた物(ファ○タ等)です。 怪我は治せますが、炭酸の刺激によりゆっくりは非常に痛がるでしょう。 こだわりのゆ虐がしたい方にはお勧めです。 今回は果汁100%の物を頼んでありますが、今回はこれを一切使用しないでゆ虐していきたいと思います。 メニューとして出される物も、基本的なコースを選んでみました。 前菜 まず前菜として運ばれてきたのは、『新鮮まりちゃのサラダ(子まりさの生あんよ切り)』です。 これはまりちゃ(子まりさ)のあんよに隠し包丁を入れただけというシンプルな物です。 まりちゃが傷つけられたあんよを、ぷりぷり振る様が新鮮さの証明です。 上級者は生まりちゃのあんよを自分で傷つけてからゆ虐を楽しみますが、 慣れない方はこの方が安心してゆ虐を楽しめます。 見栄を張って生まりちゃを頼んでお皿から逃げられたら周囲の笑いものです、メニュー選びは慎重に。 「ゆびぇぇぇぇん!まりちゃのあんよがいだいのじぇぇぇぇぇ!!ゆっくりできにゃいぃぃぃ!!」 まりちゃが元気良くもがき叫ぶ様子に「ヒャッハー!」が止まらないかとは思いますがグッと我慢してください。 いきなり飛びついたのでは品がありません、深呼吸して心を静めましょう。 心を落ち着かせたらお皿から一番外側のナイフとフォークを置かれている方の手で持ちます。 この時左利きの方は逆に持ってもマナー違反にはなりません。 まず始めにフォークをお帽子に突き立てましょう、 この時注意する事はまりちゃの頭にフォークを刺さないことです。 フォークをお帽子に刺したらそのまままりさからお帽子を離します。 まりちゃの目の前にお帽子をちらつかせて反応を楽しみましょう。 「ゆわぁぁぁん!まりちゃのおぼうしかえしちぇぇぇぇ!!」 十分反応を楽しんだらお帽子をそっとまりさの目の前に持ってきます。まりちゃの舌が届かない位置がベストです。 そして帽子のつばの部分から5mm間隔で切っていきます。この時帽子を全部切り刻んではいけません。 帽子を半壊させる程度で十分です。帽子を壊し終わったらフォークとナイフでそっとまりちゃの側に持って行きましょう。 「ゆあぁ…まりちゃのおぼうししゃん、ゆっくりなおっちぇね!」ペロペロッ これが見れれば成功でしょう、タイミングを見てまりちゃの舌にフォークを一突きしましょう。 フォークを深く刺し過ぎて舌を必要以上に痛めつけないよう心掛けましょう。 「ゆびゃべっ!いちゃいんじゃじぇぇぇぇ!どぼじでこんなこちょじゅるにょじぇぇぇぇ?!」 続いてまりちゃの目にフォークを突き刺していきます。一気に両目を潰さないように片目だけにしましょう。 「ゆぶべっ!おめめがいだいぃぃぃ!やべでぇぇ!ゆっくちできにゃいのじぇぇぇ!!」 かの有名なゆ虐貴族で知られる『ヨハ・クアーキ』氏もこう言っています。 「ゆっくりの目など片方だけあれば十分だ」と、片目潰しはその名残です。 まりちゃは痛みで気絶することもありますが、その場合は再度目を突き刺しましょう。 これは意識を取り戻すまで行います。まりちゃが目を覚ましたら次に進んでみましょう。 まりちゃのおさげをナイフで切り落とします。皮を切らないように上手にやってみましょう。 「ゆ…あ……あ…まりちゃのおしゃげしゃんが……」 程よく絶望した所で、今度はまりちゃの額にナイフを横にして突き刺します。 そのまま頭を一周させて綺麗に切れ目を入れていきます。 この時多少髪の毛が散らばりますが、これは気にしなくて良いでしょう。 「ゆぎぎぎ!いだいぃぃぃ!やべろぉぉぉぉ!!」 ナイフを一周させたらフォークで頭を突き刺します。そのまま頭頂部を本体から取ってしまいます。 取り外した頭は、お帽子の隣に並べてあげましょう。ここで半壊したお帽子を二つに切ります。 まりちゃの絶望した顔がゆ虐心をくすぐりますね。 「いぎゃ…ゆ…あ……あ…おぼうししゃん…あたましゃん……どぼじで……もうゆっくちできにゃい…のじぇ……」 ここまで来ると反応も鈍くなってきますので、まりちゃへのゆ虐は終了です。 フォークとナイフを「ハ」の字になるようにお皿に置きます。これがゆ虐終了のサインとなります。 店員はこれを見ると自分から見て左の奥、フォークの上の方ににまりちゃの皿を置いてくれます。 フォークとナイフは皿の前に「二」の字で置いてくれます。この辺りは店員が全部やってくれるので安心です。 悲しそうに涙するまりさを眺めらならメインディッシュを待ちましょう。 メインディッシュ 「ゆわぁぁぁ!おちびちゃんがぁぁぁぁ!でいぶがしんぐるまざーじゃなくなっちゃったよぉぉぉぉぉ!!!」 美しい悲鳴とともに運ばれてきたのは本日のメインディッシュ、 『でいぶの悲しみソテー(元シングルマザーでいぶの足焼き)』です。 この大きなでいぶは純国産のしんぐるまざーです、付け合せに盛られているのは子れいむのフライです。 でいぶは見た目の厚かましさや高圧的な態度に比例して丈夫になっていますので安心してゆ虐出来ます。 この子れいむは、足を焼かれたでいぶの子ゆっくり、 子供を失った悲しみを、でいぶが全身で表現している代表的なゆ虐皿です。 足は動けないようにじっくり焼かれているので、初心者でも手軽に楽しめます。 でいぶの美しい母性(笑)に、思わず「ヒャッハー」してしまいそうになります。 まずはでいぶの片目にフォークを刺します、そのまま目玉をなぞる様にフォークで抉っていきましょう。 身をよじって必死に抵抗しますが気絶にはいたりません、流石でいぶです。 「ゆがぎぎぎ…やべろぉぉぉ!このくぞにんげん!でいぶをゆっくりざぜろぉぉぉぉ!! がごごご……ぎべべ……でいぶのきれいなおべべがぁぁぁぁ!!」 取り出した目玉はでいぶの見える位置に置きます。でいぶの舌が届かない位の距離をおきましょう。 続いて先ほどからピコピコわさわさ鬱陶しい揉み上げをナイフで切り落とします。 両方でも片方だけでもお好きな様にして貰ってかまいません。 多少皮を傷つけても問題ありませんので大胆にやってみましょう。 切り落とした揉み上げは先ほどの目玉の隣に並べます。 でいぶは揉み上げを切り落とされた悲しみよりも憎しみが勝るのか、こちらを睨んでいます。 「このぐぞにんげんがぁぁぁ!でいぶのゆうがなもみあげさんをもとにもどぜぇぇぇ!!」 ここで先ほどの目玉と揉み上げを細かく切っていきます、でいぶに見せ付けるようにやってみましょう。 途中でいぶが泣きながら罵倒してきますが「ヒャッハー」を抑えてください。 「やべろぉぉぉ!なにじでるのぉぉぉ?!このぐぞにんげんがぁ!でいぶがせいさいしてあげるよぉぉぉぉ!!」 この辺りででいぶのリボンをはずしていきます、リボンにフォークを突き刺して取ってみましょう。 上手く取れない場合はリボンが付いている髪の毛ごとナイフで切り落としましょう。 取ったリボンは先ほど度同じようにでいぶの目の前に置きます。 「かえぜぇぇぇ!でいぶのかがやくおりぼんさんかえぜぇぇぇ!もうゆるざないよぉぉぉ!!」 取り外したリボンはナイフで半分に切りましょう、大丈夫ですでいぶは意外と精神面でもタフなのです。 流石のでいぶもこれには涙を流します。醜く泣き叫ぶ様を存分に堪能しましょう。 「ゆがぁぁぁぁ!なにじでるのぉぉぉ?!でいぶのおりぼんざんが、はんぶんになっちゃたでしょぉぉぉ!!」 一旦フォークとナイフと置きましょう、でいぶのお皿に対して「二」の字になるようにします。 ようやくスプーンの出番がやってきました。スプーンで目玉を取り出した方の穴から餡子を掘り出しましょう。 体内に侵入する金属と餡子を掻き出される感覚に流石のでいぶもダウン気味です。 「ゆぎゃべぎょぎょぎょ…やべでぇぇぇ!がゆゆべべべぶぼぼ…あんこざんいじらないでぇぇ!げべごごぎょ…」 掘り出した餡子はリボンや目玉、揉み上げだった物の上にのせていきましょう。 スプーンを進入させる事が出来る範囲の餡子を取り出しきったらスプーンを皿に対して「1」になる様置きましょう。 フォークとナイフに持ち替えたら、付け合せの子れいむを適度な大きさに切り分けていきます。 これをフォークですくって、目のあった穴から入れていきます。 「げびぶぶ…ゆびぃい!やべろぉぉ!でいぶのながにへんなものをいれるなぁぁぁ!」 子れいむを入れ終わったらでいぶの両頬をナイフでそぎ落としていきます。 でいぶはめーりん程ではありませんが面の皮が厚いです、うっすら餡子が見えるくらいまで削っていきます。 「ゆぎゃぶ!ぎぎぎ…いだいぃぃ!やべろぉぉぉ!がべべ…このぐぞにんげんがぁぁ!ゆっくりざぜろぉぉぉ!!」 依然でかい態度でいられるでいぶは、まさにゆ虐にぴったりの一品です。 ですが、デザートもあるのででいぶのゆ虐はこの辺で終わりにします。 まりちゃの時と同じようにフォークとナイフを置きます、店員がまりちゃの皿の隣にでいぶを並べてくれます。 苦悶の表情が美しいでいぶを眺めながらデザートを待ちましょう。 デザート 「ゆんやーー!くちゃいー!きょわいぃぃ!ゆっきゅちできにゃいよぉーー!!」 「ゆびゃぁぁん!おかーしゃんはどこなのじぇぇぇ!きょわいのじぇぇぇぇ!」 元気な鳴き声とともに登場したのは本日のデザート、 『赤ゆと地獄のオレンジソース結界風味(赤ゆと死臭付きお飾りのオレンジソース煮込み結界)』です。 生きの良い生赤ゆ二匹(れいむ、まりさ)を取り囲むように皿に掛けられたオレンジソースが美しいです。 シンプルな組み合わせではありますが、古来よりの伝統ある赤ゆ用のゆ虐皿です。 赤ゆには特に手を加えてありませんが、30匹分の死臭つきお飾りを煮込んだオレンジソースの結界のおかげで、 お皿から逃げ出せません。皿の上で恐怖で震える赤ゆの姿に堪らず「ヒャッハー」の構えです。 ですがここは高級ゆ虐店です、静かに優雅にゆ虐を楽しみましょう。 お好きな赤ゆから弄っていきましょう、運ばれて来た時の赤ゆ達の言動を参考にしてもいいでしょう。 ここでは赤れいむから弄っていきます。まずはフォークで赤れいむを軽く突付いてみましょう。 赤ゆはこれだけでも面白い程痛がります、泣き叫びながら逃げる赤れいむを追い回しましょう。 「ゆびゃん!いちゃいよー!やめちぇぇ!きょわいぃぃ!ゆっくちできにゃいぃぃ!」 赤れいむだけ追い回していると、消耗が激しくなるので赤まりさも同様に追い回しましょう。 二匹そろって「ゆんやーゆんやー」と、泣き叫ぶ姿は大変楽しいですが、 テンションが上がり過ぎてやり過ぎないように注意しましょう。 「ゆびゃぁぁぁん!いちゃいのじぇぇぇ!ちくちくしゃんこないじぇぇぇぇ!ゆっくちしちゃいのじぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁ!れーみゅをいじめないじぇぇぇぇ!!ごめんなちゃいぃぃぃ!もうおうちきゃえるぅぅ!」 二匹の動きが鈍くなってきたら、お飾りを取ってしまいましょう。 取り方はまりちゃとでいぶの方法を参考にしてください、走りつかれた赤ゆも元気にお飾りを追い掛け回します。 「おぼうししゃんまっちぇぇぇ!ゆびゃぁぁぁん!ゆっくちできにゃいよぉぉぉぉ!!」 「ゆびゃぁぁぁ!れーみゅのおりぼんしゃんがぁぁぁ!ゆっくちもどってきちぇねぇぇ!」 それでも赤ゆの体力には限界があります、走り回れなくなったらお飾りにオレンジソースをつけてあげましょう。 突然の事態に目を見開いて叫び声を上げる姿は、あなたの心を満たしてくれるはずです。 「ゆがーーん!どぼじでこんなことしゅるのじぇぇぇぇ!くちゃぃぃぃぃ!おぼうししゃん、ゆっくちしちぇぇぇ!!」 「ゆわぁぁぁん!れーみゅのおりぼんしゃん、くしゃいぃぃぃ!!ゆびゃぁぁん!もうやじゃぁぁぁ!」 これで赤ゆがその場で固まりますので、二匹とも片目ずつ潰していきます。 フォークで刺すのが大変な場合はナイフで傷つけるだけでも良いでしょう。 痛みに元気に身をよじる筈です。 「ゆぎゃぁぁぁ!おめめがいちゃいのじぇぇぇ!みえないのじぇぇぇぇ!!」 「ゆがががっ!れーみゅのきゃわいいおめめぎゃぁぁぁぁ!いちゃいぃぃ!!」 可愛らしくのた打ち回り始めたら、今度は全身にオレンジソースを塗ってあげましょう。 フォークやナイフでオレンジソースの結界まで誘導します。だいぶ弱ってきているので簡単に出来ると思います。 オレンジソースで体力が回復するので、また元気に叫び声を上げてくれる事でしょう。 死臭のせいで苦悶の表情を浮かべる姿はあなたを甘い一時に誘ってくれるでしょう。 「ゆがぎぎぎぎ…くしゃいのじぇぇぇぇ!…ゆぐぐぐぎがが…もうおうちきゃえるのじぇぇぇぇ!!」 「ゆぎゃぎゃぎゃ……れーみゅがががが…ぐざべごごごごご…もうやべべべべべ……」 極上のデザートに満足したら、フォークとナイフを置きましょう。 店員が先ほどのでいぶの隣に赤ゆの皿を並べてくれます。 以上が高級ゆ虐店でのマナーです、皿の上のゆっくり達が生きている場合はお店がサービスしてくれます。 熱々に焼けたフライパンを持ったシェフが登場します。 シェフは皿の上のゆっくり達を器用にフライ返しで掬い取ると、焼けたプライパンの上に乗せます。 すべてのゆっくりがフライパンに乗せられると、シェフはゆっくり達をフランベします。 綺麗に焼かれていくゆっくり達は、最後の瞬間まであなたを楽しませてくれるでしょう。 「ゆぎゃぁぁぁぁ!あついのじぇぇぇぇぇ!!」 「どーぼじででいぶがもえでるのぉぉぉぉぉぉ?!」 「ゆげべべべっ!あちゅいよぉぉぉぉ!!」 「ゆがごごご…どがゆべべべ…ぎぎぎぎ…れーみゅ!れーみゅ!…ゆだどどどど…」 今回ご紹介した物はあくまで基本的なものです、メニューもお店により様々なものがあります。 れいむ、まりさは初心者にも安心して楽しめるメニューが多いですが、 ありす、ぱちゅりー等になって参りますと、中身の特性や体質等の問題もあり扱いにくくなっております。 慣れない内は無理をせず、初心に帰りゆ虐していきましょう。 また、お店によっては希少種を扱っている所もあるそうです。胴付ですか?それはゆん俗店にでも行ってください。 完 いつも誤字がないかドキドキ詩なら投稿していますが、結構見落としもありますね… 小ネタばかりですみません。 徒然あき(ムシゴロウあき) 過去に書いたもの ムシシリーズ ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 879 ムシゴロウ王国6 小ネタ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム ふたば系ゆっくりいじめ 888 一週間 ふたば系ゆっくりいじめ 896 モチモチぷにぷに ふたば系ゆっくりいじめ 897 酔っ払い ふたば系ゆっくりいじめ 917 愛でお兄さんの悩み ふたば系ゆっくりいじめ 918 ゆっくり健康法 愛で ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 902 私はめーりんである。 短編 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 876 ゆっくり草子 ふたば系ゆっくりいじめ 912 ずばり、詰め合わせ ふたば系ゆっくりいじめ 937 色色ゆっくり
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虐待・前篇 18KB 虐待 理不尽 『虐待・前篇』 【虐待】 虐待(ぎゃくたい)とは、自分の保護下にある者(ヒト、動物等)に対し、長期間にわたって暴力をふるったり、世話 をしない、いやがらせや無視をするなどの行為を行うことを言う。一言に虐待といっても、対象や種類は様々である。 ―――――――――ウィキペディアより、引用 序、 男はペットショップへと足を運んだ。目的は、200円から売られている処分品のゆっくりを購入すること。勿論、 虐待用にするつもりだ。週に3回程、こうしてペットショップを訪れ、1000円前後でゆっくり一式を購入し、部屋 で潰したりして遊んでいる。男はゆっくりが好きだった。無論、その好きという感情の歪み方は異常とも言えるもので あったが。 「い…いらっしゃい…ませ…」 カウンターの中にいるバイトの女が怯えたような出迎えをする。当然だ。この男は先週、店で「ゆっくり詰め放題1 袋600円」というセールのときに現れ、今にも圧死寸前といえるほどのゆっくりを袋の中に押し込んだ。レジに持っ てきたときには、袋の上の部分を掴んでいるせいで既に赤ゆが一匹潰れて死んでいた。そのときの男の狂気じみた笑顔 が女の脳裏に焼き付いて離れないのだ。 その虐待者で間違いない男が今日はえらく時間をかけてゆっくりを品定めしている。何度も足を運んでいるせいか、 店の中のゆっくりたちもこの男の顔を覚えているのだろう。ショーウィンドウの中に入れられたバッジ持ちのゆっくり とは無縁なのだが、処分品の籠の中に入れられたゆっくりたちはすでにガクガク震えている。動物は本能で相手の感情 を感じ取るというが、処分品ゆっくりのものは“それ”とは違う。男の瞳の奥に、剥き出しになった明確な殺意を感じ、 その切れ味鋭いナイフのような視線がゆっくりたちを射抜いているからだ。 飼いゆへの道を閉ざされたゆっくりたちで店側としても処分するために籠の中に入れてあるのだが、この時ばかりは ゆっくりたちが気の毒にさえ思う。もともと、籠の中のゆっくりは売れても虐待の道具にされるか、ペットの餌にされ るか…あるいは買っていった人間のおやつにされるか。売れ残ったとしても、叩き潰されて店の飼いゆっくり用の餌に されるかのいずれかの道しかないわけだが。 男が籠の中に手を伸ばす。 「ゆ…ゆううううぅぅぅぅっ!!!」 「ゆっくち!…ゆっくち!!」 伸ばした手の周辺にいたゆっくりたちが狭い籠の中を逃げ回る。赤ゆは他のゆっくりの頭の上を這って逃げたりして いたが、バスケットボールほどのサイズもある成体ゆっくりは籠の端に顔を押し付け、泣きながら男の手を見ているこ としかできなかった。 「駄目じゃないか…“商品”が客から逃げたりしちゃ…」 静かに、ゆっくりと、低い声で、男が語りかける。ゆっくりたちは十分に理解している。この男に買われたら、間違 いなく殺されるということを。…この男に限らずとも殺されるのはほぼ確定しているのだが、品定めの段階でそれがわ かるのはこの男ぐらいのものだった。男が素早く、一匹の赤れいむを掴み上げた。持ち上げられ、うねうねとあんよを 動かしている。宙を蹴っているつもりなのだろうか。 「ゆ…ゆっくち…やめちぇ…はなちちぇ…」 泣きながら男に訴える。男は不気味な笑みを浮かべ、赤ゆの顔のギリギリまで口を近づけて、 「客が選んでやったんだ…離して、はないだろう…?」 ボソボソと話しかける。 「ゆひぃっ…」 ゆっくりが悪寒を感じるのかどうかは疑問だが、表情から察するに寒気がこの赤れいむを襲ったのは間違いなさそう だった。逃げられないことと、離してはもらえないことを悟った赤れいむは声を上げて泣いた。他の客もこの様子を見 ていたが、ペットショップではよくある光景だ。 連れてこられた段階で親とは引き離されているため、そういう涙ながらのゆっくりの悲劇を目の当たりにすることは ないが、籠の中にはたくさんの赤ゆ、あるいは売れ残って成体サイズまで成長したゆっくりたちがいる。その中から無 理矢理引き離されるのは、やはり不安で仕方がないのだろう。 男は赤れいむを籠の中に戻した。しばらくはぐしゃぐしゃの泣き顔で呆けていたが、あんよを動かし自由を取り戻し たことを確認すると、そばにいた赤まりさの元へ這い寄り、 「こわきゃっちゃよぅ…ゆぅん…ゆぅん…」 泣きすがる。女は、あの赤れいむはもう死んだ、と思っていただけにこの光景には目を疑った。男は籠の前から離れ ない。今日は本当によく吟味している。 やがて、今度はバレーボールほどのサイズの子ゆっくりのれいむを持ち上げた。この大きさまでくると成体まであと 少し、と言ったところである。舌足らずな言葉遣いも抜けており、人間で言えば高校生ぐらい…若さと希望に満ち溢れ ている時期のゆっくりと言えよう。その希望の灯は、今まさに消えようとしている。赤れいむと同じように、持ち上げ られただけで顔をいやいやと振る仕草をする。両手で顔を掴まれているので、身を捩っているようにしか見えないが。 「ゆ…ゆっくり…、おろしてねっ!にんげんさんは…ゆ…ゆっくりできないよっ…」 ショップ内のゆっくりによる人間への発言は、ショーウィンドウの外側にいるゆっくりであれば店側に過失は問われ ない。そもそも真っ当なゆん生を送る権利さえ奪われているため、それらの意見はあってないようなものなのだ。むし ろ、客に暴言を吐いたゆっくりなどは、虐待目的でそのまま購入されていくケースも多い。暴言を吐くゆっくりは籠の 中のものぐらいで、籠の中のゆっくりを覗くのは大抵、虐待目的の人間であったため特に問題はなかった。 「ああ…違う。ゆっくりできないのは…これからできなくなるのは…お前だよ」 静かに言い放つ。どうやら男はこのれいむを“お買い上げ”することに決めたようだ。れいむは死の宣告に顔中から 冷や汗を流し、涙を溢れさせ、ぶるぶるぶるぶる震えている。言葉も発することもできないようだ。普段ならば、ここ で籠の中のゆっくりや、店員に大声で助けを求めたり、自分を買って行こうとする客に“やめて”と懇願する光景が見 られるものだが、それさえなかった。 逆に籠の中のゆっくりたちも一言も声を発するものはなかった。ただ、一様に…恐怖に染められた数多くの瞳が男を 無言で見つめている。男は、れいむを買い物カゴに入れると、蓋をした。暴れて逃げ出すゆっくりが多いからだ。完全 に外部との接触を遮断されたれいむはここにきて、誰に助けを求めるでもなくただ泣き始めた。 男は泣き続けるれいむを無視し、今度は同じくらいの大きさのまりさを片手で掴んだ。親指が顔の中心にめり込むよ うに持ち上げられ、まりさは不服そうに男を睨みつけていた。肝だけは据わっている…と言えよう。まりさ種の特徴は、 生意気なことと根拠のない自信。今も、決定的に足りない餡子脳内で男を倒すための策を講じているのであろう。 男はニタリと笑った。 「これにしよう」 男はゆっくりを生物だと認識したことは一度たりともなかった。 物だ。 喋る物なのだ。殴れば悲鳴を上げ、潰せば使いものにならなくなるだけの、ただの物。少なくともこれまではそうい う扱いを徹底してきた。 店で買ってきては潰し、また店で買ってきては潰しを繰り返していた男にそれ以上の感情が湧くはずはなかった。だ から、いつものように適当に籠の中に手を突っ込み、ぽいぽいと買い物カゴの中に入れていくような買い方ではない、 男の行動に、女は違和感を覚えたのだ。 男がまりさを先ほどのれいむと同じように買い物カゴに入れる。蓋を開けた瞬間にれいむが外に飛び出そうとしたが、 まりさごと再び買い物カゴの中に押し込んだ。 「まりさあぁぁぁ…ゆうぅぅぅん…ゆうぅぅぅぅん…」 「れいむ!しっかりしてね!まりさがまもってあげるね!」 外側からは見えないが、買い物カゴの中の様子が目に浮かぶようだ。商品が、商品に助けを求め、慰め合う。喜劇以 外の何物でもない。 男は、処分用のゆっくり売り場のすぐ隣にある…「ゆっくり詰め放題」のケージに足を向けた。 ケージの中のゆっくりのほとんどが赤ゆだった。一袋600円なので、あまり大きな個体を商品にすることはできな いのだ。れいむ種、まりさ種、ありす種の三種類しかいないが、男には十分だった。男はケージの脇にあるビニール袋 を掴むと、赤ゆたちを手当たり次第にその中に投げ入れ始めた。 「ゆんやああああああ!!!」 「やめちぇええぇぇ!!!」 「やじゃやじゃやじゃあぁぁぁぁ!!!」 「いちゃいよぅ!!!」 「ちゅぶれりゅう…」 「ゆぶぶぶぶ…」 「もっちょ…ゆっくち…しちゃ…」 女はため息をついた。あの日の出来事そのままだ。可能な限り袋の中に詰め込もうとするから、最初に詰められた赤 ゆはどんどん追加されていく後続の赤ゆに押しつぶされて死んでいく。袋に張り付いた内部の赤ゆの凄惨な死に顔を見 せつけられて、残された赤ゆがおそろしーしーを大量にぶちまける。 男が袋の口を無理矢理に縛る。その瞬間、新たに三匹の赤ゆが潰れて死んだ。男はそれをレジへと持って行く。もち ろん、れいむとまりさも一緒だ。 「1050円になります」 「おねーーーざああああぁぁぁん!」 「ゆっくりたすけてね!ゆっくりしたいよぉぉぉぉぉ!」」 女が目を逸らす。 「うるせぇ」 短く言葉を発し、二匹の入った袋を壁に叩きつける。 「んべっ!」 「ゆんぐっ!」 静かになった袋を片手に男はゆっくりと店を出て行った。女は安堵の表情を浮かべた。 男がアパートの扉の鍵を開け、帰宅する。入ってすぐの位置に流し台がある。そのステンレスの台所の上に、あんよ を焼かれて身動きの取れなくなった、赤れいむがいた。男に気付くと涙を流しながら、 「ゆっくちしちぇいべびゅるぶゆぐぅ!!!!!!!!!」 男は赤れいむが挨拶を言い終わる前に、潰して“それ”を制した。一瞬でただの饅頭の皮になってしまった同族の姿 を見せられ、一斉に叫び声を上げる袋詰めにされた赤ゆたち。この赤ゆは家に帰ってきたとき、すぐに潰すというため だけに、この位置に“置いて”ある。扉を開け、拳を振り上げ、赤ゆを一匹潰す。それが男の日課であった。 「私さぁ…あなたのそういうトコロが好きじゃないわ」 部屋の奥から女の声が聞こえる。男の恋人だ。 「一寸の虫にも…って言葉、知ってる?」 男は答えない。 「それから、なんでゆっくりを買いに行かせたかも、覚えてる?」 男は、女に見られない位置で、またニタリと顔をゆがめた。 「わかっているさ…。1カ月でいいんだろう…?」 女は、しかめっ面で男を睨みつける。男の手から袋を受け取る。袋の中にはぼろぼろと涙を流し、ガクガク震えてい るれいむとまりさがいた。恐怖に染まった瞳で女を見上げている。 「…かわいい」 「どこが可愛いんだか…そんな連中…」 「約束通り、1ヶ月後よ」 女はそう言って油性ペンを取り出し、れいむを片手で抱き上げた。 「ゆっ!ゆっ!!」 「チッ」 子れいむの声が癇に障ったのか、男が舌打ちをする。 「はい、できました…っと」 床に降ろされたれいむは、辺りをキョロキョロ見回しながら、 「ゆっくり?ゆっくりぃ!」 などと言っている。少し混乱しているのだろう。語彙が少ない。やがて、男のベッドの下にずりずりとあんよを這わ せて隠れてしまった。 「何をしたんだ?」 男が女に尋ねる。女は取りだしたまりさにも油性ペンで何か書いているようだ。今度は男の前にまりさをずいっ、と 差し出した。男の顔を目の前にしたまりさが、 「ゆひいっ!」 と短く叫ぶ。男の手がぶるぶると震えている。しかし、女の持ちかけた“ゲーム”の内容を理解した以上、この饅頭 を潰すわけにはいかなかった。 「このハートマークのついたまりさと…さっきのれいむ。1ヶ月後に死んでいたら…あるいはいなくなっていたら…あ なたとの婚約は破棄させていただきます」 一、 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「「「「「「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!!」」」」」」」」」 最初に目覚めたれいむが挨拶をして他のゆっくりたちを起こす。まりさと、かろうじて喋れる位置に口がきている赤 ゆたちが一斉に返事を返した。 「「ゆうぅぅぅぅ…ん!!」」 れいむとまりさは満足そうに、互いの頬をすり寄せる。 「ゆっ!きょうもみんなといっしょにゆっくりしようね!」 しかし、周りには二匹以外、ゆっくりはいない。 「ゆゆっ?みんながいないよ…?」 二匹の子ゆはキョロキョロとあたりを見回す。そして、自分たちを囲んでいるガラスの壁に気が付いた。 「ゆ?でられないよ!」 「かべさん!まりさたちのじゃまをしないでゆっくりどいてね!」 てしてしとガラスの壁に体当たりをしたり、顔を押し付けてみたりしているれいむとまりさ。無駄な行動を繰り返す うちにどうやら腹が減ってきたらしい。くぅぅぅ…と情けない音がれいむとまりさの下顎のあたりから聞こえてきた。 「ゆぅぅぅ…おなかすいたよぅ…」 「おねーさんはなにをしてるの?まりさおなかすいたよ!ぷんぷん!!」 ペットショップの籠の中に入れられていたときには、あの女性店員が餌を放り込んでいたのだが、れいむとまりさが いくら待っても女性店員は一向に現れない。更に腹の虫が鳴る。 「ゆ…ゆゆ…」 「おなかすいたよーーー!!!」 とうとう空腹で泣き始めるれいむとまりさ。そこへ早朝の散歩を終えた男が帰ってきた。ゆっくりたちの“騒音”で 目覚めさせられるのが気に入らない男にとって早朝の散歩は日課だった。物音に気付き、玄関のほうに顔を向ける二匹。 男はスタスタと箱に近づいていく。男が近づいてくるのに気付いた二匹は、目を輝かせて、 「「ゆっくりし…」」 男が箱を足の裏で蹴り飛ばした。床を一直線に滑っていき壁に激しくぶつかり止まる。突然の出来事に呆然としてい た二匹は、慣性の法則に逆らえず額をガラスの壁に強打して呻いていた。れいむはゆんゆん泣いているだけだったが、 まりさは頬をぷくーっと膨らませて威嚇をしてきた。 「ひどいよにんげんさんっ!どうしてこんなことするのっ?!」 「お前らがゆっくりだからだよ」 「ゆゆゆっ?!」 暴力を振るわれた理由の理不尽さに、まりさは戸惑いを隠せなかった。だからと言ってどうすることもできない。ま りさはれいむの方に向き直ると涙を舌で拭ってあげながら、 「れいむ!しっかりしてね!まりさがいるからあんしんしてね!」 泣いているれいむを励ましていた。男は箱を二度、三度と蹴った。男の足と部屋の壁の間に挟まれた二匹は、繰り返 し響く衝撃にただ怯えているだけだった。二匹は声を上げて泣いた。 「ゆああああああん!!!ゆっくりできないよーーー!!!!」 「ゆっくりしたいよーーーー!!!!!」 「「ゆっくりさせてよおぉぉぉぉぉぉ!!!!」」 恐怖で声を出せなくなるまで、男は箱を蹴り続けた。強化ガラスの箱は傷一つつかない。虐待者の間で透明な箱は必 須アイテムだった。通常一匹用のこの箱に、子共とはいえ二匹のゆっくりが入っている。その中で何度も横転し、壁に 叩きつけられ、れいむとまりさは既に満身創痍だった。 ようやく箱を蹴り終えた男は、朝食の準備を始めた。目玉焼きを作っている。調理中の匂いはもちろん、れいむとま りさの元へと届いた。二匹は恐怖で忘れかけていた空腹を思いだす。さっきまでは気づかなかったが、袋詰めされた赤 ゆたちも、 「おにゃかすいちゃよぅ!」 「ゆっくちなにかたべさせちぇにぇ!」 「あみゃあみゃでいいよっ!」 口々に叫んでいる。しかし男は振り向かない。れいむとまりさはぐぅぐぅと腹を鳴らしながら、男をじっと見つめて いた。 やがて出来上がった目玉焼きをテーブルの上に置き、男が食事を始める。わざわざ、れいむとまりさの入った箱を食 事風景がよく見える位置に置いて。れいむが泣きながら訴える。 「おにいさん!おねがいしますぅ!!れいむたちにもなにか…なにかたべさせてくださいぃぃぃぃ!!」 「おなかがへってしにそうだよっ!おねがいだよっ!おにいさん!!!」 まりさも目の前で、男が目玉焼きを口に入れる様子を見て涎を垂らしながら、懇願する。男は黙々と食事を続けてい た。 コップに入った水を飲み干す。 「あ…ゆあ…」 味噌汁を飲み干す。 「ゆ…っ!ゆぅ…っ!!」 ご飯をかきこむ。 「「んゆぅぅぅぅぅぅ!!!!」」 目玉焼きの最後の一口を口に入れる。れいむとまりさは唇を噛み締めて、ぼろぼろと涙を流すと、 「「ゆんやあああああああああ!!!!!!!」」 大声で叫んだ。その様子を見て男はくぐもった声で笑った。そして箱の蓋を小さく開け、その中に食事で使った何も 盛られていない皿を置いた。泣きやんだ二匹は、首をかしげながら目の前の空の皿を眺めている。 「食え。それがお前らの今日一日分のメシだ」 「…ゆ…?」 「なにを…いってるの…?」 食え。男はそう言った。何を? 目の前にあるのは皿だけだ。れいむがずりずりとあんよを這わせ、皿の傍へと移動する。目を凝らして見る。やはり 何もない。れいむは男を見上げると、 「おにいさん…?おさらさんに…なにものってないよ…?」 「たべものがないとたべることができないよ…?ゆっくりりかいしてね…?」 「馬鹿言うな…。皿を舐めれば味はするだろうが」 男は冷たく言い放つと、赤ゆの入った袋を取り出した。赤ゆたちの絶叫が部屋中に響き渡る。そんな中でれいむとま りさはようやく理解した。この皿に残った目玉焼きの汁や白身の切れっぱし。インスタントみそ汁の溶けきらなかった 味噌の残りカス。これを食べろ、と男は言ったのだ。 「ゆぐぅ…ぺーろ…ぺーろ…」 「ぺーろ…ぺーろ………し……ゆぅ…」 ゆっくりは食事をするときには“むーしゃむーしゃしあわせー”という言葉を発する。れいむもまりさも、むーしゃ むーしゃできてない上に、当然幸せでもないので口にしたくてしょうがない言葉を言うことができない。 生き残った赤ゆたちを袋から取り出しては、手で握り潰したり、壁に叩きつけて殺したりして遊んでいる男を見なが ら、二匹が叫ぶ。 「おにいさああああああん!!!!」 「ゆっくりしないでたべものさんちょうだいねっ!これじゃしあわせーできないよーーー!!」 何かが潰れる音がした。その音に気付いたれいむとまりさは箱の壁を見る。そこには、ガラスの箱に叩きつけられた 赤ゆだったものがいた。皮が破れ中身が飛び出し、その衝撃によりべったりと壁に張り付いている。飛び出す場所のな かった目玉は見開かれたまま、固まっている。まるで二匹を凝視しているかのようだった。 「ゆひいいいぃぃぃぃっ!!!!」 れいむがしーしーを漏らす。まりさもずりずりと後ずさる。男は箱に顔を近づけると、ポツリ、と言った。 「しあわせー…できない?お前らなんか幸せにさせてたまるかよ」 「どうして…?どうして…っ?」 まりさが泣きながら質問する。 「お前らが、“ゆっくり”だからさ」 男は、泣き続けるれいむを箱から取り出した。れいむは怯えてがたがた震えている。そのれいむの顔面に、男は拳を めり込ませた。拳がゆっくり独特の柔らかい皮に包み込まれていく。顔の中心の餡子が周囲に押しやられたせいか、あ にゃるから、ぶぴっ、という音と共に餡子が飛び出した。男が拳を引き抜くと、顔の中心部を真っ赤にしたれいむが、 「い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!!!!!」 「…痛くて当然だろう。痛がらせようとしてるんだから、よ」 「どぼじでごんな゛ごどずる゛の゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛???!!!!!」 れいむが顔をぐしゃぐしゃにしながら、悲痛な声で男に訴える。 「お前らが、“ゆっくり”だからさ」 先ほどの、まりさの質問に対する答えと同じだった。男はれいむの髪を掴むと、腕が疲れるまでれいむの顔に往復ビ ンタを繰り返した。乾いた音が数十発、部屋に響く。しかしれいむの顔は崩れない。男は力加減を心得ていた。このま ま数百、数千発、叩き続けたとしてもれいむを潰さず苦しめる自信が、男にはあった。 れいむの方も、顔を右に左に振り回されながらも、決定的な痛みによる自己防衛のための失神を行うことすらできな かった。我慢できない痛みではないが、痛い。それを延々と繰り返される。同じところを何度も叩かれるたびに、皮が ヒリヒリしていく。 「九十八!九十九!!百!!!!」 百発目は、再びグーでれいむの顔面を殴りつけた。同時に髪を掴んでいた左手を離したため、壁に向かって飛んでい き、叩きつけられる。そして、ぽてっ、とその場に倒れ込んだ。これほどのダメージを受けたにも関わらず、 「ゆ゛う゛ぅ゛ぅ゛…」 まだ呻いて苦しんでいる。死んではいない。死ななければ良いのだ。 歯を食いしばり、大粒の涙を流し、顔を床に押し付け、左右の揉み上げで打たれた頬を抑えながら、のたうち回って いる。 「ざまぁ」 男はそんなれいむに追い打ちをかけるように、汚い尻を蹴り上げた。 「ゆ゛っぐ………ゆ゛っぐぃ゛…じで…」 「喋ってんじゃねぇよ、ゆっくりの分際で」 れいむはひたすら泣いた。涙が止まらなかった。 「泣いてんじゃねぇよ、ゆっくりの分際で」 れいむは必死に涙を拭った。涙を流すまいと必死だった。 「だから!!!」 男は、再度、れいむを蹴り上げる。 「ゆ゛ぎぃぃぃぃぃっ!!!!!!」 「人間の真似してんじゃねぇよ、ゆっくりの分際で」 後篇へ続きます 余白あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 馬鹿とゆっくりが不幸になってすっきり出来るからいんだよ -- 2016-01-10 20 07 19 購入前のゆっくりを潰している時点でアウト。 -- 2014-11-04 00 27 45 せっかく黙って1月待つだけで結婚できるのに、初日から虐待三昧とかもう完全に人格障害の駄目人間やん。 一生独身でいいだろ -- 2013-09-11 15 33 22 店員女むかつくわー。自分もゆっくりを地獄に落とす行為の片棒を担いでるくせに。 -- 2012-09-21 22 59 53 少なくても生物と思ってないなら、そんな相手に話しかけたり虐待してる(行為を思いつくこと自体)時点で矛盾が起きるから大嘘だな。 それと ↓3 れいむやまりさのようなゴミを、というが、わざわざれいむとまりさに限定して言うお前のようなカスは希少種は ダッチワイフとして愛でるんだろ?俺の嫁、とか言っちゃってさ。キモいんだよ。 -- 2012-05-15 23 08 25 下×2,3 だな。どうせ続かないな。ゆっくりを物とかゴミとか言っている非常識な奴は・・・おっと 誰かが来たな -- 2012-05-05 00 08 46 >男はゆっくりを生物だと認識したことは一度たりともなかった。 ダウト。ただの物でしかない対象を虐待して何が楽しいのかわからない。 ↓同感。この男と女が結婚しても続くわけがない。 -- 2012-03-25 19 57 34 れいむやまりさのようなゴミを可愛いという異常女とゆっくりは物と思っている常識人な男 結婚しても男にとって苦痛しかないだろう。 -- 2011-11-04 17 22 39 面白い -- 2011-05-25 18 36 11 この作者さんは本当に虐待描写がうまい。この話もっと読まれていい。 -- 2011-02-20 00 11 27 後半が楽しみなのぜ! -- 2010-11-11 21 42 36 鬼意惨!今は耐えるんだ! -- 2010-07-12 01 07 48
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ゆ虐マナー 14KB 虐待-普通 虐待人間 なんとなく思いついたので… 本日はゆ虐マナーについて勉強していきたいと思います。 高級ゆ虐店に入って困らないために正しいマナーを身に付けましょう。 まずは基本知識から行ってみましょう。 自分から見てお皿の左側に3本のホーク、右側に3本のナイフとスプーンがあります。 これはお皿から見て外側の物から使っていきましょう。 ナイフの上の方にグラスがあります、これはオレンジジュース用グラスです。 まずお店に入るとテーブルに案内されます。 しばらくすると店員がメニューを用意してくれます、ここで本日のお勧めゆっくりを聞くのが良いでしょう。 お任せのコースメニューを頼むのも良いですが、慣れた方なら自分でいろいろ選ぶのも楽しいです。 ジュース選びは自分の選んだコース、メニューにあわせて選びます。 どのお店も基本的な物は用意してあるはずです。 まずはオレンジジュースの種類からご紹介します。 特濃オレンジジュース これは通常の100%の物より濃度が濃くなっています。お店によりますが200~500%までがあります。 このほかにも甘味を多く含んだも等もあります。 当然濃度が濃い方がゆっくりの怪我も治り易いのですが、あまり濃い物を頼むと加減の出来ないゆ虐素人と思われます。 あえて500%を頼んで過激なゆ虐をする人も居ますが、駆け出し初心者は200%を頼んで見ましょう。 オレンジジュース果汁100% スタンダードなタイプの物です。産地や原料によりゆっくりの怪我の治りが若干変わることもあります。 一番無難な物でしょう。初心者~中級車向けです。 オレンジジュース果汁50% これは少し上級者向けです。薄められている分怪我の治りは遅いです。 砂糖水で薄められている物もありますが、これも痛みは誤魔化せても怪我の治りは悪いです。 オレンジジュース果汁10% これは素人はお勧めできません。オレンジジュースに頼らない方はこれで良いでしょう。 また、オレンジジュースを使用しない意思表示にも用いられる事があります。 スパークリングオレンジジュース オレンジジュースに炭酸を混ぜた物(ファ○タ等)です。 怪我は治せますが、炭酸の刺激によりゆっくりは非常に痛がるでしょう。 こだわりのゆ虐がしたい方にはお勧めです。 今回は果汁100%の物を頼んでありますが、今回はこれを一切使用しないでゆ虐していきたいと思います。 メニューとして出される物も、基本的なコースを選んでみました。 前菜 まず前菜として運ばれてきたのは、『新鮮まりちゃのサラダ(子まりさの生あんよ切り)』です。 これはまりちゃ(子まりさ)のあんよに隠し包丁を入れただけというシンプルな物です。 まりちゃが傷つけられたあんよを、ぷりぷり振る様が新鮮さの証明です。 上級者は生まりちゃのあんよを自分で傷つけてからゆ虐を楽しみますが、 慣れない方はこの方が安心してゆ虐を楽しめます。 見栄を張って生まりちゃを頼んでお皿から逃げられたら周囲の笑いものです、メニュー選びは慎重に。 「ゆびぇぇぇぇん!まりちゃのあんよがいだいのじぇぇぇぇぇ!!ゆっくりできにゃいぃぃぃ!!」 まりちゃが元気良くもがき叫ぶ様子に「ヒャッハー!」が止まらないかとは思いますがグッと我慢してください。 いきなり飛びついたのでは品がありません、深呼吸して心を静めましょう。 心を落ち着かせたらお皿から一番外側のナイフとフォークを置かれている方の手で持ちます。 この時左利きの方は逆に持ってもマナー違反にはなりません。 まず始めにフォークをお帽子に突き立てましょう、 この時注意する事はまりちゃの頭にフォークを刺さないことです。 フォークをお帽子に刺したらそのまままりさからお帽子を離します。 まりちゃの目の前にお帽子をちらつかせて反応を楽しみましょう。 「ゆわぁぁぁん!まりちゃのおぼうしかえしちぇぇぇぇ!!」 十分反応を楽しんだらお帽子をそっとまりさの目の前に持ってきます。まりちゃの舌が届かない位置がベストです。 そして帽子のつばの部分から5mm間隔で切っていきます。この時帽子を全部切り刻んではいけません。 帽子を半壊させる程度で十分です。帽子を壊し終わったらフォークとナイフでそっとまりちゃの側に持って行きましょう。 「ゆあぁ…まりちゃのおぼうししゃん、ゆっくりなおっちぇね!」ペロペロッ これが見れれば成功でしょう、タイミングを見てまりちゃの舌にフォークを一突きしましょう。 フォークを深く刺し過ぎて舌を必要以上に痛めつけないよう心掛けましょう。 「ゆびゃべっ!いちゃいんじゃじぇぇぇぇ!どぼじでこんなこちょじゅるにょじぇぇぇぇ?!」 続いてまりちゃの目にフォークを突き刺していきます。一気に両目を潰さないように片目だけにしましょう。 「ゆぶべっ!おめめがいだいぃぃぃ!やべでぇぇ!ゆっくちできにゃいのじぇぇぇ!!」 かの有名なゆ虐貴族で知られる『ヨハ・クアーキ』氏もこう言っています。 「ゆっくりの目など片方だけあれば十分だ」と、片目潰しはその名残です。 まりちゃは痛みで気絶することもありますが、その場合は再度目を突き刺しましょう。 これは意識を取り戻すまで行います。まりちゃが目を覚ましたら次に進んでみましょう。 まりちゃのおさげをナイフで切り落とします。皮を切らないように上手にやってみましょう。 「ゆ…あ……あ…まりちゃのおしゃげしゃんが……」 程よく絶望した所で、今度はまりちゃの額にナイフを横にして突き刺します。 そのまま頭を一周させて綺麗に切れ目を入れていきます。 この時多少髪の毛が散らばりますが、これは気にしなくて良いでしょう。 「ゆぎぎぎ!いだいぃぃぃ!やべろぉぉぉぉ!!」 ナイフを一周させたらフォークで頭を突き刺します。そのまま頭頂部を本体から取ってしまいます。 取り外した頭は、お帽子の隣に並べてあげましょう。ここで半壊したお帽子を二つに切ります。 まりちゃの絶望した顔がゆ虐心をくすぐりますね。 「いぎゃ…ゆ…あ……あ…おぼうししゃん…あたましゃん……どぼじで……もうゆっくちできにゃい…のじぇ……」 ここまで来ると反応も鈍くなってきますので、まりちゃへのゆ虐は終了です。 フォークとナイフを「ハ」の字になるようにお皿に置きます。これがゆ虐終了のサインとなります。 店員はこれを見ると自分から見て左の奥、フォークの上の方ににまりちゃの皿を置いてくれます。 フォークとナイフは皿の前に「二」の字で置いてくれます。この辺りは店員が全部やってくれるので安心です。 悲しそうに涙するまりさを眺めらならメインディッシュを待ちましょう。 メインディッシュ 「ゆわぁぁぁ!おちびちゃんがぁぁぁぁ!でいぶがしんぐるまざーじゃなくなっちゃったよぉぉぉぉぉ!!!」 美しい悲鳴とともに運ばれてきたのは本日のメインディッシュ、 『でいぶの悲しみソテー(元シングルマザーでいぶの足焼き)』です。 この大きなでいぶは純国産のしんぐるまざーです、付け合せに盛られているのは子れいむのフライです。 でいぶは見た目の厚かましさや高圧的な態度に比例して丈夫になっていますので安心してゆ虐出来ます。 この子れいむは、足を焼かれたでいぶの子ゆっくり、 子供を失った悲しみを、でいぶが全身で表現している代表的なゆ虐皿です。 足は動けないようにじっくり焼かれているので、初心者でも手軽に楽しめます。 でいぶの美しい母性(笑)に、思わず「ヒャッハー」してしまいそうになります。 まずはでいぶの片目にフォークを刺します、そのまま目玉をなぞる様にフォークで抉っていきましょう。 身をよじって必死に抵抗しますが気絶にはいたりません、流石でいぶです。 「ゆがぎぎぎ…やべろぉぉぉ!このくぞにんげん!でいぶをゆっくりざぜろぉぉぉぉ!! がごごご……ぎべべ……でいぶのきれいなおべべがぁぁぁぁ!!」 取り出した目玉はでいぶの見える位置に置きます。でいぶの舌が届かない位の距離をおきましょう。 続いて先ほどからピコピコわさわさ鬱陶しい揉み上げをナイフで切り落とします。 両方でも片方だけでもお好きな様にして貰ってかまいません。 多少皮を傷つけても問題ありませんので大胆にやってみましょう。 切り落とした揉み上げは先ほどの目玉の隣に並べます。 でいぶは揉み上げを切り落とされた悲しみよりも憎しみが勝るのか、こちらを睨んでいます。 「このぐぞにんげんがぁぁぁ!でいぶのゆうがなもみあげさんをもとにもどぜぇぇぇ!!」 ここで先ほどの目玉と揉み上げを細かく切っていきます、でいぶに見せ付けるようにやってみましょう。 途中でいぶが泣きながら罵倒してきますが「ヒャッハー」を抑えてください。 「やべろぉぉぉ!なにじでるのぉぉぉ?!このぐぞにんげんがぁ!でいぶがせいさいしてあげるよぉぉぉぉ!!」 この辺りででいぶのリボンをはずしていきます、リボンにフォークを突き刺して取ってみましょう。 上手く取れない場合はリボンが付いている髪の毛ごとナイフで切り落としましょう。 取ったリボンは先ほど度同じようにでいぶの目の前に置きます。 「かえぜぇぇぇ!でいぶのかがやくおりぼんさんかえぜぇぇぇ!もうゆるざないよぉぉぉ!!」 取り外したリボンはナイフで半分に切りましょう、大丈夫ですでいぶは意外と精神面でもタフなのです。 流石のでいぶもこれには涙を流します。醜く泣き叫ぶ様を存分に堪能しましょう。 「ゆがぁぁぁぁ!なにじでるのぉぉぉ?!でいぶのおりぼんざんが、はんぶんになっちゃたでしょぉぉぉ!!」 一旦フォークとナイフと置きましょう、でいぶのお皿に対して「二」の字になるようにします。 ようやくスプーンの出番がやってきました。スプーンで目玉を取り出した方の穴から餡子を掘り出しましょう。 体内に侵入する金属と餡子を掻き出される感覚に流石のでいぶもダウン気味です。 「ゆぎゃべぎょぎょぎょ…やべでぇぇぇ!がゆゆべべべぶぼぼ…あんこざんいじらないでぇぇ!げべごごぎょ…」 掘り出した餡子はリボンや目玉、揉み上げだった物の上にのせていきましょう。 スプーンを進入させる事が出来る範囲の餡子を取り出しきったらスプーンを皿に対して「1」になる様置きましょう。 フォークとナイフに持ち替えたら、付け合せの子れいむを適度な大きさに切り分けていきます。 これをフォークですくって、目のあった穴から入れていきます。 「げびぶぶ…ゆびぃい!やべろぉぉ!でいぶのながにへんなものをいれるなぁぁぁ!」 子れいむを入れ終わったらでいぶの両頬をナイフでそぎ落としていきます。 でいぶはめーりん程ではありませんが面の皮が厚いです、うっすら餡子が見えるくらいまで削っていきます。 「ゆぎゃぶ!ぎぎぎ…いだいぃぃ!やべろぉぉぉ!がべべ…このぐぞにんげんがぁぁ!ゆっくりざぜろぉぉぉ!!」 依然でかい態度でいられるでいぶは、まさにゆ虐にぴったりの一品です。 ですが、デザートもあるのででいぶのゆ虐はこの辺で終わりにします。 まりちゃの時と同じようにフォークとナイフを置きます、店員がまりちゃの皿の隣にでいぶを並べてくれます。 苦悶の表情が美しいでいぶを眺めながらデザートを待ちましょう。 デザート 「ゆんやーー!くちゃいー!きょわいぃぃ!ゆっきゅちできにゃいよぉーー!!」 「ゆびゃぁぁん!おかーしゃんはどこなのじぇぇぇ!きょわいのじぇぇぇぇ!」 元気な鳴き声とともに登場したのは本日のデザート、 『赤ゆと地獄のオレンジソース結界風味(赤ゆと死臭付きお飾りのオレンジソース煮込み結界)』です。 生きの良い生赤ゆ二匹(れいむ、まりさ)を取り囲むように皿に掛けられたオレンジソースが美しいです。 シンプルな組み合わせではありますが、古来よりの伝統ある赤ゆ用のゆ虐皿です。 赤ゆには特に手を加えてありませんが、30匹分の死臭つきお飾りを煮込んだオレンジソースの結界のおかげで、 お皿から逃げ出せません。皿の上で恐怖で震える赤ゆの姿に堪らず「ヒャッハー」の構えです。 ですがここは高級ゆ虐店です、静かに優雅にゆ虐を楽しみましょう。 お好きな赤ゆから弄っていきましょう、運ばれて来た時の赤ゆ達の言動を参考にしてもいいでしょう。 ここでは赤れいむから弄っていきます。まずはフォークで赤れいむを軽く突付いてみましょう。 赤ゆはこれだけでも面白い程痛がります、泣き叫びながら逃げる赤れいむを追い回しましょう。 「ゆびゃん!いちゃいよー!やめちぇぇ!きょわいぃぃ!ゆっくちできにゃいぃぃ!」 赤れいむだけ追い回していると、消耗が激しくなるので赤まりさも同様に追い回しましょう。 二匹そろって「ゆんやーゆんやー」と、泣き叫ぶ姿は大変楽しいですが、 テンションが上がり過ぎてやり過ぎないように注意しましょう。 「ゆびゃぁぁぁん!いちゃいのじぇぇぇ!ちくちくしゃんこないじぇぇぇぇ!ゆっくちしちゃいのじぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁ!れーみゅをいじめないじぇぇぇぇ!!ごめんなちゃいぃぃぃ!もうおうちきゃえるぅぅ!」 二匹の動きが鈍くなってきたら、お飾りを取ってしまいましょう。 取り方はまりちゃとでいぶの方法を参考にしてください、走りつかれた赤ゆも元気にお飾りを追い掛け回します。 「おぼうししゃんまっちぇぇぇ!ゆびゃぁぁぁん!ゆっくちできにゃいよぉぉぉぉ!!」 「ゆびゃぁぁぁ!れーみゅのおりぼんしゃんがぁぁぁ!ゆっくちもどってきちぇねぇぇ!」 それでも赤ゆの体力には限界があります、走り回れなくなったらお飾りにオレンジソースをつけてあげましょう。 突然の事態に目を見開いて叫び声を上げる姿は、あなたの心を満たしてくれるはずです。 「ゆがーーん!どぼじでこんなことしゅるのじぇぇぇぇ!くちゃぃぃぃぃ!おぼうししゃん、ゆっくちしちぇぇぇ!!」 「ゆわぁぁぁん!れーみゅのおりぼんしゃん、くしゃいぃぃぃ!!ゆびゃぁぁん!もうやじゃぁぁぁ!」 これで赤ゆがその場で固まりますので、二匹とも片目ずつ潰していきます。 フォークで刺すのが大変な場合はナイフで傷つけるだけでも良いでしょう。 痛みに元気に身をよじる筈です。 「ゆぎゃぁぁぁ!おめめがいちゃいのじぇぇぇ!みえないのじぇぇぇぇ!!」 「ゆがががっ!れーみゅのきゃわいいおめめぎゃぁぁぁぁ!いちゃいぃぃ!!」 可愛らしくのた打ち回り始めたら、今度は全身にオレンジソースを塗ってあげましょう。 フォークやナイフでオレンジソースの結界まで誘導します。だいぶ弱ってきているので簡単に出来ると思います。 オレンジソースで体力が回復するので、また元気に叫び声を上げてくれる事でしょう。 死臭のせいで苦悶の表情を浮かべる姿はあなたを甘い一時に誘ってくれるでしょう。 「ゆがぎぎぎぎ…くしゃいのじぇぇぇぇ!…ゆぐぐぐぎがが…もうおうちきゃえるのじぇぇぇぇ!!」 「ゆぎゃぎゃぎゃ……れーみゅがががが…ぐざべごごごごご…もうやべべべべべ……」 極上のデザートに満足したら、フォークとナイフを置きましょう。 店員が先ほどのでいぶの隣に赤ゆの皿を並べてくれます。 以上が高級ゆ虐店でのマナーです、皿の上のゆっくり達が生きている場合はお店がサービスしてくれます。 熱々に焼けたフライパンを持ったシェフが登場します。 シェフは皿の上のゆっくり達を器用にフライ返しで掬い取ると、焼けたプライパンの上に乗せます。 すべてのゆっくりがフライパンに乗せられると、シェフはゆっくり達をフランベします。 綺麗に焼かれていくゆっくり達は、最後の瞬間まであなたを楽しませてくれるでしょう。 「ゆぎゃぁぁぁぁ!あついのじぇぇぇぇぇ!!」 「どーぼじででいぶがもえでるのぉぉぉぉぉぉ?!」 「ゆげべべべっ!あちゅいよぉぉぉぉ!!」 「ゆがごごご…どがゆべべべ…ぎぎぎぎ…れーみゅ!れーみゅ!…ゆだどどどど…」 今回ご紹介した物はあくまで基本的なものです、メニューもお店により様々なものがあります。 れいむ、まりさは初心者にも安心して楽しめるメニューが多いですが、 ありす、ぱちゅりー等になって参りますと、中身の特性や体質等の問題もあり扱いにくくなっております。 慣れない内は無理をせず、初心に帰りゆ虐していきましょう。 また、お店によっては希少種を扱っている所もあるそうです。胴付ですか?それはゆん俗店にでも行ってください。 完 いつも誤字がないかドキドキ詩なら投稿していますが、結構見落としもありますね… 小ネタばかりですみません。 徒然あき(ムシゴロウあき) 過去に書いたもの ムシシリーズ ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 879 ムシゴロウ王国6 小ネタ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム ふたば系ゆっくりいじめ 888 一週間 ふたば系ゆっくりいじめ 896 モチモチぷにぷに ふたば系ゆっくりいじめ 897 酔っ払い ふたば系ゆっくりいじめ 917 愛でお兄さんの悩み ふたば系ゆっくりいじめ 918 ゆっくり健康法 愛で ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 902 私はめーりんである。 短編 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 876 ゆっくり草子 ふたば系ゆっくりいじめ 912 ずばり、詰め合わせ ふたば系ゆっくりいじめ 937 色色ゆっくり 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る DIO「酒、飲まずには居られない!!」 ブロリー「マナーがいなおまお前!?」 -- 2014-11-25 20 55 15 ヒャッハーできないのはストレス溜まりそうだなぁw これが上品なゆ虐ザマスね!面白かったよーw -- 2010-11-27 19 29 28 おもしろかった。 -- 2010-07-26 01 49 09 500%って5倍の濃度になるまで煮詰めたってことですか? -- 2010-07-10 23 42 20
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れいむ、俺の為に赤ちゃん産んでくれ 中 37KB 虐待-凄惨 理不尽 妊娠 赤子・子供 透明な箱 虐待人間 「餡子ンペ09」 善良ゆっくり虐待 「ふたば系ゆっくりいじめ 640 れいむ、俺の為に赤ちゃん産んでくれ 前」からの続きです ========== れいむ、5回目の妊娠 「おっ、順調に育ってるね~、みんなゆっくり早く生まれてきてね!」 仕事から帰ってくると、れいむの額から伸びた茎に、そこに生えた七つの実ゆっくりに話しかける。 まだ髪や飾りが生えてきていない状態なので、種族はわからない。 判別つくようになるのは、明日の日中だろう。 れいむは、今回から妊娠方法を数を産める植物型に切り替えていた。 意識的にか、無意識にかはわからないが、いい判断と言えよう。 ゆっくりの交配において、産まれてくる子供の種族は必ず両親いずれかと同じ種族になる。 記憶などは祖父母以前の代まで遡って継承する事もあるが、種族を決定する遺伝餡までは隔世で発現しない。 え? チェンジリング? 何それおいしいの? まあ、ポンデちゃんのお友達? 上がって待っててね。すぐ帰ってくると思うから。 スタンダードなれいむとまりさの組み合わせで交配を行った場合、それぞれの種族の子供が生まれる確率は、ほぼ五分五分。 片親が他の基本種や希少種だった場合、その確立は変わってくるが、まあその話はどうでもいいだろう。 という訳で、まり×れいで交配を行った場合であれば、7匹全部がれいむ種になる確率は(1/2)^7=1/128。 ご都合主義に支配された世界でも無い限り、そうそう起こる出来事ではない。 しかし、コトはかわいい赤ゆちゃん達の命に関わる。 微力ながら、赤まりさが生まれる確率を上げる手助けをしようではないか。 ……… 「フンフフフ~ン♪ おお、このまりさちゃんかわいいねぇ!」 「ゆ…おにいさん…なにしてるの…?」 水槽の横で雑誌を切り抜いている俺に、れいむが不思議そうに聞いてくる。 「んー? これはね~…お! この子もか~わいいなぁ~!」 チョキチョキ 切り抜いてるのは、ゆっくり愛好家向けの雑誌。 読者によるゆっくり写真投稿ページから、とびきりかわいい子ゆっくり・赤ゆっくりの写真を選り抜いているのだ。 選んだのは、全てまりさ種。 「お兄さん、れいむがまりさちゃんを産めるようにお手伝いしようと思ってね!」 写真を水槽の外側、中のゆっくりから見える向きにセロテープで貼り付けながら、れいむに答える。 フカフカクッションの上で姉妹ですりすりをしている赤まりさちゃん カメラに向けてウインクをしている見返り姿の子まりさちゃん ちょっと涙目になりながら、洗面器の中でお帽子で浮く練習をしている子まりさちゃん ああ…飼い主さん、この子達捨てないかなぁ…俺すぐ拾いに行くのにぃ… 「どーだい!? みんなかわいいまりさちゃんだよねぇ! こうやってゆっくりしたまりさちゃんの姿をたくさん見れば、れいむの赤ちゃんもまりさちゃんになるかもしれないよ?」 「ゆゆっ?! そうなの!?」 そんな話は聞いたことないけどね! でも、胎教みたいな感じで案外そんな効果もあるかもしれないし…ま、病は気からというヤツだ。 「れいむ、アレも水槽に入れてあげようか?」 俺が指差したのは、いつも水槽から少し離れたところに置いてある透明な箱。 「ゆっ? い、いやだよ! あのまりさはゆっくりできないよ!」 「ゆっくりできないとはひどいな~、いつもすっきりーしている仲じゃないか。それに頭の赤ちゃん達のおとうさんだよ?」 「おにいさんがむりやりすっきりーさせたんでしょおぉ! あんなゆっくりしてないまりさをみてたら、またあかちゃんのまりさがうまれなくなっちゃうよ!」 随分な嫌われようだ。 まあ、無理もないか。さっきからずっと透明な箱の中でこっちを睨みつけて暴れてるからな。 あんなの見てたら、かわいいまりさちゃん写真集の神通力も薄れてしまうというものだ。 ……… 「まりしゃはゆっくちできりゅね!」 「おきゃあしゃん! いもうちょのまりしゃ、たくしゃんうんでにぇ!」 「ゆっ! おちびちゃん! こんどこそだいじょうぶだよ! おかあさん、じしんあるよ!」 「ゆわーい! おうちにかえれりゅのじぇー♪」 水槽に貼られた写真を眺めながら、既に勝利を確信したか和気藹々と笑い合う母れいむと赤まりさ達。 一方、赤れいむ達はどこか複雑そうな表情を浮かべていた。 「おきゃあしゃん! れいみゅも! れいみゅもゆっくちしちぇるよ!」 「ゆふふ! そうだね! おちびちゃん! おうちかえってみんなでゆっくりしようね! ゆゆ~ん♪」 「ゆ……」 一匹の赤れいむが構ってほしげに母れいむに話しかける。 だが、浮かれている母れいむは答えはするものの、視線はすぐに写真の方に戻ってしまった。 「ゆー…おにいしゃん! れいみゅは!? れいみゅのしゃちんもはっちぇね!」 「いや、れいむちゃんの写真は貼れないよ。また赤ちゃんが全員れいむちゃんだったらどうするの? そしたられいみゅちゃん達、ゆっくりできなくなっちゃうでしょ?」 「ゆぅ……」「れいみゅはゆっくちできりゅ ゆっくちなにょに………」 疎外感を感じ、しょんぼりする赤れいむ達。 大丈夫! お兄さんはれいむちゃんもまりさちゃんもどっちも大好きだからねえぇぇ! そして、日付は変わり翌日 仕事から帰った俺は、早速れいむの茎に実った赤ゆをチェックした。 「れいむちゃん、れいむちゃん、…(中略)…れいむちゃんに~………れいむちゃん!」 結果は7匹全部、とってもかわいいれいむちゃん! 穏やかな笑顔で「ゆぅ…ゆぅ…」と寝息を立てている。 まだプチトマト大だが、出産促進剤が効いているのでもう生れ落ちる頃合だ。 「お、おかしいよぉ…! こんなのへんだよぉ…!?」 ずっと呆然と頭上の赤ゆを見つめているだけだった母れいむが、ようやく口を開いた。 そんなれいむを諫める。 「こら、れいむ。自分の赤ちゃんの事、変だなんて言っちゃだめだよ。こんなにゆっくりとした赤ちゃんじゃないか?」 「ち、ちがうよおぉ…! そうじゃなくてぇ…! どおしてあかちゃんこんなにいるのに、みんなれいむとおなじれいむなのぉ…?!」 「いや、そんな事言われても、産んだのれいむだし」 「ゆえっ…ゆええぇ…! おきゃあしゃーん! どうちてまりしゃを うんでくれにゃいのー?!」 「ゆっぐ…まりしゃたち…おにいしゃんに いたいいたいされぢゃうぅ…まりしゃやぢゃよぉぉ……!」 「れいみゅのいもうちょがちんじゃうよぉ! ゆああぁん!!」 今朝までは、今度こそお家に帰れると楽しそうにしていた一家が一転して恐怖に包まれ泣き喚く。 そんな家族達の声が聞こえたか、或いは、母れいむの恐怖が茎を通して伝わったか、 それまで穏やかな寝顔を浮かべていた新生赤ゆ達の表情も不安げになってくる。 「さーて、れいむちゃんしか生まれなかったことだし! お兄さんも心を鬼して処刑タイムにしっましょっかね~♪」 「ゆっ?! お、おにいさん、まってね! これはなにかのまちがい…な、なにするのぉぉ?!」 お楽しみ開始の宣言をした俺は、ゴトゴトと準備しておいた小道具を引っ張り出す。 水槽から取り出した母れいむを、れいむの直径と同じぐらいの板の上に乗せ、ビニール紐で縛り付ける。 これで跳ねる事も這う事もできない。 「やめてね! やめてね! れいむにひどいことしないでね!」 「「「おきゃあしゃんにひぢょいことちないでえぇ!」」」 「大丈夫、大丈夫。ちょっと大人しくしててもらうだけだから」 動けなくなったれいむを再び水槽に戻し、ここからが本番。 茎の真下を中心に、地面の上に落ちてくる赤ゆを受け止めるためのクッションを並べる。 「お、おおお、おにいざあぁん?! なにおいでるのおぉ!?」 「これは剣山って言うんだよ。とってもとかいはなクッションでしょ?」 「やめでよおぉぉ!! あがぢゃん ぢんじゃうでじょおぉぉ?! それどかしでえぇぇ!?」 「いや、殺すためにやってるんだし」 いや増した恐怖が伝わったか、茎に実った赤ゆ達の表情が更に不安の色を濃くする。 無理もない。これから何が起こるかわからない未知のゆん生。 先の見えない未来に不安を抱くのは、人間もゆっくりも同じではないだろうか? というわけで、その不安を払拭するために、ゆん生の先輩であるお姉ちゃんにこれからのゆん生を語ってもらうことにしよう。 「えーと、今日殺しちゃうお姉ちゃんは……ニ連続れいみゅちゃんだったから…れいみゅちゃんでいいか」 「ゆひ…ゆひいぃぃ……れいみゅ…ちにたくにゃい……こっちこにゃいでえぇぇ……」 角形の剣山を何枚か敷き詰め終えた後、 水槽の中で腰餡を抜かして動けなくなっている赤れいむを摘み上げ、茎と同じ高さから剣山の上に落とす。 ひゅ~ プスプスプスプスプスプスプスプス 「ぴんぎゃああぁぁぁああぁあぁぁあっっ!?!?」 何本もの針があんよに突き刺さる。 体重の軽い赤ゆであるが、ある程度落下距離があったので、饅頭皮に深く突き刺さった。 針先は中の餡子まで到達しているだろう。 「ぴぎっ! ぴぎいいぃっ! いちゃいっ! やめっ、とげとげしゃんやめちぇっ! いちゃいっ! ゆきいぃぃ!」 赤れいむはなんとか針を抜こうと身を捩るが、 足場のない針山の上、あんよに針が刺さった状態では、思うようには動けない。 お尻を持ち上げてはあごに食い込む針に泣き、あごを持ち上げてはお尻に食い込む針に叫びをあげる。 そんな堂々巡りを繰り返す内に、針はますます深く赤れいむの餡子に食い込んで行く。 「ぴいぃっ! いちゃいよぉ! とげとげしゃあんっ! ぴきっ! れいみゅにちくちくちないでえぇ!」 「「「「「「「……!? ……!?」」」」」」」 下で待つ姉赤れいむの呼び声に、まだ目の開いていない妹の赤ゆ達も素敵な未来を予感したか、ブルブルと震え出す。 その震動で茎が揺れる事で、赤ゆ達が生まれ落ちるのが早まる。 (ゆ? ゆっくちうまれりゅよ!) ひゅ~ プスプスプス 「ぴゅきいいぃぃっ?!」 (ゆゆっ?! きょわいよぉぉ!) ひゅ~ プスプスプス 「ゆぴいいぃぃっ!!」 (れいみゅまだうまれちゃくないぃぃ!) ひゅ~ プスプスプス 「いぢゃああぁいっ!!」 悲鳴で最初のご挨拶をする妹赤ゆ達。 その声に、まだ茎に残っている赤ゆ達は下で何か恐ろしい事が待ち受けている事を確信する。 「「「「……!!」」」」 茎から落ちまいと、茎に繋がった頭頂部に力を込めているのか、眉間に皺を寄せて何かを踏ん張っている。 だが、恐怖から来る震えは止まらず、次々に茎から切り離されて、悲鳴を上げる。 中にはパニックに陥りバタバタと暴れ出し余計に落下を早める者もいた。 「ぴいぃっ! ゆぴいぃっ!」「あんよいちゃいよおぉぉ!」「ゆっきちできにゃいぃ!!」 「おきゃーしゃあん!」「たちけちぇよおぉ! ぴきぃっ!!」 無事生まれ落ちた7匹の赤ゆ。 姉よりも軽いプチトマト大のため、針はあまり深くは刺さっていない。 そのため、身動きを取ることはできるのだが、動いた先もまた針のむしろ。 一歩這って悲鳴を上げて身をのけぞらせ、バランスを崩してコロンと転がってはまた悲鳴を上げる。 泣き叫び、じたじたと体を曲げて蠢き踊る7匹の赤ゆちゃん達の姿は、まるで楽しいお遊戯会。 よじよじ じたじた ころりん ぴこぴこ 「わ~赤ゆちゃん達かわいいなあ! みんなダンスがお上手だよ~!」 俺も手拍子のリズムで応援するが、みんなめいめいまちまちに動くのでリズムの取りようがない。 しかし、この自由奔放さこそが赤ゆちゃんのダンスの魅力だ。 「おにいさぁん…! もう…もう…やめてよぉぉ! あかちゃんがいたがってるよぉぉっ!?」 親御さんはこの線から出ないでくださーい。 でもヒートアップする親の気持ちもわかる。 今まさに赤ゆちゃん達がかわいいソロパートを披露してくれている真っ最中なのだから。 「いぢゃいいぢゃいいぢゃぁいっ! とっちぇええ! これとっちぇええぇ!」 転がる内に頭から針に突き刺さり、逆さまになった状態であんよを虚しくグネグネ動かす赤れいむ。 「ちくちくいちゃいよぉ! やめちぇえぇ…ゆぎゃああぁあっ! にぇいみゅのきゃわいいおべべぎゃああぁぁ!!」 前のめりに倒れて両目にサックリとサミングをくらう赤れいむ。 「おねいぢゃあぁあん!」 「やべぢぇええぇ! のっきゃらないぢえぇ! ぎゅぎゃああぁあぁっ!!」 唯一の安全地帯、動けない姉赤ゆに辿り着き、その上によじ昇ろうとする赤れいむ。 妹の分だけ重量が増した姉は、更に餡子深くに針が突き刺さり絶叫する。 半狂乱で振り回したもみあげが妹赤ゆの目に入り、のけぞった妹赤ゆは再び針山に転がり落ちる。 「いちゃいぃ…ゆーちょ…! ぴぎっ!? …ゆ、ゆーちょ…! ゆぴいぃっ!」 次々と刺さる針の痛みに泣きながらも、針山の端に向かって着実に這い進む赤れいむ。 無論、そんなにあっさり逃げられる程ゆん生甘くはない。 「ゆ…もーちょっとりゃよ……ゆーちょ… …?! ぴっ?! ゆびぎいいぃいいぃっ!?!?」 剣山クッションの外周近くの針には、ベットリとタバスコを塗りつけてある。 傷口から染み込む辛み成分に、赤れいむは狂ったように針のむしろを転げ回り、更に傷を増やしてはまた転げ回る。 そして、口からタバスコ付きの針山にダイブ、タバスコ味の針に舌を縫い付けられて動きを止めた。 「ゆぎっ…! かりゃっ…!? こりぇ…! どくっ…! ゆぴいぃ…! にゅいちぇっ…! にゅいちぇぇ……!」 数分後 「いちゃ…いよ……」「ゆひっ…ゆひっ…」「ゆ゛…ゆ゛…」 流石に踊り疲れたか、もう一歩も動けなくなった赤ゆ達が、剣山の上に横たわる。 垂れ流した涙とちーちー、傷口から零れた餡子が剣山の土台をたっぷりと汚していた。 「ふふふ! 赤ゆちゃん達ぃ! とってもかわいいダンスだったよぉ! それじゃお昼寝の時間にしようねえぇ!」 俺の声に、背中が針山に刺さって動けなくなっていた赤ゆがこちらに目を向け、その視線が俺の手の上の物に吸い寄せられる。 「ゆ…? ……!? や…やぢゃやぢゃやぢゃあぁっ!!! ゆんやああぁぁっ!!」 「ゆっくりおやすみ…れいみゅちゃああん……ふふ…うふふふ……ゆふふふふ……!」 剣山のベッドで眠る赤ゆちゃん達の上に、ゴトッ、ゴトッと、そっと剣山のお布団を被せてあげた。 [残り赤ゆ] まりさ×4 れいむ×1 ========== れいむ、6回目の妊娠 今日は仕事の都合で帰りが遅くなってしまった。 茎に実っていた赤ゆ達も、もう生まれ落ちている頃だろう。 果たして今日こそは無事赤まりさが生まれてくれただろうか… 「ゆ、ゆっ! お、おにいさん! うまれたよ! あかちゃんのまりさがうまれたよ!」 虐待部屋に入るなりれいむの方から声をかけてきた。 へー産まれたんだー、どれどれ。 水槽の中には、プチトマト大の新生赤ゆが5匹。 見ると確かに、一匹だけ黒いお帽子を被った子が交じっている。 「わー! ほんとだ! とってもかわいいれ…赤ゆちゃんだね!」 「ゆ? ゆっくちちちぇいっちぇね!」 かわいいと褒められた赤ゆちゃんが、ブカブカお帽子の下で左右のもみあげを元気よくピコピコ動かしながら、俺に挨拶をする。 「はいはい、ゆっくりしていってね!」 「ね? ね!? ちゃんとあかちゃんのまりさでしょ!? だ、だかられいむたちをおうちにかえしてね!」 「うん! 勿論だよ! 約束通りお家に帰らせてあげようね!」 「あ、ありがとう! おにいさん! で、で、いつかえらせてくれるの?」 ダラダラと全身に汗を浮かべている母れいむを水槽から出し、透明な箱に移す。 続いて赤ゆ姉妹も。 箱に移された母れいむと姉の赤ゆ達が、チラチラと水槽の方に目をやる。 「ゆっ? ゆっ?! ちょ、ちょっとまっておにいさん!? い、いまかえるの?!」 「あっれー? お姉ちゃん達どうしたの? お家に帰れるよ? 嬉しくないの?」 「「「「ゆぴゃああぁあっ?!」」」」 れいむの言葉を無視し、やたらビクビクとしている姉の赤ゆ達に声をかけると、素っ頓狂な声を上げて飛び上がった。 何をそんなに怯えてるんだろうね! ふふふ…! 「ああ…そっか…妹やお姉ちゃん達…ゆっくりできなくなっちゃったもんね…みんなゆっくりできないよね… そうだ! お土産に食べ切れないぐらいのあまあまさんをあげようね! だからみんなでゆっくりしてね!」 「ゆ…ゆわーい! あ、あかちゃんたち! よ、よかったね! ね?!」 「「「「ゆわあぁぁ! あみゃあみゃしゃん!!」」」」 れいむがどうやら笑顔のつもりらしい歪な表情で目を泳がせながら大喜びする。 妹の赤ゆ達も笑顔で大喜びをしているが、お姉ちゃんの赤ゆ達はまだ水槽にご執心のままで気もそぞろだ。 俺も水槽にチラチラと視線を送ってみると、れいむが更に全身から汗を垂れ流す。 「あ、あ、あ、あの、おにいざん! きょ、きょうは、もうよるざんだから、れいぶだぢおうぢかえるのはあじだに…」 「じゃあみんなお家に帰ろうねえ! ゆっくりできるあまあまさんも一杯あげるからねえ! みんなで仲良くゆっくりと暮らしてねえ! それじゃあね! さようならああぁぁ!」 れいむの声を遮るように、俺が大声を張り上げる。すると 「ゆやああぁあっ! まりちゃをおいちぇかないでえぇぇ!? どうちちぇおいちぇくのおぉ!? おきゃあしゃあんっ!!! やぢゃあぁ! まりちゃもおうちかえりゅううぅぅ!!」 水槽の中から、大きな泣き声が聞こえた。 改めて説明するまでもないと思うが、 今回生まれた赤"まりさ"は、赤れいむに姉である赤まりさのお帽子を被せてまりさに見せかけたもの。 で、水槽でひとりおいてけぼりにされたのが、お帽子を貸した姉赤まりさ。 水槽の中に入れてある石の影に隠れていた。お尻が見えてたけど。 ゆっくりは飾りで個体識別をしているので、 飾りを他のゆっくりにつけると、そのゆっくりを本来の飾りの持ち主のゆっくりとして誤認識する。 これは親子や姉妹であっても区別がつかないほどだ。 今回みたく、自分達自身が目の前で飾りを渡した場合には、流石に"擦り替わった"と認識できるようだが、 それでも、帽子付きの赤れいむは赤まりさそっくりに見えていたのだろう。 餡子脳ではかんっぺきっな偽装だと思っていたのかもしれないが、 人間である俺からすれば、どう見てもまりさ種の帽子を被った赤れいむにしか見えない。 まんまと俺を欺き、帰宅の確約を取り付けたら、後は帰る直前に隙を見て赤まりさを口の中に隠すつもりだったらしい。 しかし、その"隙"はなく、赤まりさ一匹おいてけぼり。あの時の泣き顔のかわいらしさと言ったら…! こんな間抜けな抵抗が見られるから、監禁ゆ虐は楽しいよなぁ… 「やめちぇ! やめちぇ! やめちぇええぇっ! まりちゃのおぼうちしゃん、もうちょきちょきちないでえぇぇっ!!」 なんて事を考えながら、赤まりさが妹れいむに貸したお帽子をハサミで細かく切り刻んで行く。 「ほーら、まりちゃちゃん? 大事な大事なお帽子を他の子に貸しちゃうから、お帽子さん切られちゃったよぉ?」 「まりちゃじゃにゃいよぉぉ!? おきゃあしゃんが おぼうちとっちゃのおぉ! まりちゃ、いやっていっちゃのにぃぃ!!」 「おにいざんごべんなざいいぃ! でいぶがわるいんでずうぅ! おちびちゃんはわるぐないんでずうぅ! もうやべであげでぐだざいぃぃ!!」 「ちょーきちょーき! お帽子さんちょーきちょーき!」 「まりちゃのしゅてきなおぼうちしゃんがあぁぁーっ?!」 ……… 「ゆぐっ…おぼうちしゃん……ゆっぐ…もどっちぇ…いじわりゅちないで…もちょにもどっちぇよおぉ…」 「さ、じゃあ赤ちゃんまりさも生まれてなかった事だし、いつものヤツ行っとく?」 べそをかく赤まりさが、細切れになったお帽子だった物を舌で並べてなんとか元の形にしようとしているのを 指先でグシャグシャにしてから、本日の処刑タイム開始を宣告する。 「今日はどの子がいいかなぁ……よし! れいみゅちゃんだ!」 「ゆんやああぁぁっ!?」 「…と、思ってたけど、大事なお帽子貸しちゃった悪い子まりちゃちゃんが死のうねっ!」 「ゆっ…ぐ…ゆっぐ…まりちゃ…わりゅいこじゃにゃいよぉ… おきゃあしゃんが…おきゃあしゃんがあぁぁぁ……ゆびええぇぇん…!」 うんうん。いい泣き顔だね。 「良い子のまりさちゃん達はちゃんと覚えておいてね! とっても大事なお帽子! 他の子に貸しちゃったらゆっくりできなくなっちゃうからねえぇ! ……わかったか?」 ブルブル震えていた他の赤まりさ達が俺の言葉に涙目でコクコクと何度も頷く。 お間抜けイベントを見るのは楽しいが、同じネタを使われても萎えるので一応釘を刺しておく。 「よーし、今日はコレでいこうかな~」 取り出したものは、一本の竹ひご。 そこに"ある物"を被せてから、妹の赤ゆを一匹摘み上げ、あにゃるにブッスリと突き刺す。 「ゆびいぃぃ! いぢゃいぃぃ! れーみゅのあにゃりゅしゃんがあぁぁ! ゆげっ?!」 最後のゆげっ、は竹ひごを貫通させて赤ゆの口から突き出させた時に鳴った音だ。 串刺し状態になった赤ゆは、目を白黒させながら自分の喉を突き破って生えてきた竹ひごを見つめている。 「ゆげぇっ…! いぢゃっ…! のぢょっ…! あにゃりゅしゃ…! たっ、たちけちぇ…!」 さて、竹ひごに被せてあった物は、ゴム風船。長い棒状に膨らむタイプの物だ。 この風船の先っぽを指で摘み、中の竹ひごだけを引き抜く。 はい、これで風船が赤ゆの体を貫いた状態になりましたー じゃあ、いってみようか。 大きく息を吸い込みー フウーーーー!!! 思いっきり風船に向けて吹き込んだ。 「ゆぎゃ ブチンッ 一気に膨らませたので、悲鳴が終わる前に赤ゆの体が千切れ、上下に分断されて水槽の中に落ちた。 「「「「ゆびゃああぁっ!?!?」」」」 ボトボトと落ちてきたモノに、姉妹達が悲鳴をあげる。 口の上と下で離れ離れになってしまった赤ゆの方は、流石に声が出せない。 何かを言おうとしているのか、下半分にくっついた舌がピクピクと蠢いてはいるが、まったく声は出てこない。 その様子を、逆さまに転がった上半分が涙を流しながら見つめている。 そして、舌の動きが止まったのを見届けてから、上半分は暫く痙攣した後、目玉をグルリと反転させ、こちらも動きを止めた。 「あがぢゃんがああぁっ!?」 「まりしゃのいもうちょがああぁぁ!!」 「こあいよおぉ! おきゃあしゃあん! おねえちゃあん!」 「は~い、じゃあ次」 「ゆにゃあぁぁ! やめちぇぇ! ゆっくいちたぁい! ゆっくいちたいよぉ!」 悲鳴をあげて怯える妹赤ゆ達から一匹を選んで摘み上げる。 今度は口からあにゃるへと逆方向に風船を貫通させてから口に咥える。 俺と赤ゆの目が合う体勢だ。 「やめちぇ…! れいみゅぶっちんしゃんやあぁ…! ゆっくちでき フー… ゆぶっ?!」 今度は少しずつ息を吹き込み、直径1センチほどまで膨らませる。 それでもプチトマトサイズの赤ゆにとっては相当の圧迫感があるだろう。 「ゆぶぶ…! いちゃ…! れ…みゅ…おかお…ちぎれちゃ…! やめ…! おにいしゃ…!」 俺の眼前で、涙目で必死に助けを請う赤ゆ。 大きく開いたお口の端の饅頭皮がビロンと伸び、中の餡子が透けて見える程に薄くなる。 その表情を楽しみながら、更に息を吹き込む。 「ゆ…ぶっ…いぢゃっ…ちぎれ…りゅ…ゆごっ…! も゛ぼっ……!」 口をあんぐり開けたままの変則ぷくーで膨らみ、こちらを威嚇してくる赤れいむ。 口の端の皮がぷちぷちと裂け始めたかと思うと、みるみる頬まで裂け目が広がり、中の餡子が露になる。 更にもう少し息を吹き込む。 「も゛…! も゛っ…!!」 喉を完全に塞がれ、まともに出せなくなった言葉の代わりに、 ボロボロ涙を流す目とピコピコ揺れるもみあげが俺に何かを語りかけているようだ。 「もうやめでえぇぇえ! れいむのあがぢゃんにひどいごどじないでええぇ!!」 ブチ切れ寸前の赤ゆが母れいむの声に気づき、助けを求めるかのように視線を水槽の方に彷徨わせたところで、とどめのもう一息。 ブチッ…ブチブチ…ブチッ! ボトッ 再び赤ゆの部品が、水槽の中に落ちる。 だが、落ちたのは下半分だけだった。 上半分は膨らんだ風船の上にバランスよく乗った状態でそこに留まっていたからだ。 ピコピコピコピコピコピコ…! 風船を咥えたままの俺の目の前で、もみあげが激しく動き続け、暫くして、止まった。 「あがぢゃあああんっ!! ゆああぁ!! どおじでごんなあぁぁ!」 「よし! 最後はみんな仲良くいこうね! お姉ちゃんも一緒だよ!」 「ゆぴゃあぁぁっ!! ゆぎっ!?」 「おきゃあぢゃああんっ!! ぎびゅっ!!」 「た、たちっ…たちけちぇぇ…たちけちぇえぇ!! ゆぴぃっ!」 「ゆやぢゃああぁっ! まりちゃをぶちぶちちないでえぇ!! ゆげえっ!」 姉の赤まりさと残った妹赤れいむ3匹を捕まえ、一つの風船にまとめて通し、少々の事前準備を施す。 なお、俺の側から見て、こちらにお尻を向けた赤れいむ3匹が連なり、その妹と対面する向き一番外側に赤まりさの順だ。 フーーー… 息を吹き込むと、ポンと風船が膨らむ。 「「「「ゆぎゅぷっ!!」」」」 体の芯から外側に向けて強い圧迫を受けた4匹が一斉に声を上げた。 こちらに向いた赤れいむ達のお尻が振られる。 プリンプリンと振られるのではなく、プルンプルンと小さく震えるような振られ方だ。 あにゃるに風船が通ってる状態なので、あまり派手な振り方ではないが、その奥ゆかしい動きがまた愛らしいではないか。 俺からは赤まりさの涙目顔しか見えないのが残念ではあるが、きっと妹達もいい表情を浮かべてくれているのだろう。 フー… 「「「ゆも゛ぉっ…!!」」」 「やめ゛っ…おにいしゃ…! まりぢゃの…いもおぢょ…! ちんじゃうっ…!」 体の小さな妹達は、既にお口が一杯一杯に広がったのか、もうまともな言葉を発音できない。 替わりにまだ余裕のあるお姉ちゃんが、苦しそうに妹達を気遣う声を上げる。 さっきまではお帽子を細切れにされて泣いていたというのに。麗しきかな姉妹愛。 フー… 「「ゆぼっ!!」」 「ゆも゛…! いも゛っ…ぢょ…があぁっ…!」 上がった悲鳴は赤れいむ2匹と赤まりさ1匹分。 赤まりさの目の前にいた赤れいむは上下バラバラになって脱落した。 その光景を目の前で見ていた赤まりさと、すぐ後ろの妹赤れいむがちーちーを漏らす。 「「ゆぶぶ…! ゆぶぶ…!」」 残った赤れいむ達は、まだ千切れていない。 予めほっぺにセロテープを張って饅頭皮を補強しておいたお陰で伸びにくくなっているのだ。 あにゃるの周りの皮が裂け、俺からは見えないがおそらくは口も裂け、苦しそうに呻いているが、まだまだ健在。 元気にもみあげをピコっている。 さあ、もう少し息を吹き込んでみようか。 フー… 「ゆぎょおっ?!」 おっといい声が聞こえたね。 声の主、真中にいた赤れいむちゃんの様子を見てみよう。 こちらからは、大幅に拡張されたあにゃるしか見えないので、風船を折り曲げて、顔をこちらに向けさせる。 小さなお口は、顔の端まで真一文字に裂けているが、セロテープのおかげで裂傷はそこで止まり、 かろうじてお口の上と下がサヨナラするのを引き止めている。 縦方向の引っ張りにかなり強くなっているのだ。 しかし、風船は縦にばかり膨らむ訳ではない。 横方向への膨らみで、顔の中心線上の饅頭皮が伸びて薄くなり始め、赤れいむの両目が離れてきている。 こうして俺が見ている最中にも、ミチミチ…と伸びきった顔の皮が破れ始め、中の餡子が見え出してきた。 更にもう一息。 フー… ブチ…ブチ…ブチブチィッ ボトッ 「ゆ゛…ぶ…!」 「ゆ…や゛あ゛…ぶっ…まり…の…いもお…ぢょ…ゆもっ…!」 メリメリと真ん中から左右にゆっくり裂けて、水槽へと落下して行った。 最後の赤れいむ、俺の口から一番近い子は、まだ耐えている。 こちらはほっぺだけじゃなく、側面を一周させてセロテープを巻いてあるから、大変丈夫である。 フーーー…! 「……!!!」 「ゆぼっ…!? ぼっ…! びぼ…うぢょぉ……!」 再び風船が膨らむ。 最後の赤れいむのいる箇所だけ風船が窄まった状態で。 セロテープの輪が内からの圧力に耐えて、その場所だけ風船の膨張を押さえ込んでいるためだ。 だが、セロテープが圧力に耐えたところで、セロテープと風船の間の物も耐えるかと言うと、そうではない。 セロテープの輪と風船に挟まれて残っているのは、薄く潰れた饅頭皮一枚のみ。 その下にあった筈の餡子は、口とあにゃるの饅頭皮を押し広げて、水槽の中へボトボトと落ちてしまっていた。 さてさて、最後に残るはお姉ちゃんのまりさちゃん。 一番の特等席から、妹達が千切れたり、饅頭の抜け殻になって行く姿をつぶさに見ていたその目が、 今はその感動のラストシーンを反芻するかのように、固く閉じられ、涙を流している。 フー… 「んも゛ぉっ…!?」 眼底からの圧力に、目玉が半分ほど飛び出し、閉じていたおめめが再び開いて、俺を見る。 その怯えきった涙目に笑いかけてから、空気が抜けないようにして一旦風船から口を放す。 「まりちゃちゃあん、これから妹達みたくブッチィンって千切れちゃうよ? 怖い? ブッチンはイヤ?」 「ゆも゛ぉっ…!! も゛ぼっ…!!」 言葉は発せなくとも、目は口ほどに物を言う。 その涙が全てを俺に伝える。 「うんうん、わかる、わかるよー。そうだよねぇ。ブッチンはヤだよねぇ。 じゃあ、お兄さんがまりちゃちゃんがブッチンにならないようにしてあげるねええぇぇ!」 別の風船−大きくて透明度が高いもの−を取り出し、ハサミで切り開き、一本のゴムの帯状にする。 これを赤まりさと、その前後を囲むようにぐるっと巻き付ける。 被せた風船の下に透けて見える赤まりさちゃんが、 イヤイヤをするように目だけを左右に動かしている姿がかわいすぎて生きてるのがつらい。 「始まるよ! 始まるよ! かわいいまりちゃちゃんのすーぱーぷくぅタイムが始まるよ!」 そう言って再び風船を口に咥える。 水槽の中の姉妹達からゆんやゆんやの大喝采が聞こえてくる。 お母さんも感激の涙を流している。 フーーー…! 「ゆ゛ぼお゛っ………!?!?」 内側の風船が伸び、あっという間に赤まりさのお口とあにゃるが横に裂ける。 だが、一緒に伸びた外側の風船に押さえつけらているお陰で、千切れるまでには至らない。 フーーー…! 「~~!? ~~!!」 口元から、赤まりさの顔に縦に亀裂が走り始める。 ミチミチと皮が破れ、餡子色の亀裂が眉間へ、おでこへ、頭へと広がって行く。 風船の下で行き場のない涙を滲ませ、俺に向かって命乞いをする両目が徐々に離れて行く。 だが、千切れるまでには至らない。 フーーー…! 「………!!!」 風船と風船の間の空間に、赤まりさの餡子がじわじわと滲み出す。裂けたお顔やあにゃるから。 喉やあにゃるを通ってから排出された分は別として、 裂けた皮から漏れ出た分は、風船で押さえつけられているお陰でまだ体内の餡子と一つに繋がった状態。 言ってみれば、皮を剥がれた状態と変わらない。 だからまだ、命を奪うには至らない。 どんどん、どんどん、餡子が広がる。皮も広がる。広く広く、薄く薄く。 それでも命を奪うには至らない。 潰れて倍ぐらいに広がった小さなおめめが、遂に破裂して円形を留めなくなった。 その下からも、餡子が溢れ出してくる。 フーーー…! フーーー…! フーーー…! ……… ……… 外側の風船をそっと剥がし、内側の風船の空気を抜く。 「はい、プレゼント」 水槽の中で固まって震えている赤ゆ達の頭上から、風船に貼り付いていたソレを落とす。 約束通り千切れることなく繋がったままの、ペラペラの餡子のリングがパサリと音を立てて落ち、赤ゆ達の周りを囲む。 落ちたリングの外側の一部が捻れて裏返り、赤ゆ達の方を向いた。 そこに貼り付いていたのは、髪の毛、そして薄く引き延ばされた丸い穴の開いた饅頭皮。 赤まりさのお顔の右上側だった。 「「「「ゆぴ…ゆぴぴ……ゆぴいいぃぃぃぃーー!!」」」」 赤ゆ達が、一声鳴いた後、口から餡子の泡を吹いて気絶する。 餡子リングは暫くブルブルと震えていたが、やがて動かなくなった。 「あがぢゃん……あがぢゃああぁん……かえれると…おもっだのにぃ……」 愕然とした表情で餡子リングを見つめながら、母れいむが涙を流す。 そんなれいむの髪をそっと撫でて、静かに声をかける。 「れいむ…元気出しなよ…れいむがしっかりしないと赤ゆちゃん達がゆっくりできないよ… ほら、死んだまりさちゃんも言ってるよ…聞こえない…? …ゆやあぁぁあぁ、まりちゃちにたくないよー おかーさんがおぼうしとらなかったら、まりちゃはちななくてすんだのにー どーちて、まりちゃのおぼうししゃんとっちゃったのー おかーさんはまりちゃのこときらいなんだーゆええええん」 「ゆっぐ…ぢ、ぢがうのぉ…れいぶのあがぢゃん……れいぶ…れいぶ…ぞんな…づもりじゃ…」 「おかーさーん、くるちいよぉぉー、いたいよー、おくちがさけちゃうよー、からだがちぎれちゃうよー、 おかーさーん、まりちゃちゅぶれちゃうよー、まりちゃをたしゅけてー、 おかーさーん、まりちゃのおぼうしかえしてよー、まりちゃゆっくりできないよぉぉ…… …どう、れいむ? 少しは元気出た?」 「ごべ…ごべんね…あがぢゃん……ごべん…ねえ…ゆる…じでねえ…おがあざんをゆるじでえぇぇぇ……」 俺はれいむの涙を餡子リングでそっと拭ってやった… [残り赤ゆ] まりさ×3 れいむ×1 ========== 今日は日曜日。 積んであった本を虐待部屋に持ち込み、読書に勤しむ。 とは言え、実は本の内容はほとんど頭に入っていない。 俺のすぐ横の水槽で楽しいイベントが発生しているせいだ。 「ゆ…こうなのじぇ…」 「ちがうよ…こうぢゃよ…」 何やらボソボソと言葉を交わしているのは、二匹の赤まりさ。 母れいむの背後で身を寄せ合って、嬉しそうにお喋りをしている。 その二匹にチラリと視線を送り目配せをすると、二匹がぽいんと跳ねて答えてくれた。 母れいむは今はお昼寝の時間。 食事に微量のゆっくり用睡眠薬を混ぜておいたので、ご飯が終わるとすぐに舟を漕ぎ始めた。 額からは茎が伸び、四つの実ゆっくりが実っている。 予定日は明日。まだ種族不明。 きっと今度こそ無事赤まりさが生まれて、みんなでおうちでゆっくりしている夢でも見ていることだろう。 「ゆ…ゆっ…にゃんだか………きちゃよ……」 赤まりさ達の様子を横目で伺う。 そこで起きている事を見て、顔のニヤけが止まらない。 「「………………ぃぃぃーーー!」」 一際大きい声を聞いた瞬間、思わず噴き出しそうになり、慌てて本で顔を隠す。 赤ゆの声に反応して、母れいむが目を開いた。 だが、まだ夢うつつのようだ。 「ゆうぅ…いまのこえなに…? おちびちゃん…? ゆっくりしていってね…ゆぴー…」 眠たげに目を開いたれいむだったが、すぐに目蓋が下りる。 母れいむが再び眠りに落ちたのを確認して、赤ゆ達がまたお喋りを開始する。 「みょういっきゃい……」 「ゆぅ…にゃんだか…しゅっごく……のじぇ…」 ……… 「「………………りいいぃぃぃーーー!」」 またもや上がった大きな声に母れいむの目が半分ほど開くが、すぐに閉じる。 「ゆっ…こんぢょは…まりしゃが……」 「ゆっ…ゆふん…ゆぅぅん……」 「まりしゃたち なにちてるにょ? れいみゅもいれちぇね!」 「し、しじゅかに…! しゅ…しゅるのじぇ!」 「れ、れいみゅは…ゆぅ…! あっち…いっちぇよぉ!」 「ゆぅぅ…どうちてなかまはじゅれにしゅるのぉ…」 再び何事か始めた赤まりさ達に気付き、赤れいむが近づいて来たが、興奮した様子の二匹に追い返される。 「ゆえぇぇ…おきゃあしゃーん! まりしゃがいじわりゅしゅるー!」 ポインポインと跳ねて行った赤れいむが、母れいむのもみあげを引っ張って泣きつく。 それでようやく母れいむも目を覚ます。 「ゆぅ~ん…? どうしたの、おちびちゃん……? ゆ…この声…何……?」 キョロキョロと周囲を見回し、やがて、背後にいる赤まりさ達に向き直った、その直後 「「ちゅっ! ちゅちゅちゅちゅちゅっ! ちゅっきりいいいいいぃぃぃぃぃーーーー!!!」」 粘液にまみれた頬をくっちょくっちょと擦り合わせていた赤まりさ達が、幼いすっきりを終えた。 「ゆああぁぁぁっ!? おぢびちゃん!? なにやっでるのおおぉぉ!? まだあかぢゃんなのにすっきりしちゃだめでしょおぉぉ!」 「ゆぴっ!?」「ゆべちっ!?」 れいむが悲痛な叫びを上げながら、もみあげで赤まりさ達を叩いて引き離す。 そのもみあげの先に、ネットリとした粘液がこびりつく。 すっきり三回分の粘液が。 「いちゃちゃ……ゆっ! おきゃあしゃん! まりしゃたち、おうちかえれりゅよ!」 「ゆぅ! しょうなのじぇ! まりしゃがいもうちょのまりしゃを……ゆ…?」 誇らしげに笑顔を浮かべていた、のじぇまりさの言葉が止まり、顔が苦悶に歪み始める。 その額が小さく盛り上がった。 「…ゆひっ…! かひゅっ…! ゆぎゅ……く、くりゅ……ち……」 母れいむが叱ったとおり、赤ゆっくり・子ゆっくりのすっきりは御法度だ。 赤ゆっくりを宿した母体は、赤ゆっくりに体内の栄養分を吸収される。 生まれる赤ゆっくりは、母体のサイズに関係なく普通の赤ゆサイズに成長するまで母体の栄養を吸収しようとする。 それが実った赤ゆの数分だ。当然、体の小さなゆっくりが賄いきれる量ではない。 栄養状態が極めて良好な子ゆっくりであれば一命を取りとめるケースもあるが、赤ゆっくりでは120%助からない。 「ゆが……が………ゆ゛………」 「あがぢゃあぁん! しっかりじでえぇ! しんじゃいやあぁぁ!」 のじぇまりさの額から茎がニョキニョキと伸び始め、更にもう一本、茎が伸び始める。 と、同時に饅頭皮が急速に黒ずみ、体のあちこちがボロボロと崩れ落ちる。 「も゛……ゆ゛……」 「ゆわああぁあぁ! れいぶのあがぢゃんがあぁぁ!?」 そして完全に黒ずんで枯れたのじぇまりさは、何も言わない黒い塊になった。 二本の茎からは、西瓜の種のような黒い物体が糸を引きながら幾つもぶら下がっていた。 「まりしゃあぁ!? どうちちぇえぇ!? にゃんでえぇえぇ?!」 一緒にすっきりをしていた赤まりさが叫ぶ。 その様子を水槽の上から覗き込みながら、俺が口を挟む。 「あー…まだ赤ちゃんなのにすっきりーしちゃったのかぁ…そりゃ、死んじゃうよねぇ…」 「ゆうぅぅ?! な、なにいっちぇるのおおぉぉ?! だっちぇ…ゆ…? ゆゆ…?」 「だって」、ね。 そうそう、そうだったよね、まりしゃちゃん。昨夜は楽しかったねぇ… ~~~~~~~~~ 「「「ゆぴー…ゆぴぴー……」」」 夜十時 ゆっくり達が眠れるように、夜は照明を絞っている暗い室内にゆっくり一家の寝息が響く。 足音を立てずに水槽に忍びより、そっと様子を窺うと寝息以外の声が聞こえてきた。 「ゆうぅ…おなきゃがすいちゃよ…」「あみゃあみゃしゃんたべちゃいのじぇ…」 空腹で寝付けないのか、ボソボソとお喋りをしているのは、二匹の赤まりさ達。 起きているのがいると都合が悪かったのだが、この二匹ならばちょうど良い。 ヒョイヒョイと二匹を摘み上げ、掌に乗せた。 「ゆっ?」「まりしゃおしょらをとんでりゅのじぇ! ふーわふーわ!」 「夜更かししてるいけない子はだーれだ?」 「「…!?」」 大好きなお兄さんこと俺の掌の上にいる事に気付いた二匹が、かわいい目ん玉を飛び出させる。 悲鳴を上げられる前に素早く赤ゆ達の頭を押さえつけ、小声で囁く。 「騒がないでね? 騒いだら、お兄さん、びっくりしてゆっくりできない事しちゃうかもしれないよ? ゆっくりりかいできる?」 お口を開けない赤ゆ達が、揃っておそろちーちーで肯定の返事をする。 やめてね! そんな目でお兄さんを見ないでね! 握り潰したくなっちゃうよおぉ! ……… 「むーちゃむーちゃ! ち、ち、ちあわちぇえぇぇ!!!」 「おいちいのじぇぇ! これめっさおいちいのじぇぇぇ!」 「ははは、麦チョコおいしいかい? さっきは驚かせてごめんね!」 俺の部屋に連れてこられた赤ゆ達は、最初はこの世の終わりを迎えたような顔をしていたが、 麦チョコを三粒食べさせてあげただけで、すっかりご機嫌になった。 「おにいしゃん! もっちょちょうだい!」「むぎしょこしゃんはゆっくちできりゅのじぇ!」 「だーめ、もう終わりだよ」 「「ゆうぅぅ…」」 途端に涙目。コロコロと変わる表情は見ていて飽きない。 もっちょよこちぇぇ! こんにょくっしょじじいいぃ! とか言わないトコもかわいくっていいよね! まあ、アレはアレで身の程を知らないおバカさ加減がまたかわいいんだけどね。ふふふ! あぁ、ホント赤ゆちゃんはかわいいなぁ…はぁ…潰したい…潰したい…潰したいなぁ…… 「ゆー? おにいしゃん、どうちたにょ?」 「ん? 何でもないよ? 麦チョコはあげられないけどね、お兄さん、かわいいまりさちゃん達だけに特別にいいこと教えてあげるね」 ……… 「ゆゆーっ! しゅごいのじぇ!」 「やっちゃあ! まりしゃたち、おうちかえれりゅにぇ!」 興奮気味にポヨンポヨンと飛び跳ねる赤ゆ達。 俺が教えてあげたのは、赤ゆでも理解できる簡単な事。 まりさとまりさですっきりーをして赤ちゃんが"生まれれば"、絶対にまりさの赤ちゃんになる ゆっくりのすっきりー行為は、赤ゆ同士でも実行可能だ。その後の事を考えなければ。 やり方もすりすり型なら至極簡単。 母れいむのすっきりーをいつも見せているし、後は本能でどうとでもなる。 俺からそれを聞いた赤まりさ達は、楽しげな計画を思いついて大喜びしていた。 「そうだ。この事はれいむお母さんには内緒にしておこうね」 「ゆ…? どうちちぇ…?」 「お母さんをビックリさせてあげるためだよ! そうだね、お母さんがお昼寝しているときにでも、こっそりすっきりーをしてごらん。 お母さんが起きたら、まりさちゃん達の赤ちゃんを見せてあげるんだ! きっとお母さん、大喜びして、すっごくゆっくりしてくれるよ~!」 「「ゆうう~ん♪ ゆっくち! ゆっくちぃ!!」」 「ふふふ! ゆっくり! ゆっくりぃ!」 ~~~~~~~~~ 「ゆ…だっちぇ…ゆぎ…?! …ゆ…おにいしゃ…ゆぎっ?! く、くりゅちぃ…!」 だって、お兄さんが教えてくれたんでしょおおぉ?! かなぁ? まりしゃちゃん。 そうだね。お兄さんが教えてあげたんだよね。 赤ちゃんがすっきりーしたら、死んじゃう事までは教えてあげなかったけどね。 ふふふ…なんでお兄さんの事、信用しちゃうのかな? 今まで、お兄さんがまりしゃちゃんの姉妹達に何をしてきたか覚えてないのかな? ばかなの? 黒ずんで死ぬの? なんでそんなにかわいいの? ふふ…うふふふ…… 3回目のすっきりーで母体となったのが、残った方の赤まりさだったようだ。 こちらは茎一本分なので、最初に死んだ姉妹よりも緩やかに死へと向かって行く。 「ゆ…ゆぐっ……くりゅちい…! …おきゃあ…しゃ……」 「お、おちびちゃん?! おちびちゃんもなのぉ?! ゆやあぁあぁ! じっかりいぃ! しんじゃいやあぁ!」 額から茎が伸び始め、体内の栄養分を急速に吸い出して行く。 それと共に赤まりさの体の各所が崩壊を始める。 「ゆぎっ……かひぃ……ゆひっ……くりゅ……し……きひっ……」 「おぢびぢゃあぁあん!!」 まずは呼吸器系…だろうか? ゆっくりに呼吸器があるのかは知らないが、息を詰まらせているような声を上げ始め、苦悶の表情を浮かべる。 「い…ちゃ…おかおが…いちゃ…かひっ…あんよしゃ…いちゃ……ぺりょ…ぺ……ちちぇ…」 「いだいの? おぢびぢゃん、いだいのぉっ?! おがあざんがぺーろぺーろじであげるがらあぁ!」 饅頭皮が黒ずみ始め、その表面がハリを失ってひび割れ、崩れ始める。 髪の毛も縮んで黒ずみ、三つ編みのお下げがボロッと崩れて地面に落ちる。 「みえ……にゃい……まっきゅ…ら……かはっ……こあい……よ……おべべ……いちゃ…けひっ…」 「おにいざあぁん! あがぢゃんだずげであげでえぇぇ! いばならまだぁぁ!」 「いや無理でしょ、これは。もうこんなだし」 片方の目がドロリと溶け、頬を伝って滑り落ちて行く。 その目玉を追うようにして、餡子と混ざった黒い涙が滴り落ちる。 残った目は、まだ眼窩に嵌ってはいるが、こちらも溶け始めている。 もはや眼球としての機能は果たしていないようだ。 「かっ……ひっ……いちゃ…い…くりゅち……ちぬ…にょ……や……ぢゃ……まり……しゃ……」 「おねがいぃ! おねばびじまずうぅぅぅ!!!」 歯が歯茎ごと次々に崩れて抜け落ち、舌は干涸らびたように縮んで行く。 体内の餡子がグズグズになったのか、体が球形を維持できなくなりベシャリと潰れてくる。 「も゛っ……ぢょ……………ゆ゛…………」 「あがぢゃあああああぁぁん!!」 目や口、あにゃる、しーしー口、その他、体に開いた穴から、ドロリと粘液状になった餡子が漏れ出す。 そのまま、黒い茎を生やした赤まりさは何も言わなくなった。 「ゆっぐ……あかちゃん……どおして……どおしてこんなこと……したのぉ……?」 黒ずんだ二匹の赤ゆの前で涙を流して呆然とする母れいむ。 「お兄さんにもわからないよー でも、ひょっとして…自分達がれいむの替わりに赤ちゃんまりさを産めば、お家に帰れると思ったのかな…」 「ゆっぐぐ……ごべんね……あかぢゃんごべんね……おかあざんが……おかあざんが…だめなばっがりにぃぃ……!」 笑いを噛み殺しながら投げかけた俺の言葉に、れいむが地面に頭を擦りつけながら、黒ずんだ赤ゆに向けて何度も謝る。 それから、ひしっと、残った二匹の赤ゆをもみあげで抱きしめた。 「おがあざん…ふたりを…しなせないからねぇ…なにがあっでも…たすげるがらねえぇ……!」 三匹の親子は抱き合いながら、ゆんゆんと泣き続けていた。 [残り赤ゆ] まりさ×1 れいむ×1 後編に続きます トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 邨占ォ悶%縺ョ莠コ繧、繧、莠コ笶暦ク鞘摎?鞘摎?鞘摎? -- 2018-03-30 12 05 51 ↓×8、↓×3 「まりさ帽子を被ったれいむ」は新しく生まれたれいむだから、ルール通り「バレた時」に殺されているだろ?(描写が無いけど) -- 2018-01-03 00 26 45 鬯シ諢乗Κ?橇汳 -- 2016-09-25 23 48 13 この鬼威惨おもしろいわ -- 2016-01-26 16 59 26 ↓↓↓↓↓確かに お前凄いな! -- 2015-12-26 13 35 10 あ、悪魔だ❗ -- 2015-05-11 23 51 56 ↓↓新しく生まれたゆっくり限定だよ?りかいしてる? -- 2014-09-28 21 44 04 この鬼異山最高だわww -- 2013-03-31 22 22 04 つーか、「赤まりさをもう一匹『くれたら』帰らせてやる」って言う前提を見事に忘れてるよね 赤まりさの帽子を被ってまりさ種に偽装(笑)した赤れいむが 自分をゆ身御供にして家族を帰そうなんて殊勝な事考えてるとは思えない反応だし 流石は都合の悪い事は忘却して良い事だけしか認識しない餡子脳 …まぁ実際は作者も場面演出が先行して忘れてたんだろうけど -- 2013-03-31 05 21 45 もしかして子作りに使われてたまりさって、まりさの帽子を被ったれいむなんじゃ… -- 2012-03-24 16 38 43 最終鬼畜鬼異山カッケェーWWW -- 2011-11-26 06 08 57 赤まりさ気付けよWWW流石餡子脳WWWW -- 2010-10-24 02 22 41